加速的な科学技術の進歩は人類の生活を一変させてしまいました。皆さんが知らないところで弊害も起こっています。科学の不思議な世界をちょっとだけ・・・、こそっと教えちゃおうかな・・・。内緒の話もしちゃおっかな・・・。
さて、冒頭の写真は、木星の衛星の中でとくに有名な、ガリレオ衛星です。この4衛星は、ガリレオが木星を観測して見つけたので、この様に呼ばれています。 この四つの衛星が特に大きく、綺麗な球形をしていますが、他の衛星は火星の衛星達の様に極小さいのでいびつな形をしており、ザコと言っても良いですね。 では先ず、四つの衛星を比較してみましょう(月と水星とも比較してみます)。 イオは月よりチョッと大きい程度で、エウロパは月より小さいですね。ガニメデは惑星の水星より大きく、カリストは水星と同程度の大きさです。 密度を見てみましょう。イオは月と同程度ですが、ガニメデとカリストの密度は水星の三分の一程度しかありません。エウロパの密度もチョッと低いかな・・・。 イオ(太陽系の衛星で一番密度が高い)を除いて、何故密度が低いのか・・・、それはね・・・、岩石と氷(主に水)で出来ているからです。詳しい事は後で話します。 公転半径と公転周期を見てください。大きな木星の衛星ですから月の公転半径より長いのは当たり前ですが、公転周期は月よりも短いのです。 つまり・・・、とんでもなく速く木星の周りを回っていると言う事です。それだけ速く周回しないと、木星の引力に負けて、木星に衝突してしまいます。 愛人なのに、木星に抗っている訳です(たまたま愛人の名前を付けられただけじゃ)。だから、後で述べますが、木星は酷い嫌がらせをしているのです(擬人化するのはよせ)。 地球の項で話しましたが、木星とガリレオ衛星は共通重心で回転している訳ですから、引力と遠心力が釣り合った状態だと言う事ですね。 それも、とんでもない速度で公転している訳ですから、引力と遠心力は半端ない筈です。 ところで、皆さん、気付きましたよね、公転周期と自転周期が同じだって事を・・・。間違いではありませんよ。儂ゃ、まだ耄碌しとらんでよ・・・(嘘つけ)。本当じゃて・・・。 月も同じですよね。月は地球の周りを1周回る間に一回自転するんです。だから何時も同じ面を見せています。ガリレオ衛星も木星の周りを一周する間に1回自転しているのです。 そして、何時も同じ面を木星に向けているのですから・・・。尋常ではありませんよね。 何でって・・・、だって、ガリレオ衛星の表は木星の引力で、裏は遠心力で強烈に引っ張られているのですよ。「表と裏が千切れてしまいそうじゃ、あ~りませんか」。 「『いやぁ~ん、もう耐えられなぁ~い』って、言うじゃなぁ~い」(誰も言っとらん)。まぁ~、そんな感じって事です。それにね、他の愛人達との三つ巴の戦いもあるでよ(また後程・・・)。 この引力と遠心力の為に、同じ面を向ける様になったとも言えます。月も同じ理由で同じ面を向ける様になりました。来てます、来てます、これが潮汐力です(マリックか・・・)。 それでは、ガリレオ衛星を個別に観て行きましょう。 先ずは・・・、「木星に近い順に名前を言っていいかな?」、「いいお~」(ごら~)。失礼しました、「イオ」と言います。ギリシア神話でゼウスの愛人の女神イーオーに因んだ名称です。 イーオーは、ゼウスやその妻のヘラから酷い目に合わされています。衛星のイオも過酷な運命を背負ってるんですよ。それにしても、ブツブツだらけの黄色い星ですね。 黄色く見えるのは硫黄(イオウ)です(イオだけにな)。そうそう、硫黄に包まれた星だから「イオ」と言うのだと、初めは勘違いしていましたが、たまたまですね。 ブツブツに見えるのは、ほとんどが火山です。未確認を含めると500個位の火山がある様ですね。火山の噴火の瞬間も撮影されています。硫黄は火山活動で噴出したものです。 何で火山が大量にあるかと言うと、木星の潮汐力(引力と遠心力)の影響とエウロパとガニメデとのラプラス共鳴の影響を受けています。ラプラス共鳴って何かって・・・。 ある星の周りを周回している3個以上の天体が、お互いの引力で影響しあっている状態の事です。イオの公転周期を1とすると、エウロパは2、ガニメデは4となります。 つまり、イオが4回転すると、エウロパは2回転、ガニメデは1回転するのです。それぞれの引力が共鳴して、規則正しい運動をしているのです。要は、干渉しあっている訳ですね。 木星の潮汐力とこれらの影響で、イオ自体が揉まれている状態と言えます。「いやぁ~ん、もう耐えられなぁ~い」(やかましい)。内部では岩石が熔けた状態になっているのです。 