みなさま、ごきげんよう。
日曜日、横浜は20℃を超える陽気でお稽古中も汗が出るほどでした。
息子は部活(昨日もだけど)、娘は朝から久しぶりに教会に出かけていきました。特にこの一年は家族以外の人と話す機会が滅多になく、そのことが私は一番気がかりでした。ただでさえ口数の少ない人なので。
久しぶりに教会に行き、牧師さまや奥様、そしてたくさんの方から声を掛けられ、礼拝が終わってからもなかなか帰ってきませんでした。娘にとって一番居心地のいい幸せな場所は娘自身が一番分かっているのでしょうね。
さて、今日(昨日)午後からお稽古でした。予想通り「釣釜」でした。揺れる釜です。蓋の開け閉めが難しい。
淡交テキスト「茶の湯お稽古十二か月」3月号より
なぜ、3月に釣釜なのか。 このテキストによると「起こりは定かではない」とのこと。千利休が秀吉の小田原攻めに同行したころ野外で木を組んで釣釜にして一服のお茶を振舞ったという話が伝わっているそうです。また別の説ではゆらゆらする釣釜から春風を連想させるなど、色々言われています。
私はこの釣釜で「重ね茶碗」のお稽古をさせて頂きました。重ね茶碗は主に大勢(5人以上?)の茶席でのお濃茶のお点前です。一椀で3~5人ぐらいで回して頂きますが、それ以上の人数の場合は二椀で振舞うことになります。このような場合に2つのお茶碗を重ねて持ってきて点てます。
ただし、今はコロナの影響で回し飲みがほとんどされておらず、各服点(かくふくだて;お濃茶でも一人ずつ点てる)で行われるのが多くなってきているので「重ね茶碗」はあまり見かけないとのことですが、お勉強のためにもお稽古します。
お着物は春らしくとのことで。
帯は先週、実家の母から色々と着物や帯を渡された中の一つ。「こんなものが出てきたのであなたにあげる。おばあちゃまが仕立てたものだけど」。母は気が向いた時に小出しに私に渡してくれます。
着物は全てサイズアウト。帯は仕立て途中らしきものもありましたが、この帯は芯は入っていないけど締められそうだったので早速着用してみました。
いつ仕立てたのかもわからず。少なくとも50年以上前のお仕立ての正絹かなと思いますが、緑がかった金色の唐草模様のような地模様の帯です。少し地味ですが、着物が華やかな柄なのでちょうど合うかな?と思ってコーディネートしてみました。
長さは私のいつものサイズだったのですが、芯がないためなのか、伸びた感じで(ストレッチ素材か!?)垂れがかなり残ってしまい、最後お太鼓にするのに苦労しました。今度から手先を長めにしないと。
私的には気に入った組み合わせでしたが、衣紋抜きがね。
今日は衣紋抜きと衿を寝かせようと意識して着付けしたところ、抜きすぎたようでした(笑) 師匠からは遠慮がち?に「今日はきれいに抜けているわね~」と。ところがすかさずお稽古仲間のTさん(着付けの先生です)が「抜きすぎです」と。「花嫁さんだってここまで抜かない」と。
あちゃ~
難しいですね。上品に着こなせるようこれからも精進します(ダイエットも。。。)
それではまた。