テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて37年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

32期生 素晴らしい経験だったね。おめでとう!

2025-02-17 13:39:06 | 中学受験


 エデュコ32期生たちの駅看板用の写真撮影が終了しました。各期の受験生たちが、「エデュコ納め」として集まるイベントです。受験生57名中(1名が海外転居となり58名から57名へ)体調不良の3名が参加出来ませんでしたが、希望される54名の参加をいただき大いに盛り上がりました。保護者様のご来校も多く、まさに三位一体で取り組んだ営為の成果を共有できた場となりました。親子ともに達成感を漂わせる満面の笑みでいらしてくださったことは、嬉しい限りです。

 こちらは「合格校一覧」・「合格者氏名一覧」を用意し、教室内に「合格短冊」を貼りだして待ちました(33期以降の方には2月17日から配布予定です)。貼りだされた自分の名前を確認するその表情には、「喜び、達成感、安堵…」様々な感情が浮かび上がっています。素晴らしい経験だったね。おめでとう!

 子どもたちに増して、感慨深い表情だったのは保護者の方々です。壁に貼られた我が子の合格者名短冊を何度も見返されていたのが印象的です。それは、親業としての中学受験活動の総括でもあるからです。おめでとうございます(親業の充実感を実感させてくれる入学式がまっています)。

 いよいよ写真撮影の時間、エデュコの方針は、もとより「フェア」であること、不揃いな身長といえども、立ち位置は「抽選」です。「嬉し・恥ずかし・ドッキドキ」、終始笑いに包まれて撮影は終了しました。3月から1年間、ときわ台駅・志木駅で「エデュコの顔」として頑張ってくださいね。よろしくお願いします。

 写真撮影終了後、「合格校一覧」・「合格者氏名一覧」を配布しました。同じ学習を続けてきた同期の仲間の頑張りを確認します。同じ楽しさ、同じ苦しさを経験した仲間の成功を、素直に自分事のように称え合っていました。共通理解をもった仲間たちです。心から、「おめでとう!」と言い合えましたね。

 「受験体験記」への寄稿も、本人、保護者様とも届き始めました。保護者様の体験記には、「成長を感じさせられた」「勉強上手になった」という件が目立ちます。そして、異口同音に「ここまで成長してくれた我が子を、誇りに思う」という感情があふれています。
 32期生は、私の立場から見ても「とても幼い集団」から「直向きに、健気に、走り続けた、愛らしくも強い集団」に変貌したグループと言えます。

 新しい制服に身を包み、中学生となってエデュコにくる日を楽しみにしています。「やり遂げられた自分」に誇りをもって、突き進んでください。
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中学受験に失敗はありません、思い切り自分を試しましょう!

2025-01-25 19:34:28 | 中学受験
 

 エデュコ32期生も1月校入試を終え、2月校入試を迎えます。今年の1月校入試では、特に、エデュコ生の多くが受験した開智所沢中等教育学校の人気がすさまじく、例えば、特待A入試の実倍7.4倍(前年3.0倍)、算数特待の実倍14.1倍(前年1.6倍)となり、予感はあったものの、少なくないエデュコ生が困惑しました。

 このことで、再受験を余儀なくされるエデュコ生も多く出たのですが、本番入試での合格・不合格それぞれを体験できたことは、エデュコ生の意識を大いに高め、2月に向けた意気込みの形成に資する結果になったと評価できます。みんな、引き締まったいい顔になってきています。

 エデュコ内の雰囲気はと言えば、冬期講習終了後から毎日、社会人を含む卒業生たちがかわいい後輩たちの激励に来てくれています(エデュコからお願いしたことはありません、自然発生的なエデュコ族の伝統と言えます)。特に、制服姿でやってくる現役中・高生たちが話しかけてくれる際には、32期生の目も輝いています。

 自分の第1志望校の先輩が話しかけてくれる時には、目を輝かせて見つめ、第2志望・第3志望校にあたる先輩の声がけには、安心した表情を浮かべながら見つめています。
 「第3志望で入学した私だけど、今の学校をものすごく好きになり、誇りを持っています。だから、みんな来てね」、とても勇気づけられる激励です。成功体験を誇るのでなく、受験時の自分を回顧し、居ても立っても居られない気持ちで来てくれているのでしょう。私の立場とすれば、嬉しくて仕方がありません。

 1月校の受験体験、先輩たちからのリアルな激励、過去問演習での手応えなどが相まって、32期生には適度な緊張感が漂っています。いつもの繰り言ですが、「中学受験に失敗はありません」。不合格にペナルティはないのです(誰からも怒られません)。中学受験をできる立場に感謝して、「どこまで頑張れるか」「どれくらい変われるか」思いっきり自分を試してみましょう。

