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2024年04月07日

383マリッジセレブレーション。。383始まりのおわり。終わりのはじまり。

それで。。。あの時。。幽霊の吾朗太さんの

生前の。。。舎弟のマナベは、吾朗太さんに土下座してなんでもしますからアニキ、金を貸してくれませんかと。。。

幽霊の吾朗太さんの生前は商売になるから商売の一つとして割り切って金貸しをしているだけど、生まれながら金に困った事はなかったしなんだかんだとジゴロで女が勝手に金を持ってくるしで。。。そこまで金には困った事は無いし自分の父親の蓮気が生きていた時は組員同士での金の貸し借りはトラブルになるので禁止だった蓮気にもIMG_4079.jpeg金融の商売以外ではプライベートで金の貸し借りは絶対するなと言われてきたしまぁ、でも、異母兄の四朗の婿入り先の銀座の老舗の洋菓子店のイシベーヌの一人娘の夢子の元旦那は借金まみれをいい事にIMG_4083.jpeg遠洋漁業に売り飛ばしたっけ。臓器か漁船かそれとも。。。自分で逝くか選べと拳銃でIMG_4093.jpeg脅して追い込みをかけてやった俺の仲間じゃないが、あいつの評判は昔からめちゃくちゃ悪かったし。。。ちょうど俺の闇金の客でうちのカジノにも来ることがあったらしいが、ほぼ、ギャンブルの借金らしくて。まぁ、会社やって経営破綻ならまだしも完全な遊び金だし元嫁の夢子に暴力を振るていたらしい。夢子を風俗に売って夢子も一緒に元旦那の借金を返して。。。夢子が真面目に返済し続けてとっくに
元金の返済は終わってたし。。。結構返済してあったんで。異母兄の四朗の相談で四朗の職場の銀座イシベーヌの駆け落ちした一人娘が同級生で旦那と別れたいが暴力を振るうし、借金を押し付けられて困っていると
まぁ、俺もさ気に入らなければ女は殴っていたけどでも俺と付き合う為に勝手に風俗だの水商売だの俺と関わるのは金がかかるから女の方から進んでカタギの仕事から夜の仕事に転職した奴はいっぱいいたけど闇金の客以外の女は俺からは夜の世界へ売り飛ばした事はねーな。。

それはさておき、夢子の元旦那は臓器も嫌だ、保険金を掛けて自殺も嫌だで遠洋漁業を選んだが。。。IMG_4082.jpegあの時は。。。四朗の今の嫁の石鍋夢子との離婚届に署名と印鑑を押させて馬鹿だなぁ。。まぁ、保険かけて、自分でってのは別として。臓器提供すりゃ、それが一番ラクなのになにも、取ったら死ぬやつをよこせとは言ってない、こっちは一つとっても大丈夫だからよこせと言ってやってるのに。。中には、一つと言って全部臓器を取って処理する奴もいるらしいけど。。俺は殺人は絶対やらないと決めてるし。反社だけど。。。オヤジの後を継いでヤクザになったわけじゃないし。しょうもない奴からは生かさず殺さず。。。金を取ってもバチは当たらない殺さない、それより、金を取れるだけ取る方がいい。

そこまで優しい事を言ってるのに。最近もどんどん乗組員が消えて。。すっかり人手不足で若くて死にものぐるいで働く奴が早く欲しいという漁船に売り飛ばして仮に死んでも保険は充分かけてあるし海に落ちて死んで魚のエサで回収できないならしゃあないけど船上で過労死したらそれこそ、使える臓器は全て売られるかIMG_4084.jpeg解剖の練習の献体として闇医者に死体をうりとばされるのに。アイツは自ら貧乏くじみたいなのを引いて消えていった。。もともと元嫁の夢子の返済ですでに結構儲けさせて貰っていたから一応、ヤツを漁船に売って、その金だけでももうそれでじゅうぶんだし。あとは万が一、海に消えても損はないし、IMG_4078.jpegもう四朗には、昔から世話になりっぱなしだったし子どもの時に、ウイスキーボンボンを普通のチョコレートと間違えて食べて死にそうになった時に生命の恩人で大きな借りがあった。吾朗太さんも、四朗さんが中学生の時に首を吊りそうになった四朗さんをたまたま発見して助けた事はあったけど。。それでフィフティフィフティーというわけではない、四朗は、多分オヤジの蓮気が、ヤクザに合わない実の兄貴の三太夫の様にカタギの家に養子に出す事もなく。。わざわざ自分の為に小さい頃から俺と三つしか年齢も変わらないのに。俺の世話させたり、本妻の要から守るために剣崎家に残したんだ。そんなこんなで自分のできる範囲で四朗にはきちんと恩を返しておきたかったし。四朗はどうか、やりすぎないでくれ、とは言われたものの。。、まぁ、多分。。あの男の消息も聞かないし夢子の元旦那はもう死んだかもしれないがでも、きっちり夢子との離婚届は書かせて夢子に渡したしもう他人だしいいだろう。吾朗太さんは。。。マナベから相談された時に。。自分には珍しく、異母兄の四朗に絡んで。。。特別な返済措置を行なった事を思い出していました。。。
そして、舎弟のマナベには。。
「金を。。貸せ、だと。。」

「はい。。実はこの間のXの客が。。。酒井翼って。。男だと思ったら、あの一時期母親だった人なんです。俺が5歳かそんなもんで。。。オヤジと同棲してて。。俺を可哀想だから引き取りたいって引き取って、夜の店の名前で、アイちゃんかなんかで呼んでたし、俺もガキだったんで、酒井翼なんて名前知らなくて。。。随分と世話になって。。でも、結局は。。オヤジが新しい女を作って邪魔になって、オヤジの借金で売り飛ばされて、俺は施設に捨てられてで、その翼が。。。やっと借金生活から足を洗ったかと思えば。。今。。なんか、昔っからの無理が祟ったのか。。どうもあんまりよくない状態で。。治療で。。。」

吾朗太さんは。。一瞬、マナベがマナベそっくりの容姿の異母兄の四朗になってしまったのかと。。

あ。。あの。。冷血な取り立て容赦ない。。マナベが。。。吾朗太さんが、マナベに何か言おうとすると、さらに深々と土下座をやめないマナベの方から。。。

「兄貴。。。兄貴に金を借りるなんて。。生意気です世話になっているのに。。あの、お、俺の腎臓でも肝臓でも。。。売れませんか血でも。。いつもの、闇医者で。。兄貴。。。」

吾朗太さんは。。な、なんだこいつ。。今日のマナベはおかしい。。臓器を売買している組織の闇病院でもチッ、他人の臓器ぶんどってまでも生きたいのかよ。とうそぶいて吾朗太さんが、「お前も、そうは言っても、そういう時になれば必要だろうよ。自分の事もだけど、誰か身内が臓器が必要だってなれば、お前もそんな事言ってられなくなる。。」と、たしなめようとして、はっしまった、マナベは。。身内もなにも。。。両方親から捨てられたんだあの時は、気まずさにチラッとマナベを見たが。。「バカバカしい。そこまでして生きたいもんですかね、めんどくセーのに。。」と、つぶやくだけだった

そして。。。あの時は。。俺は。。

「ま、まぁ、まて、マナベ。。金吾のとこの。。。ポメ金だろう。。で、お前の言ってる、翼って女は。。夜の商売か。。じゃあ。。。もしかすると。。。





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