小川3安打大活躍-スーパー安田逆転打-2024年④-5月のマリーンズ-MxB-L-F-H-E-B対戦メモ

マリーンズの4月29日までの成績は、25試合消化して10勝14敗1引分417。

首位と7.5ゲーム差の5位。*7連敗によって急降下が痛かった。
パ・リーグ順位】1位ソフトバンク、2位日本ハム、3位オリックス、4位楽天、5位ロッテ、6位西武。

2024年4月30日~5月1日
オリックス対ロッテ4-5回戦ほっと神戸:2勝(0-1,3-6)

初戦は佐々木朗希登板試合。
ストレートスライダーを組み合わせも良かった。球速もUP・フォークは低めに三振を築いた。
今日もB宮城・また同級生対決。両投手共に良い立ち上がり、連打を許さないのは二投手共に同じ。
とにかく先に点とりたい。

4回は宮城の前に三者三振。テンポよく投げて5回無失点。
ゲームが動いたのは5回で山口がフォアボール選んで荻野のレフトタイムリーでマリーンズが1点先制した。

佐々木は自分のピッチングを貫いた。7回まで投げ4安打10奪三振無失点。
8回は鈴木昭と澤村が継投・ゼロで抑えた。
9回は絶対クローザー「益田」が抑え勝ちきった。やはり益田は違ってた。
※佐々木朗希3勝目、益田2S目。

2戦目は、ダイクストラが初先発。2軍で好投しての先発抜擢。
重いストレートを軸に制球を整えて打ち取りたい。

対するオリックスは田島。マリーンズは初回石川がヒット、ソト・茶谷が連続フォアボールで満塁と攻めたが得点できない。

一方オリックスは2回ダイクストラから頓宮がソロで先制。
3回はヒットとダイクストラのバント送球ミスで無死1-2塁からタイムリーで2失点。
5回は紅林にソロ被弾して3失点目。オリックスはじりじりと差を広げる。

マリーンズ打線はチャンス作るもタイムリーが出ない。次第に田島ペースに。
ダイクストラは粘りの投球も援護がなかった。

6回は1アウト1-3塁から“小川がレフト前タイムリー”を打って1点返した。
その後はオリックスのリリーフ陣に押さえ込まれた。

しかし9回に小川はあきらめてなかった。
平野からセカンドゴロをうって安達のエラーで出塁、起点を作る。
角中がヒットでつなぐと石川がライトにタイムリーで1点差に接近。

なおポランコが安達のファンブルで出塁する。
ここで1アウト満塁から安田が低めを「技ありレフトに2ベース」を打って2点取り逆転した。
土壇場に安田がチームの危機を救った。
続いて佐藤もライト前にタイムリー、小川の2ゴロを安達がエラーで2点加えた。
6-3と3点差つけセーフティリードに。

9回裏は益田が完璧に抑えて勝利した。8回をゼロに抑えた岩下が今季初勝利。

田島の立ち上がりを攻めきれなかった悪い流れを、終盤小川が全力プレー角中が繋ぎ石川が反撃ののろし上げた。
チーム一丸となって相手のミスに付け込み、安田の決勝打につなげた。

*代打からの登場、今季初「スーパー安田が逆転打」。安田の流したバッティングはパンチ力ありレフトの頭を超えた。
小川が3安打1打点の大爆発!エラー絡みあり5打席すべて出塁の離れ業をやってのけた。
9回の出塁は逆転・追加点の起点になった。小川の努力が実り新勢力になる。
中堅石川もしぶといバッティングは健在、猛打賞で存在感を示した。

終盤、吉井監督の采配も冴えてた。

2024年5月3日~5月5日
楽天対ロッテ7-9回戦楽天モバイル:2勝1敗(12-1,0-2,1-4)

西野は珍しく制球に苦しんだ。フォーク・変化球にキレがなかった。甘くなり痛打された。
2回は鈴木大地をヒットで出して辰巳にライトへタイムリー3ベース、2アウト後フォアボール出し2-3塁から小郷と村林に連続タイムリーを打たれて計4失点。

