星を編む 凪良ゆう 

2023年11月6日 第1刷発行

2024年2月5日 第7刷発行

作品紹介・あらすじ

☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編

花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。
ああ、そうか。
わたしたちは幸せだった
のかもしれないね。


『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。

 

2023年の本屋大賞の続編。

図書館本なので、続編が先に順番が回ってきた。丁寧に描かれているのでスピンオフから読んでも問題なかった。

 

①春に翔ぶ

北原草介がなぜ教師になったのか。

親の望む通りに生きた方が楽なのか・・・

親が願う幸せと子供が望む幸せが違う、葛藤が心を抉る。

 

②星を編む

”汝、星のごとく”の内容が大体だけれど分かる。

主人公を支える編集者のお話。

黒子でもある編集者さん達への応援歌。

 

③波を渡る

北原先生は①の26歳から52歳になっていた。

気持ちを伝えるのが不器用だけれど、器の大きいまるで海のような男なのね。

レモンみたいな瀬戸内の大人の恋愛物語。堪能。