郡山市中町の「うすい百貨店」向かいの平面駐車のアスファルトが剥がされ、何やら工事が始まる気配です。規模は小さくても良いので、お洒落な路面店の進出を期待したいです。うすい百貨店の集客力を利用できる強みがあると思うのですが・・・。
5月26日に閉店する「イトーヨーカドー郡山店」の画像です。市内中町から1989年(平成元年)に西ノ内に移転オープンしました。2000年(平成12年)には連絡通路で接続した別棟(スーパースポーツゼビオ、ケーズデンキ等)を増築しています。オープン以来35年の年月が過ぎ、イトーヨーカドーの台所事情により地方のGMS形態店舗は全て閉店することが決定しました。平店・福島店に続き郡山店も閉店となり、イトーヨーカドーは福島県から完全に姿を消します。郡山市の企業であるヨークベニマルと同門の店舗でもあり、郡山市民には特に親しまれた店舗だと思います。来週には消えるこの店舗、画像として残したいと思います。
幸いヨークベニマルが後継店舗を引き受けることが決定していて、閉店後に即改装工事を行い来年2月にリニューアルオープンさせる予定となっています。改装費用に45億円を投じる大規模は改装となる模様です。改装後の店舗はヨークベニマルの基幹店舗に位置付けられ、それに相応しい店舗構成を目指すことになります。誘致テナントなど今から大変楽しみです。
新店舗は緑のハトマーク(ベニマルカラー)になるのか?
うねめ通りからの画像
正面入口
駐車場からの画像
福島市南矢野目の市有地にイオンタウンが複合商業施設を整備する発表がありました。「イオン福島店」に隣接する2万8500平方メートルの土地で、「イオン福島店」とは異なる商品を扱い集客を進める他、こども図書館やイベント広場などを整備する構想のようです。施設は2階建て、店舗面積は約9000平方メートルが予定されています。「イオン福島店」と連携し相乗効果を狙う商業施設になると思われます。
JR福島駅東口再開発ビルの迷走と旧イトーヨーカドー福島店跡の去就も決まらない状態での郊外型大型商業施設の計画発表となった。このちぐはぐな状態を福島市はどう説明するのか? 街中活性化を叫びながら郊外型商業施設開発を推進する。これでは駅前再開発ビルへの民間企業の入居希望がゼロだったことが納得です。街中活性化はお題目で天下り用のコンベンション施設が欲しいだけなのです。「イオンモールふくしま伊達」の建設に反対した福島市が郊外型大型商業施設建設にGOサイン、開いた口が塞がらないです。
(仮称)イオンタウン福島のイメージパース
建設予定地(オレンジ枠)
今秋から国内トップリーグ「SVリーグ」に参戦するデンソー女子バレーボール部「福島デンソーエアリービーズ」は、本拠地を愛知県西尾市から郡山市に移すことになっているが、同バレー部が使用する練習用の体育館を旧豊田浄水場跡地に整備する構想を明らかにしました。同関係者が郡山市長に申し入れを行ったそうです。手続きが順調に進めば今年度内にも着工し、3年後の2027(令和9)年度に完成する。デンソーはホームアリーナである郡山市総合体育館に近く、市街地で1ヘクタール程度の広さがある等を考慮して選定した模様です。建設する体育館は、バレーコート3面分と同チームの事務所と合宿所を併設した施設になる。トップチームの練習以外に下部組織のU15、U18チームの育成拠点の機能も有する。市民が利用できる運動施設、災害時の避難所など防災拠点としての活用も検討する。
郡山市には旧豊田浄水場跡地利用に関する青写真は何も無いので、今回の申し出は郡山市として渡りに船だと思います。早期の実現を期待したいです。
建設候補地である旧豊田浄水場跡地
JR磐越西線の「JR郡山富田駅」は開業7周年を迎えます。郡山市の要望によりJR東日本が設置した請願駅です。郡山市内有数の住宅地である八山田地区を後背地に持ち、医療関連産業の集積を目指し旧福島県農業試験場跡に郡山市が整備計画中の「(仮称)メディカルヒルズ郡山」には、総合南東北病院と共同事業者が新病院と医療関連施設の建設を予定しています。某経済新聞によれば、郡山富田駅を軸に住宅・産業集積の成功例として取り上げられている。
郡山富田駅の利用者数
無人駅のためJR東日本と郡山市は利用者数の調査はしていないようですが、1000人/日の利用者数を見込んで開業しています。ある団体が、実際に駅に赴き、利用者数を計測した。計測日は2018年11月1日(木)、郡山方面(上り)利用者と会津若松方面(下り)利用者をそれぞれ計測した。郡山方面については、乗車484人(内制服学生133人)、降車71人(内制服学生23人)、会津若松方面については、乗車61人(内制服学生15人)、降車472人(内制服学生138人)となる。総利用者数は1088人となる。3本分の運行について調査ができていない点を考えても、目標利用者数には十分到達していると調査結果を報告している。終日の方面別利用状況を見ると、上り方面は乗車、下り方面は降車が圧倒的に多いことから、富田地区の居住者の郡山方面への利用と、郡山駅方面からの新駅利用が圧倒的に多いとのことです。
これまで郡山富田駅の具体的な利用者数は不明でしたが、この調査結果から予定通りの利用状況であることが証明されました。この後、総合南東北病院と関連施設が整備されれば更に利用者が増える事になるでしょう。脱クルマ社会を目指すコンパクトシティ化のためにも公共交通機関は大事です。新駅開設は大成功でしたね!
(仮称)メディカルヒルズ郡山
南東北病院関連事業者の示した計画では、開発する約16ヘクタールのうち中央の緑地を挟んで南側に病院などの病院機能、北側に医療データセンターなどの施設を集約させる方針です。計画では、高さ約30メートルの7階建てで病院本棟を整備し、南東北第二病院・がん陽子線治療センター等を隣接地に配置させる。本棟屋上にはヘリポートも設置する。
医療関連施設ゾーンには、臨床検査などを担う江東微生物研究所と調剤薬局大手のクオール、医療機器販売のエヌジェイアイがデータセンターの他、血液センター、医療関連産業のテナントなどを出店する方針。郡山健康科学専門学校のサテライトキャンパスも置かれる予定。
病院ゾーンに隣接する私有地の開発も期待されます。