先日Xで「なぬぅ!?」となったポストがありまして、
↓これ
なんとヒクイドリちゃんは江戸時代に日本に来ていたと!
そんな昔から、この生ける羽毛恐竜のようなカッコいい鳥が日本に...✨
記録が残っている『薩摩鳥譜図巻』を見ると確かにヒクイドリちゃんの姿が!w
『陀鳥』(だちょう?)とキャプションがついてますが、目次↓の方には...
『陀鳥 [=食火鶏] 』とあるので、ヒクイドリですね
『薩摩鳥譜図巻』以外にも出展不明ですが古そうな記録があります
これにも『駄鳥 俗説に火食鳥と云う』とあります。タイトル『Kaswaars』キャプション『
蘭語 カスワールス』、文中に『長崎に紅毛人持わたる(?)』とあるのでオランダ人が日本に連れてきたんですね!下のやつが何か火のついたものを食べさそうとしてやがります😅
これも古そうな資料ですが、文字が読み取れません
『火鶏』と書いてあるようにも見えます
原産地はニューギニアなので昔の船でどのくらいかかって日本に来たのか?ヒクイドリちゃんの世話係に任命された人は無事だったのか?(必殺キックの餌食にならなかったのか)色々思いをはせてしまいますね~
やたらダチョウと混同されるヒクイドリちゃんですが、ダチョウの資料もありましたよ~
『万治元年(1658)、オランダ商館長が将軍へ献上したダチョウの絵図(
高知城歴史博物館蔵)。江戸時代に日本に来た唯一のダチョウで名前は「ほうごろうとろいし」、Struisvogel(
オランダ語でダチョウ)の音訳』
←音声聞いてみたけど『シュトライスフォーグル』にしか聞こえないぞ!w とろいしほうごろう の方が近いんじゃないか?
『薩摩鳥譜図巻』にはヒクイドリちゃん以外にも外来種と思われる興味深い鳥たちが...
『ヤールホーゴル』はサ
イチョウの仲間でしょうか
『カラクン雄』これはどう見ても七面鳥ですよね
そして全九十七種に及ぶリストの中で、うずら話としては見過ごせない鳥がいました!
↓これ、似てませんか我が家の隊員に
『こうはうずら?』名前が読めません&二文字目は漢字変換で出てきません。
なんと、この鳥についてid:kiroku-maniaさまに教えて頂きました!ありがとうございます!🙏✨
読めなかった名前は『 咬𠺕吧鶉(じゃがたらうずら)』だそうです!『じゃがたら』とは『インドネシアの首都ジャカルタの古称。また、近世、ジャワ島から日本に渡来した品物に冠したところから、ジャワ島のこと。』って事で、この辺り原産の鳥ということですね。『咬𠺕吧鶉』で検索すると『ミフウズラ』や『ヒメウズラ』という説がヒットしました。ミフウズラは↓こんな鳥らしいです、確かに似ていますね。
咬𠺕吧鶉の絵の、青い羽根色のところをグレーにすると、かなりヒメウズラに似てる気がします。雄の首の月の輪や、雌のシマシマ模様などそっくりです。もしかしたら、江戸時代にヒメウズラ隊員たちの先祖が来日していたかもしれませんね~(胸熱)
はっちゃん『ぼくににてるよね?』
↓平戸藩が幕府に献上した生き物のリスト、薩摩鳥譜図巻はこちら
dl.ndl.go.jp
↓本物のヒクイドリちゃんを見た話はこちら
uzurabanashi.hatenablog.com
東京ズーネット[公式]さんはちょっと前に鳥類の単為生殖についての記事↓でも引用させてもらいましたね。あのジュズカケバトさんの子は残念ながら二週間で天国に行ってしまいました、とても可愛かったので残念です🌈🙏でも、また卵を産んで温め始めたらしいので、また奇跡が起きるかもしれませんね🥚🕊✨
uzurabanashi.hatenablog.com