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京の一枚

京都 青モミジ100シリーズの「血天井」の正伝寺


今回は京都の正伝寺(しょうでんじ)についてブログ記事にしました。


市バス9番で「神護院前」で降り、西へ10分ほどで正伝寺の山門が見えてきました。




少し辺鄙な場所で小さな寺院なので訪れる人はあまり多くありませんが、遠くに眺める比叡山を借景にした白砂の枯山水の庭園が人気でわざわざ訪ねてくる人が絶えません。

文永5年(1268年)、東巌慧安(とうがんえあん)が師の兀庵普寧(ごったんふねい)を開山として烏丸今出川に創建したのがこの寺の始まりとされる。



兀庵は中国(南宋)からの渡来僧で、文永2年(1265年)に帰国しているが、東巖は師の兀庵を開山に勧請したものである。


寺は比叡山延暦寺の衆徒によって破却され、東巖は鎌倉の聖海寺(現存せず)に移り、同地で建治3年(1277年)に没した。


寺が再興されたのは弘安5年(1282年)のことである。


同年、賀茂社の社家・森経久の援助により寺は西賀茂の現在地に移り寺運は興隆した。


室町時代には天皇家、将軍家の帰依を受けたが、応仁の乱(1467年 - 1477年)の兵火により衰退した。


豊臣秀吉・徳川家康の援助を受け復興され、江戸時代には塔頭5寺を有していた。


本堂前の枯山水の庭園は小堀遠州作と伝えられている。




白壁越しに比叡山を望む借景式庭園であり、岩を用いず、白砂とサツキの刈込みのみで構成されている。


「獅子の児渡しの庭」と呼ばれる。






■アクセス


京都駅から市バス9系統堀川通西賀茂車庫前行きで35分、神光院前下車、徒歩15分



■通年 無休



■拝観時間


9:00~16:40(閉門17:00)




■駐車場あり(無料)




■拝観料


高校生以上400円、中学生300円、小学生200円




■京都府京都市北区西賀茂北鎮守庵町72



■TEL 075-491-3259




*すべて過去の写真です。

















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