若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

米株で分かる未来図

2025/03/14

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SP500は米国株式3大指標のうちの最後に天井を見ました。2月19日の6147が天井の値でした。

NYダウの天井、昨年12月4日の45073ドルに遅れること77日と、実に長い天井圏のもみ合いでした。1月31日にはNYダウが2番天井の45054ドルときれいなダブルトップとなりました。

その後1月13日の安値41844ドルを下に抜いてきたので、これは正真正銘のダブルトップ天井ということになります。

なぜSP500が2月19日まで天井をみなかったのかを検証すると、2022年1月4日の当時の天井4818からの162週目の正中点が2月11日にあり、この162週を見てから下げに転じたということだろう。

因みにNASDAQ総合は12月16日、20204で天井を見ている。

2月19日に天井を見たSP500 は3週間目に10%下落のレベルまで急落して、いかにも黄金律のキング161.8週の威力を発揮したのである。ちなみにNYダウの前回高値は22年1月5日の36952ドルで日柄はSP500と1日しか違わない。162週目は2月12日であった。

3月に入ってからも急落は止まらない。これは古い所から持ってきて恐縮だが、大恐慌前のバブルピーク1929年9月3日の386ドルからの黄金律95.5年の正中点が25年3月5日であり(大恐慌はこの386ドルから32年7月の底値40ドルまで89%の暴落)、これからの相場暴落に相応しい日柄だった。

もう少し手前で米国株がインフレを克服して、大幅上昇に入る起点は1982年8月9日のNYダウ安値769ドルである。

そのポイントからの黄金律42.7単位42.7年の正中点は25年4月22日となっている。これも42年上がり続けた相場がその2カ月前から崩れ始めたということで、今回の天井が意味するものは中途半端な天井ではなく、大げさに言えば100年に一度、50年に一度しかない大天井であったものと思われる。

昨今株価下落に伴い、メディアでは米国経済リセッションの論議が喧しいが、リセッションなどという生易しいものではない大事件が起ころうとしている。大恐慌の再来である。時あたかも建国250年を来年に控えた米国では、史上最悪の大統領が権力を欲しいままにして、わが世の春を謳歌している。これらのコンビネーションは、第2次大戦後営々と築き上げた米国の、超大国としての名声が地に落ちることを意味しているだろう。

史上最悪の男を大統領に再選する愚を犯した米国民は、当事者として、塗炭の苦しみを味わうはずである。

それはいいが、その巻き添えを食う、ほかの国々が被る迷惑をどうしてくれる。

なんとか米国株の大幅下落で利益を得るぐらいしか余地はないといえよう。

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プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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