*日本語チューター*superprof 東京移住した2人
こんばんは。
日本語チューターを初めて早くも一年半が経しました。
記念すべき1人目の生徒で、その後パートナーも一緒にジョインして教えていた2人が先日無事に東京へ移住しました。やっぱり寂しいです!
降りると思っていたビザを取りに在英国日本大使館に行く途中も連絡をもらったのですが、行ってみると、却下されたと連絡が😓仕方ないので観光ビザで入国、これから就労ビザを取り直すようです。(パートナーは日本語の語学学校へ通学のため、学生ビザ)
2人はすでに日本の会社でリモートで働いていて(東京移住が条件であった)そのために日本語を毎日熱心にお勉強していました。一時期週に3日オンラインで会話の練習をしたり週末は彼女宅に行ってレッスンをしたり、プライペートでカフェやラーメンも食べに行ったり丘を歩いたり、たくさんのことを話しました。レッスン以外で遊んでいるときは英語で会話をしていました。
2人と良くなれた理由
なぜチューターと生徒の枠を超えてここまで仲良くなれたかというのも、考え方が近いからだったと思います。思想というほど大げさではないですが、何か意見やアイデアを話した時に「あーそれね」とお互いをすぐに理解できることであったり、感じ取ることであったりが出来ていたと感じています。また、その人が譲らないと決めている何かや生活の中でのルール、育った環境からのいまの自分とは、みたいなところが近かったんだなあと感じていました。
そして、そこについて考えてみました。
日本語を教える際、大切になってくるのが「シラバス」だと思うんです。
420時間講座のテキストブックの後半の方で出てきました🖋️
だいたい6つに分けられているので下記にざっと書いてみます。
このお友達生徒は④のシラバスを採用して会話の練習をしていたのですが、なぜこの人と話し続けられるのか?はここに答えが書いてあります。
6つのシラバス
①構造的的シラバス
レベルは易しいものから難しいものへと、体系的に長期目標で学習する人向け。文型・文法が中心なのでボキャブや表現も順々に網羅していける。
例)テキストブックの初級→中級→上級とステップ踏む感じ
②機能的的シラバス
表現意図や言葉の機能を中心に、またあるシチュエーションを想定して学習や練習を行うことができる。実用的ではあるが長期的な文法に沿って順番にやっていくのではない。
例)自己紹介をする、感想を言うなどその時に何が必要かによって表現を学ぶ。
③場面シラバス
こちらは②と似ていますが、もっと日常生活のシチュエーションで役立つ会話だったりする。
例)レストランに行ったら→ 注文をお願いします。これ、美味しいですね。おかわりください。など
電車に乗る時→ 切符売り場はどこですか?何番線ですか?など
④話題シラバス
会話をする、話題に沿って話す。語彙力を求められるので必然的に会話ができるレベルすなわち中級、上級向けということになる。トリッキーな部分というか、教える側の力試しにもなるところが、学習者の話たいトピックで進める場合、話者から意見を求められたり、質問が来た時に答えなくてはいけなかったりある程度の幅広い知識、または答える能力が必要になる。時折政治的・思想的な問題にもなりお互い興味を失うという弊害もある。
⑤技能シラバス
話す・書く・聞く・読むの学習。上級者向けのシラバスである。
⑥タスクシラバス
学習者の目標設定をして達成しようという学習方法。
例)プレゼンをする。→プレゼンのトピックを決める→資料を作る→スピーキングの練習をする など
これはほぼみんなの会話に当てはまる
と言うことで、これは例えば学校や会社、何かのグループ内での会話でも自然と④を使い分けていると思います。
とある論点について、すぐに理解しあえるなら知識量が同じくらいであるとわかったりして楽だったり、その後も会話がしやすいとか、そうでなければ「え?」「ごめんどう言う意味?」「で、結局それを話す目的は?」と会話の着地点を分かり合えなかったりするだと、相手にもうその話はと飽きられたりするわけですよね。
※話を聞いていない人は除外です(笑)
私の友達は、一つのことにいい意味で執着してそれに対して会話を進めると言うか掘るのが好きでした。(です。)私も似たところがあるので、じっくり話し合えることがとても心地よかったんですね。とはいえ長すぎるとたまに飽きてしまうのは本当なんですが秘密です。
他の生徒たち
これまで教えていた人は①構造的シラバスが一番多く、一番簡単です。教材に沿って練習することは教える側としても準備であったりやりやすいのです。
その次に多いのは③場面シラバス。日本旅行に行くと言う人が5人くらいいたのですがその時は旅行で役立つ会話や挨拶、レストランや観光シーンのボキャブラリーや表現を勉強しました。④話題シラバスは、語彙力、表現力に加え、粘り強さ、話したいと言う意欲がもっと大事だと思います。
英語の勉強も同じですね。
と言うことで、今後も楽しく会話ができる生徒さんと巡り会えたらなあなんて思っています。
念願のStargazy Pieを作った♡
先日、コーンウォール代表の郷土料理スターゲイジーパイを作りました。
Stargazyとはお星様を見上げるという意味です。何でロマンティックなのだ、と思います。
Shoegazeというイギリスから流行った音楽もありますがこちらは靴を見つめながらギターを掻き鳴らす音楽です。今日はLushを聴きました。
このパイの写真を昔初めて見たとき、初めてJellied eelを見たときと同じくらいの衝撃を受けました。見た目からジョークで笑いをとる食べ物なのかと思っていましたが、コーンウォールのMousehole(CornishでMowzelという)という漁村の伝説の郷土料理でした。
日本人としては魚料理なので美味しいだろうと思いずっと作ってみたかったので焼きました。
そして作ってみて・・めちゃくちゃ美味かったです😚♡
日本人が焼くイギリスのパイ・・売れるかなと一瞬よぎりました。
材料はSardine(今回はFishmongerのイワシ切れ身と、Waitroseの頭と内臓つきのイワシ)、ゆで卵、リーク、サフラン、パセリ、ダブルクリーム、ベーコン、ストック(きのこストックにしました)、バター、小麦粉、白ワイン、パフペイストリーくらいだったと思います。
結果、お皿が大きすぎたのでお星を眺めているお魚の数が少なめに見える感じの仕上がりになりましたが、中にも6切れ入っています。
Waitroseで四尾で1ポンドくらいでした!😁安!
ウロコと内臓は自分でとりました。
こちらMousehole(Mowzel)についての絵本。ストーリーは猫と男の人の真剣な漁の話
このフィリングはクリーミーで味もしっかりつけたのですごく美味しかった。
また作りたいです。