人間力の高い人がやらないことは3つ

本日は『人間力』の高い人は、ほとんどしない事を3つにまとめてご紹介をさせて頂きます。

そもそも、人間力とはいったい何を指している事だと思いますか?
『人間力って言えば、いい人?優しい人?器のでかい人?の事なのかなあ・・』
と少し曖昧なイメージを持つのではないでしょうか。

私も正直、『人間力って具体的にはどういうことか分からない』と言うのが本音でした。
よって、人間力についての考え方や意見をこの数年位意識し、行動心理学の教授と呼ばれる方や教育の講師、心理学に通じている方、経済的観点から人間力を解く人などに勉強させて頂き、なるべく多くの人に分かりやすくご紹介できるようになりましたので本記事を記載致します。

そもそも人間力とは、紀元前の孔子が説いている事をベースとした表現が現代の私たちの生活と合わさり『なんとなくこういう事かな』という雰囲気で使われている言葉です。

では、実際の元となる『人間力』とは何を指すかと言いますと、
孔子の三徳理論で有名な『知・仁・勇』(ち・じん・ゆう)を指します。
知➞知者とは、判断力のある人、
仁➞仁者とは、誠実で人格が備わっている人、
勇➞勇者は、行動力がある人

(※孔子は「儒教」の始祖といわれる古代中国の思想家です。彼の名言を集めた「論語」は、2,500年以上たつ今も、価値のある言葉として人々の共感を集めています)

『知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は恐れず』(知・仁・勇)

つまり、人間力とは『頼りがいのある誠実で魅力的な存在感のある人』と解釈が出来ます。

では、人間力の高い人がしない事をご紹介させて頂きます。

人間力の高い人がしない事は3つ
1,群れない(無意味に群れる事)
(解釈)
人間力の高い人は、意味もなく人と群れません。
意味があったとしても、目的や手段として必要な時以外は群れません。
ドライで独りが好きなわけではなく、『群れる危険性』を注視していることが要因です。
単純に人が苦手だから一人でいるという人とは少し違います。
人間の特性である群れる有意性も、群れる危険性も理解している上で『あえて群れない』という事です。
例えば、会社組織などに所属している人はイメージが湧くと思いますが、集団で会議をしたり意見を出し合う場面があるかともいます。
テーマに沿って、15分くらいは意義のある内容が飛び交う場面があるかと思いますが、時間が経つにつれ『雑談のような雰囲気になり、結局は何も決まらない結果で終わる』という『みんなで集まった意味がない、これまでとあまり変わりのない進展のない状態』という経験を何度かしている人も多いのではないでしょうか。
これでは、『一体何が目的で行った会議なのか?』が不明で『誰の意識にも残らない会議』として終わります。
今は、伝えたい人や会議テーマの意味を『動画(録画)し、閲覧する仕組み』が簡単に出来ますよね。
動画(録画)を、個々のタイミングで閲覧し、それぞれが自分の考えをもって最終的に意見を出し合うのであれば有効だと思います。
人間力の高い人は、当初よりこの現実を理解しているため『安易に群れない』『群れても意味がない』と判断している訳です。
2,人の考え方や意見に『興味』を持つ(興味が湧かない考え方はしない)
人間力が高い人は、『人の考え方や価値観』に敏感です。
そもそも人間を『綺麗な生物』として見ていない傾向な為、人の『欲や生存本能』を客観的に観察する傾向が強いです。
例を上げます。自分の経営論やマネージメントの手法を熱く語ってくる人がいるとします。
もしも、あなたがその人を尊敬していればいいですが、たいして認めてもいない『他人に分類』している人の意見は心に届かないと思います。
『この人の話は長いな・・しんどいな・・ところでこの人はそんなに優秀なのかな?』と話の内容は入ってこず、ただただ語る人の自己満足タイムとなる訳です。
ところが、人間力の高い人は違います。
『この人は、どうしてこのような考え方をするようになったのだろうか?』
『実は、自分のしている事を承認してもらいたい人なのかな?』
『この人の持論で、本当に従業員や部下は豊かになるだろうか?』
『数年後にこの人の周りの人達はどれだけの本当の笑顔があるだろうか
などなど、客観的で多角的な視点を持ってまるで『研究員のような』視点でその人を観察しながら話をさえぎらずに聞きます。そして自分の経験値や価値観に繋がる『思考力』を鍛えるという事になります。
3,自分自身を受け入れる(自分を受け入れない考え方はしない)
人間力の最も大切な要因です。
『自分がどのような人間で、どのような性質を持っている人間なのか』
という自分を客観視する視点を人間力が高い人は持っています。
人は欲があり、弱さがあり、醜い生き物でもあります。
『楽したい・・しんどいのは嫌だ・・でも豊かな生活がしたい・・恋愛したい・・あれが欲しい・・こうなってほしい』
と、人間が自分自身と本当に向き合う時に直面する事は『醜い自分』でもあります。
その『醜い自分』をまずは受け入れる事が大切です。
冒頭にお伝えしました、『人間は綺麗な生物ではない』という事を理解する必要があるからです。
皆さんも、環境さえ違っていたら『人を殺めたり、人が大切にしている物を奪ったり』する可能性があります。
悲惨な事件や事故を『他人事』としてしか見れないのでは『人間を理解していない』と私は思います。
人は環境や周囲の影響により『生態系』として変化する生物だからです。
人間力の高い人は、自分の今に至る事に対して関わってきた人たちに感謝し、環境に感謝し、一日を自分の為にも大切に生きます。ほとんどの愚痴や弱音は『たいしたことではなく、自分の醜い心が生み出している』という現実を知っているからです。
さて、本日の記事においては色々な事を想う人もいるかと思います。
皆様にとって、自分の心と向きあう時間となって頂けますと幸いです。
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