早川は中盤からはストレート変化球をコントロールよく内外になげわける。
マリーンズ打線は先頭出しても後が続かない、要所で中軸が決めれらなかった。

5回西野はランナー一人置いてストレートを浅村に2ラン打たれた。
7回西村に交代するも甘く入ったボールを打たれた、被安打6本の乱調で6失点。
マリーンズ反撃は8回2-3塁に藤岡のセカンドゴロの間にとった1点のみ。
終わってみれば15安打12失点といいとこなしの完敗。

早川は9回6安打で完投、マリーンズ打者の苦手なコースに投げ分けて料理した。
※友杉マルチ。

2戦目はメルセデスが前回登板から好調維持してた。
ストライク先行で追い込むと低めに変化球決めて打ち取る。

打線は内からランナー出しても返せない。昨日からのよくない流れあり。
それでもメルセデスはペース乱さず6回4安打無失点と素晴らしい投球。

7回は代わった岩下が無失点に抑えた。
8回先頭和田がレフト前ヒットで出塁、ソトが変化球をレフトにもっていった・2ランを打って先制。

8回裏は鈴木昭がピシャリと抑える。9回は益田、先頭浅村をヒットで出すが連打許さずゼロで締めた。マリーンズが投手3人のリレーで完封勝利。少ない得点を投手が守り切った。
両チームともに好プレーがあった。
角中が猛打賞

メルセデスは今回も勝ちはつかなかった。昨年より安定度アップ。昨日の楽天の勢いを止める価値ある投球だった。ただ打線は先頭打者が出ても得点にまで結びつけられず、決定力は変わっていない。

3戦目は小島が勝越し目指した。ストレートにキレ、変化球も丁寧に低めにコントロール打たせてとった。3回石原に一発浴びるも中盤までゲームをつくった。

打線は岸から初回岡が2ベース打って藤岡のフライで3進、角中ラレフト犠飛打って1点先制。
2回はポランコが2ベース打って中村奨がセンター前にタイムリーで2点目とるなどいい流れ。

5回は友杉がフォアボールで出塁し盗塁決めて、角中がセンター前にタイムリー打って3点目を取れた。
7回は岡がフォアボール選んで2盗塁成功、藤岡がセンターへタイムリーで追加点。

序盤中盤終盤と得点を加えて理想的な戦い。それも小島9回5安打無四球の完投あればこそ。投手陣を助けるエースの働きでチームを勝越しに導いた。

友杉と岡かフォアボール選び積極的な走塁で相手をかき回した。
確率が高い人(おじさんたち?)が打った。
最近少なかった足使った攻撃で得点に結び付けた。マリーンズらしさがでた。
※藤岡・中村奨がマルチ。

2024年5月6日~5月7日
ロッテ対西武5-6回戦ZOZO:2勝0敗(8-1,6-1)

種市はストレート・フォークともに丁寧にコントロールして打たせてとった。
高めのストレートもうまく使えてた。

打線はL高橋光に対して初回ライトへ3ベースの角中をおいてソトが逆方向ライトに2ランを放った。
技ありHRが高橋に効いた?。

先制成功し2回は佐藤がヒット中村が送り友杉のゴロを相手がエラーして1点追加、岡が左中間破るタイムリーで2点目追加、計4点とゲームを優勢に運めた。

8回は好調佐藤が起点となると代打山口がタイムリーで1点追加、なおもランナー二人おいて岡がライトスタンドへ3ラン打って試合を決めた。9回は菊地が登板、中村剛にソロ打たれたが後続はストレートで抑えた。

種市は淡々とペース守る、しっかりと自分の仕事をこなし勝利へ結び付けた。7回3安打6三振1四球と前回とは違う姿をみせた。打線が先制して中押しと理想的な展開でマリーンズが3連勝。
岡がナイスバッティング連発・マルチ4打点の大活躍。佐藤マルチ。

