喉が渇いたときは、カロリーを気にして、0kcalの炭酸飲料を買うことが多いなんてことはありませんか?ま、ありますな。
で、以前から、この人工甘味料が体に悪いだとか、脳腫瘍に関連するかもしれないなんて報告もあります。
今回は最新の研究*1からダイエット飲料の実際分かったリスクを見ていきましょう
心房細動
不整脈の中でも有名なもので心房細動という物があります。
我々、医療従事者はイキって、ではなく、単に略語としてAf(エーエフ)と呼びます。
心臓は電気信号により収縮して体や肺に血液を送っているのですが、心房というところが痙攣し、異常な電気信号を発してしまうことで、心臓の収縮のリズムが無茶苦茶になる状況です。
脈拍が早くなり、リズムも不規則です。
こうなると、心房が小刻みに揺れて、血液がうまく先に移動せず滞留し、血栓を作りやすくなります。すると、その血栓が脳に飛んで脳梗塞などを引き起こすこともあります。
そうなるのを防ぐために、”血をサラサラにする薬”を予防的に飲むのであります。
他にも、異常信号の出所を”焼く”、カテーテルアブレーションをすることもあります。
週に2L以上
さて、本題に入りましょう。
人工甘味料を用いたいわゆる”ダイエット飲料”を週に2L以上飲む人は、まったく飲まない人と比べて心房細動のリスクが20%上がることがわかりました。
はい、なんなら1日1本は、セブ〇レの乳酸炭酸飲料を飲んでいる私、撃沈!
▼セブンイレブンの戦略▼
ほな、カロリーを諦めて、普通の砂糖入りのジュースにすればええのか???
いえ、人生そんなに甘くない。デブりやすいし、さらに・・・
砂糖が入った飲料を週に2L以上(1日に約300ml)飲むと、心房細動のリスクは10%増加であると。
つまり、人工甘味料よりはマシだけど、砂糖飲料でも心房細動のリスクは上がりますと。
一方で、リスクを下げる飲料もありましたとさ。
1日に120mlほど(?)の、砂糖の加えられていない純・ジュースを飲む人は心房細動のリスクが8%低くなるそうな。
100%オレンジジュースや野菜ジュースのことらしいです。
心房細動の増加
アメリカでは心房細動の患者は年々増えており、脳梗塞の原因となっています。
世界全体では4000万人の心房細動患者がいると言われており、その15%にあたる600万人がアメリカにいます。
現在の増加から、2030年までに倍増し1200万人のアメリカ人が心房細動を患うとCDCは予測しています。
なぜこんなに急速に増えるのでしょうか?
心房細動の一番のリスクは加齢だと言われています。
となると、高齢化社会では、心房細動の患者は増えるのです。
心房細動のリスク
もちろん、加齢以外にもリスクはわかってきています。
高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、喫煙、アルコールもリスクを高めます。
過去の研究からはアルコールが入っていない清涼飲料水も多量に飲むと心房細動のリスクが上がることがわかっています。
で、今回の研究では、清涼飲料水を分けて、人工甘味料入り、砂糖入り、純・ジュースで調べたというわけでした。
すると、人工甘味料が一番リスク高く、次に砂糖入の飲料でした。純粋なジュースを適量飲むと逆にリスクが下がりました。
よし、明日からは砂糖も人工甘味料も入っていないミネラルウォーターを買おう!!
しかし、最近ではマイクロプラスチックの危険性に注目が集まっています。
▼PETボトル水は危険?▼
今日の結論
わしは何を飲んだらええんやーーーーー!!!!
では、また(^^♪