 そして、私たち大人はどんな結果が出ようとも、子どもを守り勇気づける姿勢を貫きましょう。
 新年度の学習カリキュラムが2月3日(月)から始まりますが、現3・4・5年生にご理解とご協力をお願いし(3日・4日の授業は動画配信)、エデュコスタッフも2月1日から2月4日まで「受験」を最優先にして伴走します。
 32期生の皆さん、入試期間中に不安を感じたら、エデュコに来てください。家族・私たち、みんなで支え合って頑張りますよ。合格を楽しみにしましょう!
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みんなで「合格を楽しみにして」走り抜けましょう

2025-01-07 20:26:32 | 中学受験


 エデュコ32期生が冬期講習を終えました。原理的に言えば、事前の準備として「一人ひとりが、できる限りのことをやった」ことになります。もちろん、傍目には「あれが足りない。これも足りない…」と映ることでしょう。

 私の立場から言えば、11・12歳の子ども各々が健気に前を向いて、入試を迎えられること自体を、とても嬉しく思います。エデュコ32期生も、4月以降の「退会者」は一人も見当たらず、4月度の6年生58名から、1月度も58名で終えることになります。「厳しさ」ばかりが話題になる中学受験ですが、全員が自己否定することなく、中学受験活動を終える目途がついたことを嬉しく思うのです。

 それは、保護者の皆さんが「子どもを追い込まず、鷹揚な姿勢で見守っていただいた賜物」、「エデュコ流に賛同し、信頼を寄せていただいたおかげ」、と言っていいでしょう。感謝申し上げます。共通理解を作るための「保護者会への参加」、「個人面談」でのすり合わせ等、積極的な「親業」に敬意を表します。

 あたり前と言われればそれまでですが、雨の日も風の日も小走りしながら、笑顔で教室に駆け込んでくる子どもたちの姿からは、大いなる元気をもらいました。そして、「勉強する理由って、なんだろう?」という問いに対して、「どれ位がんばれるか、どれくらい変われるか、経験すること」、と答え続けてきました。
 一人ひとりが、輝きながら成長しています。勝ち負けではなく、どの子にも「自分を好きな子」になってほしいと願っています。

 いよいよ1月10日から、埼玉県内の中学入試が始まります。持論ですが、「中学受験で失うものはありません」。合格をもらえれば、「自分の努力で自分の道を切り開いた」、という確かな自信の獲得になり、たとえ不合格でも「自身を改善し続ける経験」になります。「手を挙げて行動を起こす」積極的な経験は、どんどん積ませていいでしょう。不合格を恐れず、合格を楽しみにして立ち向かっていきましょう。

 私たちエデュコスタッフも。心を込めて応援します。一緒に走り切ります。朝一番の電車の音が聞こえ始める頃、エデュコ生たちが「約束の場所」へやってくる姿を想像しながら、毎日、家を出ます。待っていますよ!
 みんなで、「合格を楽しみにして」走り抜けましょう。
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32期生 「合格」を楽しみにして「改善」に取り組みましょう 

2024-09-27 14:38:33 | 中学受験


 エデュコ32期生たちが、志望する中学の「過去問」に取り組み始めました。毎週「1試験回」の問題に取り組み、ノートとともに「過去問演習記録」を持参して、その様相を担任講師に報告します。
 得点状況はといえば、「とてもリアル」で、例えば、合格基準点が60%前後の学校の場合、40%~50%に止まる報告になっています。「とてもリアル」とは、コーチの立場から見て「嘘偽りのない」現状報告で、順調に「改善」を重ねていけば、4か月後には合格点を超える展望が開けていると言っていい状況ということになります。

 各学校にとって入試問題は、経年的にみて「ブレ」のない、一貫した「選抜機能」を備えたものでなければなりません。つまり、出題領域・設問構成・解答様式などが一貫したものであることが求められます。
 だとすれば、それらの要件に「慣れ親しむ」ことが最も効果的な学習方法となります。「あれができない、これができない」と、モグラたたきの如く「闇雲に頑張る」という学習スタイルでは、展望が開けるとは言えないでしょう。
 過去問の「改善」こそ、「的を射た」無駄のない効果的な学習ですから、「改善」にはしっかり時間をかけてください。無論、すべての問題を「できる」に変える必要はないわけで、得点率で合格基準点に20%ポイント上乗せできる位を目安にして取り組んでください。

 ところで、立ち向かう気力はあるものの、「改善点」が合格基準点+20%ポイント(解説を見てわかる問題)にできなければ、合格の可能性は薄いとみられます。入試問題が「ブレのない、出題領域・設問構成・解答様式」である限り、突然に相性のいい問題へと変化することはありません。
 このような場合、受験校変更の検討も余儀なくされます。誤解が無いように言えば、「偏差値の低い学校への変更」ではありません。同じような偏差値帯にある学校でも、入試問題は学校ごとに異なるわけで、担当講師を交えた検討をお勧めします。
 さらに念のために、受験校の決定に関しては、第一に「各学校の運営哲学」と「ご家庭の教育哲学」が近似している学校であること、第二に「わが子が嬉々として通い続けられる予感」を持てること、そのうえで第三に「得点戦術において優位に立てる」ことなどを勘案する必要があります。この第三の点に関しては、エデュコスタッフと相談してください。

