ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

バスケ部キャプテンの長男(小5)に責任感はあるのか話

次男坊(1歳)がまた熱を出して驚いているとんぼである、ごきげんよう。

 

深夜に高熱だったらしく、朝には平熱に下がって元気ではある。しかし保育園が始まってこんなに体調崩すものか?すごいな。

 

生活リズムも結構グダグダで、睡眠時間が足りないせいもあるのかもしれない。

 

さて、長男の忘れ物と責任感の話。長いぞ。

 

◆家族の紹介

バスケ部大会で

数ヶ月前にも忘れ物について書いた。

www.rabbitonbo.com

 

この時も大会で、全然準備をしなくて周りに迷惑をかけてる長男に妻がぶちぎれているという話。

 

私の意見を簡単に書くと、

 

放置して痛い目見せたほうがいいのでは?

 

というもの。忘れものして困るのは長男だし、試合に出られなかったり監督に怒られたり、忘れ物をするデメリットを肌で感じた方がいいんじゃないか。

 

口で言って、先回りで親が準備したところで一体何を学ぶというのか。

 

……そう思っていたんだけど、コメントでご意見をいただきまして。

 

バスケ部の大会に力を入れている保護者や子もいること、そして長男の忘れ物は長男一人だけの問題に止まらない可能性があること。

 

確かになーと思って。私の中では、大会の結果よりも責任感を学ぶことの方がはるかに重要で、忘れ物をした長男は大会に出す必要がないと思ってる。

 

むしろ出すなと。それくらい徹底してくれて構わない。こういうのを経験として学ぶことが長男にとって非常に重要なんだから試合の結果などどうでもいい。

 

でもそれは私の考えであって、他の家庭の教育方針とも違うし、バスケ部の方針とも違うんだよね。

 

さらにそれを証明する出来事もありまして。

長男の忘れもの

先週あった長男が所属するバスケ部の大会。

 

忘れ物が周りに迷惑をかけることは私も理解したし、妻はもともと理解していたので今回も口酸っぱく準備をするように言っていた。

 

実際に長男は準備もしてたというし、出かける前には余裕ぶっこいて遊んでいたという。

 

で、朝が早かったもんで、妻は長男を会場に送ってから次男坊の食事対応のため一旦帰宅。(私は娘の対応でいない)

 

すると妻に知り合いの保護者から何度も電話あり。

 

長男がユニフォームの下から着るインナーを忘れているとの指摘。

 

すみませんと平謝りして持っていく準備をしていたら、さらに部活のグループラインにて名指しで指摘。

 

長男がシューズも忘れていると。

 

……

 

この子、キャプテンなんだよ。2軍とはいえキャプテンの長男。

 

インナーもシューズも持たず、お前は何しに大会に行ったんだ?

 

聞けば、シューズは玄関に置き忘れて、インナーはそもそも紛失していてどこにも存在しない。カバンの中身はぐちゃぐちゃで何が何だかわからない。

 

妻は1歳児の次男坊が一緒なんで荷物のチェックが行き届かなかったらしい。それにしたっていくらなんでもと感じる。

 

キャプテンのこの子に責任感はないのか?

 

まあ思いがけず"痛い目を見る"機会がやってきたわけだから、これはこれでいい経験になるかもしれないと思っていたのだが。

 

上でも書いた通り、忘れ物をしてると親に鬼電はあるし、グループラインでも名指しで指摘されるし、しかも現場についてみたら長男は他の子のシューズを借りてアップをしていた。

 

忘れものを届けたら長男ではなく、他の保護者が「ありがとうございます」とお礼を言ってきた。

 

そうだ。忘れ物をした長男が痛い目を見ることはない。それどころか周りの人間を動かしまくって尻拭いをさせて、何とかなってしまっている。

 

いやありがたい話なんだよ。忘れ物をして大会に出られない子が不憫だと思ってくれているのでしょう。

 

