こんにちは!
週末ですね〜
チームリーダーになってからというもの
毎日、まだまだ気が休まる暇がなかったので
やっと気持ちがゆったりしてます。
水曜日には初の大仕事でもあった
ドクターVとのDIEP Flap(皮弁乳房再建)がありました。
Interim TLだったナースA曰く、うちの病院でこのオペをしたのはずいぶん前の事でナースAも初めてだと。
って、前例ないんかーい
とはいえ、私のシフト終了までドクター達の文句を聞く事もなく、思った以上にスムーズに進みました。
このオペで最大のストレスだったのが
ドクターVがリクエストしていたMicroscope が使えるかどうかということでした。
というのも、Microscope は耳鼻科とのシェア。
2台ありますが、1台はアシスタントの接眼レンズが執刀医のレンズとの対面式ではなく、横についているタイプ。(仮にマイクロスコープAとします)
リクエストされたのは対面式タイプ(マイクロスコープB)でした。
よりによって同じ日に耳鼻科の大きなFlap が入っていて、耳鼻科のオペでも同じマイクロスコープB を使用する
まーね、どっちのドクターも譲らないよね。
ドクターVは
自分のオペは1ヶ月前にブッキングしている!
俺の方が(耳鼻科より)先にブッキングしてるしっ
と、このマイクロスコープB をめぐっての戦いが始まりました。
私は争いごと嫌いなのよー
もう、こうなるとチームリーダー同士の話では手に負えず、ドクターのBOSS とマネジメントへ話を預け解決してもらうことに。
オペ予定日一週間前、
ドクターVは話をつけた、とは言ってたけど
冷や冷やでしたわ、私。
マイクロスコープ使用依頼が来たのが、チームリーダーになってまだ1週間。(ほぼ3週間前)
で、いきなりの難問。
突如、脳神経外科が恋しくなりました
どうやってこの問題を解決したかというと
マイクロスコープA のアシスタント側の接眼レンズが付属している部分を対面式になるよう、マイクロスコープの会社の担当者が新しい部品を調達し付け替えました。
この費用がぶっ飛ぶお値段で、、、
仰天ものでした、ハイ。
耳鼻科のTLのナースVと
アシスタントヘッドナースのJ がかなりこの件で奔走してくれていた!という事実をオペが前日に知った
オペ当日、何も知らないinterim ナースA。
接眼レンズをサイドから対面式に変えたと話をしたら、
あのボタン(指をさして)を押して
くるっと回せばいいだけよ〜
眼科のマイクロスコープと同じ仕組みだから簡単なはず!
いや、部品調達してRep (担当者)が付け替えたから。$25,000 (250万)で
と言ったら、黙りました。
他にも、
このオペで最初の器械出しに入ったナースA。
Abdominal cavity (腹腔) まで切開するかドクターVに確認するわ。
腹腔開くなら、Surgical count はフルカウントだから( 器具も数えるということ)
は? なんと?
この術式、腹部の筋肉温存するから腹腔が開くことは無いよ
と、伝えても
万一開くかもしれないし〜
と、あまりにもオペのことを理解しておらず、しつこいので
私は聞かないから(恥ずかしすぎて)
聞くなら自分で聞いて‼️
とナースAに言ったら、自分で聞いていました
ドクターVは「開かない」
筋肉温存ですからね、と私が付け加えたら
「そう、その通り」
ナースA、やっと黙った〜 やれやれ
このナースA、一応 nurse clinician
なのに、体の構造(Anatomy) 理解してないのか
ナースAはinterim だったし、頼りにしていたんです。でも、この3週間よく一緒に仕事をするようになって気づいたんですが
彼女、口出ししてくる割にはよくわかっていない
余計に振り回される!
なもので ちょっと、ウザくなってきた
これからは自分で、間違えながらでもあれこれやりながら覚えて行った方が気が楽だな、これは。
話がナースAにそれましたが
オペは約11時間に及ぶオペとなり、
残念ながら最後まで見届けることはできず
血管吻合に時間がかかったようですが無事に終了し、私のミッションもクリア❗️となりました。
それでは皆さん、良い一日を〜