2戦目は、ダイクストラがストレート・変化球を低目に制球出来た。
強いストレートも効果的に中盤まで無失点に抑える。

打線はボータカハシから5回に9番友杉がレフト前に落ちるヒットで出塁すると岡が送りバント成功させて1アウト2塁。角中が歩いて2アウト1-2塁からソトがライトへ3ベースを放って2点先制。ソトの打球は風も味方にした。

6回国吉が中村剛也に変化球をソロ打たれるが、その裏代わった水上から佐藤がフォアボール選び中村が送り1アウト2塁から山口がセンターへコンパクトにタイムリー。なおも攻撃の手を緩めず。友杉がセーフティバント決めて、岡がフォアボール選び1アウト満塁から藤岡・荻野が連続タイムリーでこの回合計で4点奪った。

リリーフ陣も国吉・岩下・澤田・中村稔とつないで調子を上げる。
*ダイクストラ5回5安打2四球無失点の好投。初勝利。
*藤岡がナイスバッティングでマルチ。友杉が猛打賞でチャンス作り続けた。

投手陣はなんといっても先発が頑張って、リリーフ陣を助けた。
次第にリリーフ陣も体制が整い始めて改善のきざしあり。

このカードは岡・藤岡のバッティングが素晴らしい、ソトも長打力を発揮。
1-2番コンビが固定され、中軸の角中が元気、荻野も起用に答える活躍、下位も役割を果たす。打線は全体的に上向きで好循環。

*これで西武に対して開幕から6連勝。今年の西武は攻守に元気ないとはいえ相性良い。

2024年5月10日~5月12日
日本ハム対ロッテ7-9回戦エスコン:0勝3敗(6-3,3-0,6-5)

日ハム戦は前カードが3連敗なので反撃したいところ。

初戦は佐々木朗が登板したが、変化球を中心に組み立てるも決め球として安定しない。
それでも中盤まで2回ロドリゲスのソロのみでしのいだのは要所をしめられる佐々木の球威か。
味方は4回角中がフォアボール選びソトのライトへの2ランホームランで逆転に成功。

5回は小川がフォアボール選び藤岡のタイムリー3ベースで追加点を加えた。

佐々木は5回まで102球を投げて昨年までだったら交代するタイミング。
しかしリリーフ陣に不安を抱えるなかの続投。

日本ハムの作戦で球数が増え佐々木が消耗した?
6回連続ヒットで1アウト2-3塁と佐々木を攻める、2アウトから松本が同点タイムリー。
岩下に交代後も満塁で田宮がレフトに勝ち越し2ベースをはなった。

6回終了時で3点差、まだ回は残されていたがヒットが出ない。日ハムの継投にかわされ敗戦。
*散発5安打。

2戦目はメルセデスが6回を2失点とゲームを作った。
3回レイエスをポテンヒットで出すと万波に変化球をレフトにタイムリー打たれて先制された。6回は松本をヒットで出すと2盗3盗塁決められた。田宮にライト犠飛打たれて2点目を取られた。

打線は加藤貴之の投球術に苦しんだ。7回を無四球3安打に抑えられた。
日ハムは河野から田中へのリレー、マリーンズは散発3安打完封負け。

*坂本光が久しぶりの登板。
この試合もメルセデスに勝利をプレゼントできなかった。

3戦目は小島が先発。球速・キレともに今一つも粘りの投球。

打線は初回岡が伊藤の甘いボールを逃さなかった。レフトにソロHR打って先制。
しかしその裏小島は今川に2ベース打たれ松本が送り郡司にライト犠飛で同点、2回は万波にレフトに勝ち越しソロHR打たれた。

3回は安田がセンターへ2ベース、山口がセンターへ運んで同点タイムリー、さらに岡がヒットでつなぐと藤岡がセンターへ勝越しタイムリー。

4回は小島が万波にショート内野安打で同点に追いつかれた。
両投手ともにランナー出す展開。小島は5回チェンジアップが決まり始め上向いてきた。

6回、岡が伊藤からこの日2本目のソロホームランで勝ち越した。

小島は8回途中まで5安打3失点と粘りの投球。8回途中から澤村が無失点に抑えた。

9回益田が登場も調子よくなかった。先頭をヒットで出すとフォアボール・タイムリーで1点返された。なおもランナー出してノーアウト満塁のピンチ。
急きょ鈴木昭が登板したが気の毒、1アウト後の2点タイムリー2ベース打たれサヨナラ負けを喫した。
*岡が「ソロホームラン2本・猛打賞」の大活躍。ソト3安打。