それに誰もがわざわざ週末の大事な時間を使ってきてるわけだから、大会で勝ってほしいのだ。長男は主要メンバーなのだ。

 

ということで、教育方針が違うバスケ部という活動で、忘れ物に関する責任感を学んでもらうのはやめた方がいいなと心から理解した。

 

そりゃそうだよね。長男個人の学びのために周りの足を引っ張るなんて迷惑極まりない。そんなん一人の時にやれという話。

 

責任感を学ぶなら、もっとこう周りに被害が及ばないケースがいいね。

 

そういえば忘れ物を届けた妻がコーチに謝ったところ、困惑した表情で「○○(長男)、大丈夫?」と言ってたそうだ。

 

普段の行動・言動で変わった子供だとは思っていたらしいが、今回の忘れもので冗談抜きに本当に大丈夫か?となったんだと思われる。

 

シューズもインナーも持ってこないキャプテンだから、仕方がないではある。

他、キャプテンらしからぬ行動の話

他、大会中に長男の様子を見ていればキャプテンらしからぬ行動がいくつも見られる。二つほど例をあげる。

 

長男がベンチで応援中、試合に出てるメンバーの一人が負傷した。痛みで試合続行は不可のためにベンチに戻ってきてた。

 

キャプテンなら一声かけるくらいはあってもいいのでは?と思うのは高望みなのか。

 

長男は代わりのメンバーとして試合に出場したい気持ちが強かったようで、負傷メンバーに近づくこともなく監督の目の前に立ってじっと顔を見ていた。

 

長男以外の子も何人かはいつでも試合に出られるように立っていた。しかし長男は誰よりも前に出て、監督とくっつくくらいの距離感で近づいて顔見てた。

 

お前自分のことしか考えてないんかいと言いたくなるが。

 

まあ、戦う意思があるのは悪いこっちゃない。ただキャプテンというより、ファイター的な立ち回りなのが少し気になる。

 

また大会では試合終了すると、次の試合の子どもたちのために急いで片付けて移動せねばならない。

 

救急箱やらボールやら片付けは多く忘れ物も頻発する。

 

長男は上級生のキャプテンなんで。荷物を運ぶくらいしてもいいのではないか?と思うのは高望みなのだろうか。

 

長男は試合が終わると、自分の荷物だけ持ってさっさと出ていってしまう。

 

大会1日目、さすがにそれはおかしいぞ!と監督から指摘され、さらには妻も注意してた。試合終わりには自分のことだけでなく周りを見て手伝うんだよと。

 

長男は「オレは手伝おうとしてる」と反論をしてた。

 

水掛論になるので、大会2日目の試合終了直後には動画を撮ってみた。注意された翌日の長男はどういう動きをするんだろうと。

 

人が多くて私も長男がどれかわからないんだけど、とりあえず動画撮りつつ長男を探す。しかしどこにも長男が見当たらない。

 

ん?と思って周りを見渡したら、すでに一番先頭で出口に消えていく長男を見つける。自分の荷物だけ持って。

 

動画を見返したら、最初の数コマでフレームアウトしていなくなる長男が写ってた。試合終了直後に超スピードでいなくなってる。

 

他のメンバーが荷物運んだり、忘れ物チェックしたり、落ちてるタオルとか拾って「これ誰の?」的なやりとりしてる。

 

しかしキャプテンは見向きもせず自分の荷物だけ持って真っ先に出ていった。

 

コーチが「空気が読めない」と称するのはこういう細かいところなのだろうね。

そもそもの話

とまあ脱線しつつネガティブに書いてきたのは、長男の動きを再確認する必要がありそうだなと感じたからである。

 

みんな振り回されてる。妻は何度も忘れ物を届けて、翌日も大会があるからと疲れ切った夜にインナーを買いに行ってた。

 

あとはまあ他の保護者やコーチからの圧もあるから、矢面にたっている妻が相当にストレスを感じてる。うつ病になりそうと言い出すくらい。

 

ちなみに我が家も一枚岩ではない。

 

