今週最終日の東京株式市場は、前日の米国市場の流れを引き継ぎ、日経平均株価は132円安の37,619円と続落して取引を開始しましたが、この日の市場を大きく左右したのは円相場の為替動向でした。
円安基調の中、ドル円相場が148円台後半へと円高方向に推移したことで、輸出関連企業の収益悪化懸念を煽り、特に自動車や電機などの輸出セクターに売りが集中し、日経平均は一時的に下げ幅を拡大する場面も見られましたが、この円高基調は一時的なものであり、いずれ円安方向に回帰するとの見方が根強く、押し目買いの動きも散見されました。
その後、9時30分を過ぎると、ドル円相場は149円台へと再び円安方向に転じ始め、この円安進行が投資家心理を再び活気づけ、日経平均は徐々に下げ幅を縮小し、上げに転じました。特に、これまで売られていた輸出関連株が買われ始め、市場全体を押し上げる要因となり138円高の37,890円で午前の取引を終えました。
午後の取引も、前場の勢いを引き継ぎ、堅調に推移しましたが、14時頃から、市場に警戒感が広がり始め、徐々に上げ幅を縮小する展開となりました。週末を控えてポジション調整の売りが出始めたことや、翌週の経済指標発表を前に様子見ムードが広がったことなどが要因と思いますが、結局、日経平均は74円安の37,677円で取引を終え、続落となりました。
そんな中、私の保有銘柄も今週は前半は好調も後半にかけ、どんどん含み益が圧縮され、金曜日クローズは+50,200円の含み益となりました。保有銘柄では、カカクコム(2371)が利益の情報修正をしたもものコンセンサスを下回ったということでしょうか、思いっきり売られています。
一方、USスチールのM&Aが破断する前提で上がると信じて買った日本製鉄(5401)と値頃感で2月に買った伊藤忠(8001)が大きく躍進しています。ウーレンバフェットが買ったようですが、その前に買っていて大正解でした。
今個人的に注目しているのは、下がってきたリクルートとオリエンタルランドですが、軍資金も結構使っており、もうしばらく様子見して決めたいと思います。
現時点で下記の13銘柄を保有中です。
カカクコム(2371) 400株
PKSHA(3993) 100株
楽天グループ(4755) 700株
富士フィルム(4901) 100枚 NISA
東洋炭素(5310) 100枚 NISA
日本製鉄(5401) 300株
三井金属鉱業(5706) 100株
トヨタ自動車(7203) 100株
伊藤忠(8001) 100株
オリックス(8591)100株
NTT(9432) 5,000株 NISA
KDDI(9433) 100株 NISA
NTTデータグループ(9613) 100株 NISA
来週は28日に発表される日米の物価指標が材料となりそうで、日本では3月の東京都区部CPI(消費者物価指数)、米国ではPCE価格指数が発表されます。
足元では、米国経済の失速がはっきりしてきまており、トランプ米大統領の政策の悪影響も出ており、「トランプ・セッション(トランプ不況)」という言葉も使われ始めています。そんな中、逆に追い風を受ける業界も存在するでしょうし、日本でもメガバンクが異様な上昇急騰劇を展開しています。私の保有銘柄もその上昇ウエーブに乗ることを期待します。