6本の川が流れる広島の街。
デルタ(三角州)の上に出来た街です。
このため、広島市内には349本の橋があります。
橋が増えたのは、半世紀前。
50年前の高度成長期です。
老朽化が進み、サビやひび割れのある古い橋もあります。
このため、最近、橋の補修工事の現場を市内各所で見ます。
広島市にある349本の橋のメンテナンスコストを1橋5000万円としても数百万円の財源が必要になります。
このことは、日本全国でも同じだと思います。
橋梁に限らず、トンネルや道路、水道管や下水道など社会インフラの老朽化対策は必須です。
崩落したり、事故が起こってからでは遅すぎます。
限りある税金、財政の中でいかにして優先順位をつけてメンテナンスしていくか大きな課題と言えます。
ただ、これからも続く、人口減少、少子高齢化、伸びない税収、健康保険や年金保険問題などが国にも地方にも重くのしかかってきます。
さらには、国防のための防衛費、少子化対策、介護費用財源なども必要になってきます。
首長や為政者のリーダーシップ、そしてそこに生きる市民の意思決定が、この国に明日を決定づけます。
裏金問題や金権政治、派閥抗争などでゴタゴタやっているヒマはないですよね。