目測【サバイバルスキル】
突然ですが『目測』という言葉をご存知でしょうか?
読んで字の如く「目で見ておおよその高さ・距離・広さ・質量・数量などを測ること」をいいます
その中でも【距離】はアウトドアやレジャーを充実させるうえで特に必要となる要素
計器があればなんでもすぐに測れちゃうけど、日常生活で長さを測ることはあっても、距離を測ることなんて一般的にはないし、そもそも計器なんて持ってないですよね
そこで今回は、自分の体だけを使って手軽に割と正確に距離が測れちゃう簡単な方法を教えちゃいます☆
「見えている建物までどれくらい歩けばいいのかなぁ」なんてときも使えますよ
どうも、日常生活に必要のない情報をいつもお届けしているサバイバル愛好家のワンパクですぅ
それじゃあ、早速いってみよー☆
測り方
色々なやり方があるのですが、一番簡単な方法を…
①片目を閉じた状態で、腕を対象物に向かって真っ直ぐ前に水平にして伸ばし、親指を立てて対象物に合わせます
②そのまま閉じている目を切り替え、その対象物の何個分親指が水平移動したか見積もります
サイロが1個分ってとこですね
ハイ!終わり!
たったこれだけです☆
対象物までは約60m!!
え?全然わかんねぇよって?
それじゃ、少し噛み砕いていきましょう
解剖学的にも人間の両目の間の長さは、その人の腕の長さの約10分の1とされています
そしてこのサイロの直径は6m
親指が移動した距離(6m ×1個分)に、両目の間の長さと腕の長さの比率である10をかけるとサイロまでの距離が算出できます
簡単でしょ?
色々測ってみよう!
遠くに見える無人島までの距離を測ってみましょう
無人島の0.5個分が水平移動していますね
なので無人島の直径と…
そう、この方法は対象物の大きさがわからないと正確な距離が出せないというデメリットがあるんです
で、ワンパクがよく使う使い方はこんな感じ
若いオス鹿の小さなハレム
エゾシカなどの獲物やヒグマなどの危険な存在との距離を測るのに使うことが多いですね
ワンパクは動物の大きさなどは遠目で見てもだいたいわかるので、距離を正確に測ることは一応できます
ただ、慣れてきて距離感が掴めるようになっても、人間の脳は見えたものに対して脳内補正を行ってしまうので、正確な距離が必要な場合は親指を立てることを習慣づけた方が良いです
デカイ山を見て感動してその山の写真を撮ったけど、写真を見るとそこまででもなかったなんて経験ありますよね?
あれが脳内補正です
この親指の方法は、ほとんど物を持たないサバイバル状況下を楽しむワンパクにとっては必要不可欠なスキルなんです
道具が何もない状況でも、手は距離も測れちゃうし分度器にもなるし、分度器ができるなら今いる位置を特定できるGPSにもなるんですよ
今回のやり方だけじゃなく軍隊式など色々な方法があるので皆さんも試してみては?
この知識が非常時などに皆さまの一助となれば幸いです
ちなみに親指ではなく中指を立てたら、人と人との距離は離れていくのでご注意を