高石神社(高石市) 古の高師浜の風景が甦る!白砂青松の名残を感じる古社

高石神社(たかいしじんじゃ・たかしのじんじゃ)は、大阪府高石市高師浜に鎮座する式内社です。

創建は白雉元年(650年)、古くは天神の社として知られていました。

大阪湾を西に望む松林に建つ高石神社の境内は、昔の高師浜の風景を良く残しています。

御祭神は少彦名神、天照皇大御神、熊野坐三社。

神社がある高師浜の地名は、白砂青松の美しい海岸として万葉の時代から数々の和歌に詠まれてきました。

それでは、古くは白砂青松の美しい景色が広がっていた高石神社へと参りましょう。

 

 

境内

 

 

高石神社は、古くは天神社として知られ、古い歴史があることは、「延喜式」の神名帳に高石神社として記されており、大阪湾を西に望む松林に建っています。

近くには筆屋という宿屋があって、多くの旅人がここで休息しています。

その中には、有名な歌人や江戸末期の測量学者伊能忠敬もいます。

境内は、昔の高師浜の風景を良く残しています。

 

 

一の鳥居をくぐると・・!

この辺りが白砂青松であった事を思わせる、素晴らしい景色が広がっています。

 

 

絵馬殿の中に手水がありました。

 

 

 

二の鳥居

 

 

二の鳥居をくぐってからも手水舎がありました。

 

 

拝殿

御祭神は少彦名神、天照皇大御神、熊野坐三社。

 

 

松林の向こうに見えるのは本殿

 

 

境内は松林があり、潮の香りが漂ってきそうな風景です。

 

 

一の鳥居をくぐって左側の鳥居

 

 

末社五社

・八幡神社(御祭神は応神天皇)
・八坂神社(御祭神は素盞鳴命)
・春日神社(御祭神は天兒屋根命)
・船富神社(御祭神は神功皇后)
・彌栄神社(御祭神は素盞鳴命)

 

 

稲荷社

 

 

小倉百人一首、祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけのきい)の歌碑

「音に聞く高師の浜の仇浪はかけじや袖のぬれもこそすれ」
(おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ)

【現代意訳】
評判の高い高師の浜の、寄せてはかえす波で、 袖を濡らさないようにしましょう。
(移り気だと、噂の高いあなたに思いをかけて、わたしの袖を涙で濡らさないように)

従三位富小路貞直の筆で、高さ7尺、巾4尺の自然石に彫られています。

 

 

遥拝所かな?

 

 

白河鳳凰熊野権現御拝所

 

社の横には白河鳳凰熊野権現御拝所と彫られた石

紀州街道熊野詣の途次に鎮座する高石神社。

多くの参詣者がこの遥拝所に手を合わせていたのですね。

 

 

神輿蔵

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪府高石市高師浜4-1-19

【お手洗い】あり。

【御朱印】あり。

【駐車場】あり。

神社横にあるコインランドリーの奥に、神社専用の月極駐車場があります。

 

高石神社公式サイト

 

 

 

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