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京の一枚

京都 青モミジ100シリーズの大原問答の勝林院


京都市の北東部に位置する大原は、かつては世を捨てた隠者たちが住んだ隠れ里。


山あいの自然豊かなところです。


仏教音楽、声明の生まれた地でもあります。


大原は狭いエリアに見どころ一杯です、半日あれば十分。




勝林院


慈覚大師が開基ですが、長和2年(1013)に寂源法師によって建立されました。


文治2年(1186)に浄土宗の宗祖・法然と旧仏教の碩学と宗論を戦わせた「大原問答」はあまりにも有名です。


日本音楽の源流といわれる声明音律の発祥の地と呼ばれ、来迎院と並んで大原二流の一流をなしています。


すぐ近くに、勝林院にゆかりのある宝泉院があります。


境内には鐘楼と本堂があり、その呼び名は証拠阿弥陀堂といわれ、旧本尊は寛仁4年(1020)の「大原談義」から150年余り後の「大原問答」で説法の証を示したことから「証拠の阿弥陀」と呼ばれています。


また、大原問答をしのばせる問答台や法然腰掛石もあります。




本 堂


安永7年(1778)の再建。天台宗特有の堂々とした建物で、魚山の根本道場らしい重々しさを見せている。


本尊の阿弥陀如来像は元文2年(1737)に補修されたもの。


大原問答の際に本尊の手から光が発せられ、「念仏は衆生を救う」という証拠をあらわしたという伝説から、証拠のの阿弥陀と呼ばれる。


本堂全体を証拠阿弥陀堂ともいう。








大原問答とは


大原談義ともいわれる。


浄土宗開祖法然が文治2 (1186) 年 (異説あり) に天台宗の顕真の招請によって大原の勝林院で浄土宗義について明遍,証真,貞慶,智海,重源らと問答を行なったこと。


法然は高僧たちの質問に対して明確に応答し,浄土の宗義,念仏の功徳を説き,弥陀本願の深い妙旨を語ったので,集った多くの人々が信服し,それより3日3晩不断の念仏を称したと伝えられる。


本文は出典元の記述の一部を掲載しています。








■アクセス


京都駅前から


17番・18番四条河原町から16番・17番京阪電車・出町柳駅前から10番・16番・17番「大原」から徒歩20分


■拝観時間/営業時間:9:00-17:00

■拝観料・料金:300円


■住所:京都府京都市左京区大原勝林院町1187


*すべて過去の写真です。





























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