みんなの日常哲学カフェ&北摂読書サークル

哲学カフェ、読書会の記録を中心に書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

第1回 「北摂読書サークル」 開催しました

<初開催にもかかわらず、お集まりいただきありがとうございました

 

おはようございます!ちくわです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今回は、3月20日(木・祝)、大阪府高槻市にあります、私設図書室「烏鷺文庫」様にて開催しました読書会、

「北摂読書サークル」について書いていきたいと思います。

 

<北摂読書サークルのコンセプト>

・読書好きが集まって、本について語り合える場

・また、次に読みたい本を見つける場

・ゆっくりと、心地よい時間を過ごせる場

 

今回は記念すべき第1回ということで、いろいろ探り探りのところが多いですが、

烏鷺文庫様の全面的バックアップのもと、無事開催にこぎつけることができました。

どうもありがとうございました。

 

烏鷺文庫様については、こちらのinstagramをご参照ください

↓↓↓↓↓

https://www.instagram.com/uro_pm_library/

 

第1回のテーマは、「最近読んだおすすめの小説」。

皆さんにテーマに沿った本を持ち寄ってもらい、順番に紹介してもらいながら、自由に語り合う読書会としました。

 

今回お集まりいただいたのは5名。私ちくわ+烏鷺文庫オーナーさんを加え、7名での読書会となりました。

 

紹介いただいた本はこちら。

 

私ちくわの紹介本。ゴッホ兄弟と、日本人美術商の青年、4人の友情物語。

美術と言えばの著者ですが、巧みなフィクションの追加で感動の小説に。本を読むと、絵が観たくなります。

 

いかにも(怖)な感じですね。

ホラードラマを撮ろうとした家が、いろいろと因縁のある家で、、。

伏線回収も見事で、大変完成度の高い、ホラーミステリーだということで。

紹介者さん、ホラー大丈夫で、夜中にわざと読むんですって!

 

君のクイズ

君のクイズ

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クイズ番組で、問題文が読まれる前に答えた主人公の対戦相手は、なぜ回答できたのか?を、追いかけるミステリー。

この設定を考えつく著者が凄いです。思ってたよりボリューム少なめだったので、きっと読みます。

 

彼女のこんだて帖

彼女のこんだて帖

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角田光代さんのハートフル短編集+レシピ本で、みんなで作ってみよう♪ っていう、とっても面白い本を紹介いただきました!

出版元の「ベターホーム」さんって、お料理教室なんですね。

 

5篇のミステリーで構成。日常の「あるある」罪悪感、負の感情、が主題となっていて、読んでて胸が痛くなる、息が苦しくなるような、いわゆる「イヤミス」に分類されるやつのようです。

はい、私の読みたい本リストには入っていますよ。

 

名作をご紹介いただきました。80分しか記憶が持たない数学者と、家政婦と10歳の息子の感動物語。

紹介者さんの「大切なのは、記憶の積み重ねではなくて、いま、一瞬一瞬を大切にすること」という言葉で、かなり前に読了した感動が蘇ってきましたよ。

 

澁澤龍彦に影響された幻想文学ということで。

著者の作品は、難解でいつも2回ぐらい閉じてしまうらしいのですが、この本はすんなり読了できた!ということでおすすめ。

あの世に行ってしまった人と交流できる、「世にも奇妙な物語」のような、素敵なお話。酒井駒子さんの挿絵も素敵でしたよ。

 

小説

小説

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2周目、私ちくわの紹介本です。今話題の本ですが、小説を「読む専門」の少年と、「書くほう」に進んでいった親友のちょっと奇妙な物語です。

小説とは何か?小説を読むとは?の問いについて、読者といっしょに追いかける、哲学的なところが好きです。

 

次々とヒット作を生み出されている、若い作家さんですね。この紹介本、連作短編の主人公は、アイドルで、また、追っかけで、その周囲の人で、テーマも今風!

今の若い人たちが、どう考え生きているのか、勉強になりそうです(自分のこの感想がすでに老いていますが)

 

「ざっくりいうと不倫の話です」から始まり、物語の設定をとても分かりやすく紹介いただきました。

大流行したこの映画、もう30年も前になるのですね。

 

最後に、番外編ですが、トークタイムに烏鷺文庫オーナー様に紹介いただいた、夏目漱石のおすすめ本。

「三四郎は月9ドラマだ!」ということで、少年の上京物語から、濃いキャラの登場人物たちについて、熱くプレゼンいただきました。

 

ということで、本紹介&トークタイムであっという間の3時間。

参加者の皆さま、烏鷺文庫様のご協力にも助けられ、ゆるやかで楽しい時間を過ごすことができ、また読みたい本が増えていくのでした。

 

次回、第2回開催は、5月10日(土)午後、同じく烏鷺文庫様で予定しています。

準備ができ次第、「こくちーず」で募集予定です。

 

では、また!