韓国経済News

ドル・ウォン相場は過去1年間、ほぼ1ドル＝1300ウォン台前半から半ばのウォン安水準を維持してきたが、「ウォン安は輸出企業に有利」という公式がまともに働いていない。通常はウォン安になれば、外貨建てで韓国製品の価格が安くなるため、輸出企業に有利と言われている。しかし、自動車・鉄鋼など一部業種では、輸出企業の販売戦略の変化と現地生産拡大などが影響し、為替効果がほとんどなくなっていると分析されている。また、貿...続きを読む

今年の年初以降、韓国の株式市場で最大の時価総額を誇るサムスン電子と、第2位のSKハイニックスの2社の明暗が分かれている。一部の専門家からは、「韓国経済の主役が変わりつつある」との指摘も出ている。サムスン電子の株価が3.8％下落した一方、SKハイニックスは20.8％上昇した。両社の株価動向に大きな影響を与えたのは、世界経済の環境変化に対する動き、特にAIへの対応力の差といえるだろう。SKハイニックスは、AIのディープ...続きを読む

日本と欧州連合（ＥＵ）は、経済安全保障の強化に向けた国際的な共同構想を打ち出す。半導体など戦略物資の調達で、特定国に依存しないことや、環境への配慮など共通の原則を策定していく。中国製など安価な製品が市場を席巻していることが念頭にある。米国を始め同志国にも賛同を呼びかけ、透明性の高いルールに基づく市場競争を目指す。５月初旬に日ＥＵのハイレベル経済対話をパリで開催して共同声明を出す見通しだ。日本からは...続きを読む

格付け会社フィッチは、韓国の財政はもはや同国のソブリン格付けにおける強みではなく、今や中立的な要素になったと指摘した。その上で、債務の増加を抑制するための取り組みが早急に必要との見方を示した。アジア太平洋地域ディレクターのジェレミー・ズック氏は２５日、ロイターのインタビューで「財政指標はこの５─６年間、やや悪化している」と分析。「コロナ禍前は、韓国の債務比率は『ＡＡ』格付け国の中央値よりもはるかに...続きを読む

韓国の１－３月（第１四半期）の経済成長率は市場予想を上回った。輸出と建設投資の回復が寄与した。　　韓国銀行（中央銀行）が25日発表した１－３月期の国内総生産（ＧＤＰ）は前期比1.3％増と、エコノミストのコンセンサス予想（0.6％増）を大幅に上回った。前年同期比では3.4％増となった。韓国は今年の経済成長率が２％強に加速すると予想。輸出が引き続き好調なことが背景にある。半導体などのテクノロジー製品に対する世界...続きを読む