DPAの回転翼3級を取得すると決めたら、次はスクール探しです。通える範囲で色々と検索してみると、お値段以外で気になる点が。。。
それは基本飛行に追加する形態、いわゆる限定をどこまで取るのかという問題です。
回転翼3級の場合、具体的には、、、
目視外飛行
夜間飛行
危険物輸送
物件投下
高高度飛行
といった追加飛行形態が用意されています。
追加する形態の数により、当然ながら講習の時間も値段も増えますが、どうせなら”全部のせ”できるスクールを探してお願いすることにしました。
座学と実技、試験を含めた受講日数は4日間、お値段は30万円でした。”全部のせ”でこの値段は安い方じゃないでしょうか。
実はドローンに触れるのが講習初日という情けない状態でしたが、プロポの持ち方から丁寧に教えていただき助かりました。DPAの特徴として座学より実技を重視するため、講習はほとんど操縦の練習になります。また実機だけでなくシミュレーターを使う練習もありました。
というのも実機はバッテリーの容量で時間が制限されるのに加えて、操作に集中して結構疲労するため、長時間の練習は訓練効率が悪く、要所の息抜きとしてシミュレーターを使い、プロポの操舵感覚に慣れる時間を取っていました。
ちなみにプロポはラジコンと同じモード1(スロットルが右側)でやりました。ドローンではモード2(スロットルが左側)を使うことが多いようですが、初心者なのでインストラクターの教えに従うのみです(笑)。
実技はホバリングに始まり、スクエア飛行や8の字飛行といった科目を練習します。使った機体はTranerACEという練習用ドローンで、GPSやセンサーを切った状態でコントロールするのが正直大変でした。通常はGPSやセンサーの機能により、何も操作しなければ定位置でホバリングするドローンですが、練習や試験ではこれらを切るため、何も操作しなければあらぬ方向に飛んでしまいます。インストラクターの方がマンツーマンで教えてくれるので、何とか出来るようにはなりますが。。。やっぱり習うより慣れろですかね(笑)。
基本飛行が何となく形になれば、続いて追加飛行形態の実習に入ります。夜間飛行はまぁ暗いだけなんですが、目視外とか物件投下、高高度飛行は発見も多く新鮮です。これらの業務に従事するなら、もっと多くのノウハウを学ぶ必要があると感じました。
4日間の講習はあっという間に過ぎ、最終日の試験をクリアすれば、晴れて回転翼3級の資格がもらえます。あまり見ない”全部のせ”したドローンのライセンスをゲットだぜ〜!
これが最低限の実力しか担保してないのを理解してますんで、その辺は大目に見てくださいね。

しかし3級はあるけれど、2級や1級がないという不思議な資格でもあります(笑)。ドローン保険が付帯しているのは利点だと思いますよ。