モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿でツバキとカタクリを。(2024年4月13日)

2024年04月26日 | 男鹿半島4月

4月13日は男鹿へ約一週間ぶりに向かった。
これは最盛期のカタクリを見たかったから・・・
カタクリの生える門前五社堂の少し手前、
能登山を通りかかったら、椿がちょうど花盛りとなっていた。






この椿は日本海側としては北限のヤブツバキとして天然記念物にも指定されている。

なおヤブツバキは国内ではもっと北に位置する青森県夏泊半島にも生育しているが、こちらは日本海側ではない。
男鹿にはよく来るが、この花の開花に立ち会うのは久しぶりだ。


カタクリの方は、4月5日には三分咲きくらいだった(記録はこちら
が、今日はどうだろう。
五社堂下の宝物殿を過ぎると、999段の石段が始まるが、今回はそこのカタクリが満開だった。
厳密には朝一で7時頃通った時は花は半閉じだった。

朝一で7時頃のカタクリ



以下の写真6枚は一旦、五社堂まで上がって上の方の花を見てから下山し、9時半頃に撮ったものだ。

手前はカタクリ、奥の方にニリンソウ



カタクリ群生



カタクリ



ニリンソウ
 


(右上)カタクリ、アップで。

ニリンソウ群生



999段の石段を登り詰めたら、一輪だけ、シラネアオイが咲いていた。

 

(右上)シラネアオイの一番花

この株は何故か毎年開花が早い。他の場所のシラネアオイはまだ蕾も出たばかりのレベルなので
今年も一番花となっていた。
五社堂の境内はカタクリが花筵のように咲くところだが、今回はもはや終盤モードだった。

五社堂境内のカタクリ群生



キクザキイチゲとの混生



キクザキイチゲがやや多い場所



スミレ類はナガハシスミレが盛りだった。



五社堂



五社堂の裏の林ではフクジュソウはもう終わっていた。


フクジュソウ(実)とカタクリ

 

(右上)カタクリとスミレサイシン


スミレサイシンの葉は花が咲き終わる頃に展開する。

葉の形は名前の通り、トウゴクサイシンに似ている。

トウゴクサイシン



シュンラン



ナニワズはまだ咲き残っていた。




五社堂を下りてから、麓の勝楽寺に立ち寄ったら、エンゴサクがまだ咲き残っていた。

今年はこの花には長く愉しませてもらった。
また来年もよろしく。

この後、今日は能代市二ツ井の七座山(ななくらやま)に向かった。
行く途中、寒風山の上に茶色い雲が出ていたのに気づく。

エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?
 

この日の昼頃の男鹿付近は快晴で雲は皆無なのにそこだけ雲が有った。
茶色い色は何やら消臭剤メーカーのテレビCMに出て来る匂いのけむり?を連想させた。
ところがこの雲、肉眼ではしっかり見えるのに、写真に撮るとわかりにくい。
正体は何だろう。スギ花粉が雲のようになって漂っているのだろうか。
もしそうだとしたら凄まじい量の花粉だ。あの中に居たら、ひとたまりもないだろう。

帰宅後、夕方のニュースで今日、寒風山で山焼きが有ったことを知った。
あの怪しげな雲の正体は山焼きのけむりだった。

七座山毒花紀行」へ続く。


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