近況
在厩場所:栗東トレセン
渡辺薫彦調教師「小野寺祐太騎手から『もうある程度仕上がっているので、強い負荷は要らない』と聞いていましたから、11日に坂路コースにてサラッと追い切りを行いました。14-14くらいのところではあったものの、気持ちが入って良い動きだったと思います。その小野寺祐太騎手は『調教を重ねて気持ちが入ってきたため、今週はセーブ気味で良いなと思っていました。硬さに関してはそれほど気にならないですし、今朝の動きも問題無かったです。障害練習でも自信をつけたのかしっかりと飛べることが出来ており、以前のようにブレーキを掛けようとする仕草は無くなっています。実戦でも1つ目の障害を難なく飛んでリズム良く追走することさえ出来ればと思っており、上手く流れに乗れば勝機もあると思います』とのことでした。まずは無事に回ってきて欲しいという想いが強いものの、小野寺騎手の感触が良いだけに初戦からどれくらいやれるか期待していますよ。なお、金曜日に中山競馬場にてスクーリングを行う予定です」
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過去に、後ろ脚の強化のため、
障害調教を取り入れた馬はいましたが、
カニコロ厩舎として、
障害レースに出走するのは、“ 初 ” と、なりました。
記念すべき出走。
私にとっても新鮮な気持ちで、
出資馬が、初めて出走した時のことを思い出しました。
当時は、ジェードグリーンで、
人気薄ながら頑張ってくれて2着。
ゴール前は興奮したもんです。
記憶が蘇ってきました。
あれから、数年経ちましたが、
あの時の気持ちを思い出させてくれて、
『ありがとう』
を言いたい。
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調教タイム自体は、意欲的に本数をこなしてますし、
中間には、早いタイムも出てますから、
まずまず仕上がったとみていいでしょう。
ですが、近走のレースを考えると、
これぐらいは、調教で出してたし、
いつも通りと言ったところなので、
結果が伴ってないだけに、あまりイイ印象じゃない。
あとは、障害レースということで、
“ 飛越 ”
が、1番のポイントになってくる。
これが全くダメだと、
ブレーキがかかって、スピードに乗れないし、
落馬の危険もありますしね。
小野寺騎手のコメントでは、
しっかり飛べているとなってるみたいなので、
良さそうですが、またレースと調教では全く違うので、
“ やってみないとわからない “
と言ったところでしょう。
騎手からすると勝機もある的な、かなり自信のあるコメント。
「本当!?」
と言いたくなるところですが、私の中では半信半疑。
小野寺騎手自体が、
今年は、2勝どまりで、近年ではワースト。
しかも、生涯成績(16年間)で、中山コースは、0勝なので、
「そう言われましてもねぇ。」
って感じですわ。
予想の段階でも10番人気ぐらいなので、
私もそれぐらいが妥当だという見解ですし、
激走してくれたら、嬉しいですけど、期待値は低いかな。
障害レースに慣れる意味でも、
まずは落馬せず、無事に回ってくることを願うだけ。
心の中では、
「上手く 飛越できるかなぁ~?」
という心配しかない。
平地の能力としては、
ダートで1勝クラスでも勝負になってませんから、
最後の直線で差し脚を使って、カバーするということは、
まず無理でしょう。
結局のところ、飛越が下手なら、
ダートに戻しても、上位に来れる可能性は低いだけに、
即引退もありえますしね。
ただ、ここで新味を出してくれれば、騙馬なので、
かなり長い間レースを見ることができるし、
本馬にとっても、新しい活躍の場を見出せるので、
嬉しい限りです。
ある意味、正念場ともいえるレースになると思うので、
試金石になってしまうかもしれませんが、
とても楽しみなレースであることは間違いない。
輸送もあるので、馬体重は気になるところですが、
無事にレースを終えることを願っています。
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