 改めて、2月1日までの期間を逆算すると、残り120日余りになりました。大丈夫!ここから十分合格の力をつけられます。6年生前期までの断片的な学習で得た知識・思考力・技能を統合するのはこれからです。過去問演習に対して直向きに取り組めば、それらの要素が有機的に結びつき、確かな理解・確かな解答能力として結実するでしょう。
 標準的なテスト形式に照らして言えば、算数なら毎月正解1問の積み増しを目指して4か月で計4問(5点×4個で+20点)、国語なら選択解答2問と記述解答1問(5点×2+10点×1で+20点)、理科なら4分野で5問(2点×5で+10点)、社会でも3分野で5問(2点×5で+10点)、合計60点を積み増しするとイメージすれば、実現可能と思えますね(もっと積み増しできる人もいるでしょう)。言い方を換えると、毎月各教科正答1問ずつの積み増しです。

 「楽しみのある努力」は苦痛ではありません。合格を楽しみにして「改善」に取り組みましょう。「合格」は見えてきています。
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躊躇なく、個人面談を活用してください

2024-06-02 16:51:32 | 中学受験


 2024年度の学習が開始され、あっという間に4か月が経過しました。各学年とも「新学年における1週間の学習の型」が板についてきたと言えます。6年生は、1回目の「志望校調査票」の提出もあってか、志望校合格を意識し始めました。5年生は、4年生次にはなかった毎週のテスト「エデュコ・ウィークリー」を当たり前のように容認して、達成度を気にかけるようになりました。4年生は毎週の家庭学習の型を身につけ始め、「総合回テスト」の結果も話題にするようになりました。3年生は、しばらくの「ビギナーゆえの緊張期間」を抜け出し、講師に対して意見表明をするようになってきています(笑顔が最高にかわいい)。

 さて、私たち大人(保護者・塾講師)は、このような健気な子どもたちに最大限の支援を与えなければなりません。現在の「1週間学習計画」の質・量は、真に学力を向上させる楽しいものか、学習方法に迷いはないか、見直しの必要はあるか(できる量になっているか)等、検討を重ねながら見守る責任があります(ただ「頑張れ!」でいいはずがありません)。

 このような問いに対応するのが、「個人面談」です。エデュコの「個人面談」は、一般的な「成績の確認・入れる学校探し・激励」ではなく(このレベルの確認ならデータを見ればわかるはず)、本人の達成感・有能感の獲得に拘り、具体的に各教科の学習方法を点検する目的になります。さらに言えば、「子どもをどう導くか」がテーマですから、子どもの同席する性質でないことも言うまでもありません。積極的に活用してください。

 では、具体的に「個人面談」の要領を確認しましょう。主な点検事項とすれば、「受講クラスの適性」「学習教材の分量」「現在の学習方法における理解状況」「改善が求められる点」になります。4年生以上の方は、なるべく下記の様な教材を持参してください。
(1) <算数>
●「予習シリーズ用ノート」…「自調自考」ノートとして試行錯誤の足跡がみられるか、解説を参考にして自己解決を図ろうとする意欲的なノートが望まれます。
●「改善記録ノート」…授業で理解できた解法を同様に再現できているか。ただ、出来なかった問題をもう1回解くのでなく、「望ましい新しい解法の再現」にこだわります。しっかり授業解法を理解してから取り組んでください。
●「授業用ノート」…講師が伝えたい解法の技法を捉えているかが観点になります。
(2)<国語>
●『予習シリーズ国語』…説明的文章であれば素材文中の「重要語句」を追えているか、文学的文章であれば素材文中の「心情表現」とその変化を追えているか、マーキングのコツを確認します。また、選択解答の要領では、選択肢文それぞれについて正誤を判断できる手法の獲得を意識しているか、などを観点として改善の必要性の有無を検討します。
(3)<理科・社会>
●『予習シリーズ』…説明本文の強調文字の再確認、挿絵やグラフとの結び付け方を確認します。
●「チェックシート・総合回テストのドジノート」…プリントの保存方法、誤答の具体的な改善方法(間違えた問題の書き留め方法)について確認します。
(4)<その他>
●各テストの問題用紙…テスト問題に対する具体的な取り組み方を点検する必要がある場合があります。

 今春入試に挑んだ31期生の特徴は、個人面談の多さで、エデュコとご家庭の共通理解度の高さと指摘させていただきました。同様に、躊躇なくお申し出ください。
 お申込みの要領は、「総合案内書」のP.75を参照してください。オフィシャルアワーとしてお示しする時間帯は、担当講師ではなく事務方でご予約を承ります。その時間帯以外をご希望の場合、担当講師へ直接メールでお問い合わせください。可能な限り、ご要望に沿えるよう致します。
 保護者・講師の協働で子どもたちを支援していきましょう。個人面談のお申し出をお待ち申し上げます。
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