*今カードも3連敗で対日ハムは6連敗。マリーンズはホームランでの得点はあったが全体的につながりがなかった。日ハムは松本田宮、今川郡司マルティネスが日替わりで活躍した。

日ハムはソフトバンクに3連敗。マリーンズは良い流れで日ハム戦に入ったが結果は3連敗、これはもったいなかった。

2024年5月14日~5月15日
オリックス対ロッテ6-7回戦那覇:1勝1分け(1-5,1-1)

初戦は東から初回に好調な岡が2ベース、藤岡もヒット打ってノーアウト1-3塁のチャンスつくった。
友杉のセフティースクイズで先制、これが素晴らしかった。
さらに角中がうまく流したタイムリーで2点目、山口がタイムリー打って幸先良く3点奪取。

先発西野は初回中川にセンター前タイムリー打たれて1失点するも2回以降は好投。次第に調子上げた。

2回にも岡がレフトスタンドにソロホームラン打って4点目を入れた。マリーンズが序盤ゲームを優位に運んだ。

中盤6回、強い雨が降り始めてコールドゲームでマリーンズが勝利した。
天気も味方に連敗を止めた。

西野が5回76球6安打1失点の好投して連敗をストップさせた。
ベテラン岡が活躍し、山口も打点あげた。

※岡・ソト・山口がマルチ。

2戦目は種市はストレートに球威あった。
オリックスが積極的に攻めてヒットも打たれたが要所で打たれなかった。

オリ先発は昨年までマリーンズにいたカスティーヨ、立ち上がり良かった。
4回ポランコが変化球をライトスタンドにソロホームラン打ったものの、それ以外は多彩な変化球を捉えることが出来ず、7回終了して点差わずかに1点。

両投手がよくてどっち転むのか?オリックスもチャンス作るも得点出来ず。
種市8回7安打無四球無失点の好投、気迫の投球で抑え切った。

9回鈴木昭が登板、先頭森が高めを打ってヒットで出塁し宗が送りバント決めた。
投手は澤村に交代暴投でランナー3塁へ、西川の2ゴロを藤岡がファンブルしてランナー森が戻り土壇場で同点に追いつかれた。アウトにできるゴロだったので残念。

延長10~12回両チームはランナー出すも決め手に欠けた。
両チームのリリーフ陣も踏ん張った。
オリに10安打打たれマリーンズは3安打でリードしていただけに勝ちたかった。
*マリーンズはスタメンが微妙に変化。岡が外れた(代打にて登場)。

【小まとめ】

マリーンズの5月16日までの成績 : 37試合消化して17勝18敗2引分。
首位と7.5ゲーム差の3位。
*日ハムとのゲーム差は3.5で2チームが抜けている。

5月10日からの日ハム戦3連敗が痛かった。

田宮がチャンスに強い、万波が長打を放つ、実績ある松本から今川・野村・細川も成長、厚みが増している。年代的にもばらけていて不気味。一方マリーンズは同時期に入団の野手に成長の遅さがある。また年代もかたよる。厚みという点で差がつき始めている。

今カードもマリーンズならではの「投打がかみ合わないと勝てない」という勝利の方程式、その微妙なバランスが崩れるととてももろい。

益田が復調しないと例年の戦い方が出来ないのでますます苦しくなる。強い(勢いのある)チームには終盤にひっくり返される試合が多くなるかも。

先発に長い回を任せるが次第に無理もでてくる?。リリーフ陣も不安は相変わらず、益田頼みからの脱却目指すもクローザーは簡単でない。吉井マジックに迷いが出始めないことを祈る。

*最後までお読みいただきありがとうございました。