【太りすぎよりやせすぎはなかなか治せない】


やせすぎと太りすぎは
現代的な美容や健康で
外見上一番最初に気づくことです。

太りすぎてると
血圧が高いのではないか?

糖尿病ではないか?
あるいは血管障害、
循環器系の病気になるのではないか?
ガンにもなるのではないか?

などと言われていて
いろいろな不安がでてきます。




一方やせえすぎはどうかというと、
少しやせている分にはいいのですが

少しやせているというのを通りこして
「やせすぎ」になっていると
なかなか太れなくなります。


様々な症状や不快な現象が起きると
自分には隠れた病気があるのではないのか?
と心配にもなってきます。


太りすぎも
やせすぎも本来の正常な状態に戻すことが
健康法、美容法の要になります。



【太るための考え方】

身体のエネルギーをもとに
カロリーを減らせばやせると
ダイエット理論では考えられています。
例えばカロリーの高いものを
食べれば太る、だからカロリーのあるものを
さけるように、また低カロリー食を選びます。


なぜならカロリーの高いものを
食べれば太るということが定説
になっているからです。

ダイエットしたい方は
体重を落としてやせるために
日々食べる量を減らしたり、
絶食してて食べないように
あるいはカロリーを減らされて
努力されています。


やせすぎの方はこの逆で
カロリーを増やすことで
太れるのではないかと
考えています。


もちろんやせている方が
カロリーの高いものを
胃腸を壊さない程度に食べれば
太ることも可能です。


しかし「やせすぎの方」が
太ろうとして食べるものは
どれも胃腸の負担になったり
結果胃腸の消化力を落とすもの
になります。


例えば、
カロリーの高いもの
油がギトギトの食べ物
砂糖まみれの食べ物、
肉の加工を小麦粉と油でされた
フライやトンカツ
のような揚げ物、
衣がついたものが多いのです。



残念ながらこういった食べ物を
とりつづけると
逆に胃腸を弱らせ、
なかなか太れない体質に
なってしまいます。


講習会で多くの方から
いただく質問があります。




【何を食べれば太れますか?】



これに答えることもできますが、
この答えを知っただけでは
太ることは難しいでしょう。


それは自分の身体がどのような
状態になっているかを
理解されていないからです。


漢方では太る、やせるということを
カロリーという単純なことで
捉えていません。


どのような状態なのかということを
基準に捉えています。


例えば、身体の中に
「蓄える性質」があれば太れる。


身体にあるものを
「外に出す性質」
「外にでるような症状」
を持っていたらやせるのです。



気功漢方医学で
やせすぎ、太りすぎを捉えると
現代栄養学や現代医学とは
まったく違った医学の基本
があることがわかります。



太るために必要なことは
カロリー学説でも
栄養学でもありません。


太るたえには
腸内のやせる菌を減らすということ、

そして
油ギトギトの腸内をお掃除すること

それから
腸を冷やすような冷たい料理と
身体の冷やす作用のある
例えば緑茶、番茶などの

食物の持っている冷やす力を
避けて食べ物を選ぶことが
大切になります。


太る最初の一歩として
まずは特別なお茶と
身体をあたためるお粥から
始めると良いと思います。


葛原 黄道