音楽好きに聴いてもらいたくなるようなK-POP曲を紹介している当ブログ。
今回は2019/12/08に公開されたKimhwol (キム・フォル)の「1」を紹介します。
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[M/V] Kimhwol (김훨) - 1
Kimhwol (キム・フォル)は1999年生まれの現在20歳。ピアノを弾きながら歌うタイプの女性SSW(シンガーソングライター)。
両親がクラシックギター奏者だった事もあり幼い頃から音楽に触れ合い7歳でピアノを演奏を開始。
現在、名門のホウォン大学 実用音楽科におそらく在学中。
韓国には優秀なSSWの発掘や支援を目的とした「ユ・ジェハ音楽競演大会」という歴史ある音楽コンテストがあり、Kimhwol (キム・フォル)は2018年に銀賞を獲得します。
その受賞をきっかけに韓国音楽界の重鎮であるベーシスト兼プロデューサーのソンホンソプに認められデビューに至ったのではないかと思われます。
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Kimhwol (キム・フォル)の音楽スタイルは全く売れ線など気にせず率直な気持ちで曲を作るタイプ。
インタビューを見たところ
「曲を書く時は、できるだけ正直な気持ちで」
「独創的だが、人々の心を深く突くことができる音楽を作りたい」
「数字が多くなくても、誰かに良いミュージシャンとして記憶されることができれば、十分です。」と語っている。
なんと素晴らしいミュージシャンシップなのでしょう。これは応援したくなりますね。(でもたまには売れ線も狙ってね)
楽曲クレジットは次の通り
作詞&作曲:Kimhwol (キム・フォル 김훨)
編曲:イムジュヨン
Drums:シンスンギュ
Bass:ソンホンソプ
Piano&Keyboards:イムジュヨン
Guitars&Reverse fx:ギムホユン
Programing:イ・サンフン
string:융스트링
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今回紹介している「1」という曲は8曲入りデビューアルバム「初心」の1曲目に収録されている曲。
別れを決心したその時を思い出しながら書いた歌で全てが去って一人残った人の為の歌という事です。(なんだ私の為に作ってくれたような歌じゃないか感激(T_T))
「1」というタイトルは「1」の形が人が一人ポツンとたたずむ様な形をしている事からつけたようです。
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楽曲の方はまず残響を意識した演奏でその深い響きが印象的で深淵さを醸し出しています。音楽的姿勢の良い実力あるミュージシャンが演奏を行っていますので良い味わいが出ていますね。特に残響感にこだわったギターが映像の景色と調和している感じがあって良い感じ。
曲全体的に寒冷地というか北欧伝承歌的な感覚があり北欧の雪景色や白夜、オーロラ等のイメージが沸き立ちます。
歌唱の方もキリスト教会で歌ってる様な神聖な感じもあり叙情的ですね。
作曲面においてはギミックもフックもメロディメイカー技量の披露もあえてしていなくて、別れのテーマにそって雑念を一切持たず澄んだ気持ちで正直に淡々としたアプローチを行っているのですが聴き手の心にじんわりと深く染み込むような魅力があります。
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アーティストも演奏者も一切ヨコシマな精神性無しに演奏している濁りのない音楽ですので、現代社会に疲れた方なんかはタマにはこういう曲を聴いて精神の浄化をはかり心の潤いを取り戻すのも良いでしょう。
ワタクシも寿命が来てもうすぐ死んじゃうみたいな状況になったらこういう曲を沢山聴いて心のお清めをして上手いこと地獄行きを回避したいと思います。
この曲のスタジオライブバージョンの動画を見つけましたので貼っておきます。最初の動画は人が全く出てきませんので、この曲が気に入った方は↓の演奏動画の方もご覧くださいね。
[온스테이지2.0] 김훨 - 1
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という事で今回の音楽レビューはおしまいです。最後まで読んでくれてどうもありがとうございました。いいね押してくれる人いつもありがとうございます。ではまた次回お会いしましょう。