ばぁばは長男に怒ってて、こんなに家が大変な状況でも長男が続けたいというから親は大会にも行くし協力もしてるんだと。

 

準備くらい一人でやるべきで、それも適当で忘れ物も多いなら部活をやめろと。

 

妻はそこまで思っていないらしいが、インナーの再購入費は小遣いから払えと言ったらしい。

 

……

 

多分、みんな気持ちは同じなんだよ。

 

頼むから責任感を持ってくれ。

 

これだけ。だから何かしらの形で責任を負わせることで次に繋げてほしいと願っている。

 

忘れ物をしたら周りに迷惑をかける。紛失が続けば自分の小遣いから払えと言われる。上級生のキャプテンの行動は皆の指針にもなる。

 

繋がっていないようで繋がっている。すべては責任感の欠如からきていると言ってもいい。

 

……と考えると、ばぁば的な思考になる。自分で責任を持てないなら今すぐやめろと。

 

ただここで一つ考えねばならない。

 

長男にはその場に適した行動をとる能力が欠如してるのでは?

 

表現が難しいが、複数の問題が絡み合っている可能性がある。

 

もしかしたら責任感もあるし反省もしてるし忘れ物をしないように気をつけているかもしれない。

 

しかしそれでも忘れてしまうし、周りを見ることもできないし、自分のことしか考えられないし、注意されたことも目の前のことに夢中で忘れてしまう。

 

これはもはや、本人の努力ではどうしようもない分野なのかもしれない。

 

であれば、〜できなかったら部活やめろと圧をかけても意味ないし、責任とって弁償しろというのもストレスなだけで逆効果になる。

 

だってこういうことを言った後でさえ、長男が何かしらの対策を考えて動く姿はほとんど見られない。痛い目見ても次に繋げることはないのだ。

 

しょんぼりした顔をして、気持ちはすぐにゲームとYouTubeに移る。終わったことは終わったこととしてスルーされ、何度も同じことを繰り返している。

 

水筒をなくした。傘をなくした。ヘルメットをなくした。鍵を落としてきた。自転車を公園に忘れてきた。スケボーを公園に忘れてきた。水着をなくした……etc

 

何か失くしたあとは、しょんぼりした顔をしながらも「……もうYouTube見てもいい?」といった態度だ。

 

これまでのやり方は根本的に間違っている可能性がある。自分で対策考えて何とかしろというのは、長男にとって無理難題なのかもしれない。

ある程度の介入は必要か

無理なもんは無理、と前向きに諦めるのがまず最初の一歩かも。いや、成長したら解決する可能性もあるから、今はまだ無理なんだと再認識すべきかも。

 

苦手分野はいくつかある。

 

準備、片付け、目先の人参に意識を奪われて目的を見失うこと、周りを見渡して自分の動きを臨機応変に変えること。

 

一人でやれ!考えてやれ!は今はまだ無理なので、苦手分野に関しては親の介入をありとしてもいいかもしれない。話し合いながら一緒にどうするか考えるような。

 

苦手分野を克服するのではなく、何かしらの対策を一緒に考えることで次につなげる。同様のことがあった場合に長男一人でも同じ対策を使えるような、普遍的なやつ。

 

とか。

 

10歳にもなれば介入する必要ない、自由にやれと思っていたが。

 

介入が必要と舵を切った方がいいのかもしれない。教育というか、療育に近いサポートが必要かなぁ。どうなんだろう。

 

まあ周りに合わせる必要もないので、長男に必要そうなサポートを模索してみたい。

 

社会に過剰に適応する必要もないけれど、迷惑かけて責任感もなし(に見える)の人間の味方をしてくれる人は少ないはずだから。

 

放置しようかと思ってたんだけどなぁ。このままでは家族のメンタルが先にやられてしまいそう。

 

できると思うから怒りが出るのだ。そもそもできないのだという認識に変えれば怒りは出てこないはずだ。

 

妻とも一度話し合ってみたい。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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