大きさや密度がほぼ同じ月は、既に冷えきってしまっているのに、未だに熔けた状態になっています。イオの表面では、活発な火山活動が続いているのです。 そんな訳で、僅かな大気まで酸化硫黄(SOx)で汚染されています。 イオが誕生した時点で、木星が比較的高温で、イオから水蒸気や気体などを奪ってしまったため、他の衛星と違い、水分が極めて少ない様です。 その為、あくまでも衛星に限ってですが、太陽系で最も密度が高い衛星となっています。地球(5.514g/cm³)や水星には敵いませんけどね。 痘痕も靨と言いますが、このブツブツは・・・。クレアラシルが必要かな・・・(あほか)。 まだまだ続きます。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
小惑星については、チョッと置いといて、太陽系第5惑星の木星(Jupiter ジュピター)について、お話します。太陽系最大の惑星であり、ガス惑星の代表でもあります。 ガスを主体にした惑星の事を、一昔前までは木星型惑星(巨大ガス惑星)と呼んでいました。土星・天王星・海王星を含めた4惑星を木星型と呼んでいました。 現在の分類では、木星型は木星と土星のみで、天王星と海王星は天王星型(巨大氷惑星)に分類されています。まぁ~、如何でも良い事ですけどね。天王星の項で詳しく話します。 パイオニア10号(1973.12)・11号(1974.12)、ボイジャー1号(1979.03)・2号(1979.07)が、木星に到達し、写真を送って来ました。 この様に、鮮やかな模様に包まれた木星の画像を見た時の感動は、今でも忘れません。 木星の大きさは、地球と比較して、直径は11.2倍、質量は317.9倍です。太陽との比較は、直径で約10分の1、質量で約1000分の1になります。 木星は太陽から、5.2天文単位(1天文単位は地球と太陽の距離)離れているので、質量は1000分の1ですが、太陽と木星の共通重心は太陽表面より外側になります。 また、土星の位置関係によっては、更に外側になったり、内側になったり非常に複雑で、太陽自体は、銀河系の中を地球の項で触れたように、フラフラしながら回っています。 当然、地球と太陽の共通重心、と言うより太陽と全惑星(小惑星も含む)の共通重心が変化するので、地球の公転にも影響が出る事になりますね。 地球は太陽の周りを回っているのではなく、太陽と全惑星(小惑星も含む)の共通重心で回っていると言うのが正解です(まぁ~、そんな事は置いといて・・・)。 木星の内部については余り良く解っていません。現状では十分な観測ができないのです。 あくまでも予想ですが、中心には地球と同じ岩石質の核(地球の質量の10~50倍)があり、外側に液状の金属水素(液体水素とは結合状態が違います)が大半を占めています。 更に外側に液体水素(金属水素とは結合状態が違います)があり、更に外側には気体の水素があると考えられています。 ところで、木星表面の複雑な模様は、刻々と変化しており、木星の上層部は大荒れの天気とでも言えるのでしょうか。相当な気流(時速200kmものジェット気流)が暴れているのです。 木星の上層部の大気は、水素が約90%、ヘリウムが約10%ですが、微量成分としてアンモニア、リン、硫黄、炭化水素の化合物が含まれており、雲を形成しています。 この化合物が、太陽の紫外線と反応して、色々な色を演出しているのです。木星の縞模様は、気流によって形成されているため、何年かの周期で出たり消えたりする様ですね。 ただ、冒頭の写真で、眼の様な大きな斑点が見えますよね。この斑点は大赤斑と言いますが、350年間消えた事がありません。巨大な台風の様なものと言われています。 この大赤斑、最近少しずつ小さくなっている様で、数十年後には消えているかも知れません。この様に、木星の表情は、少しずつ変わっていくのです。 木星は、そのほとんどが形態は違いますが水素から出来ています。もし、木星の質量が80倍あったならば、重力で収縮し臨界に至り、核融合反応が起こったと言われています。 恒星になり損ねた星と言う事になります。土星と天王星と海王星の水素を集めても足らない訳ですから、太陽ががめつく星間ガスを横取りしたと言う事ですね。 一般の恒星は連星または3連星が普通です。太陽ががめつかったお陰で地球は生命を育む星となれました。太陽が二つも有ったら、金星の様に熱くて灼熱地獄になっていたでしょう。 英語でジュピターと呼ばれる木星ですが、その語源は古代ローマ神話に登場する神、ユピテル(ギリシャ神話のゼウスと同一神と言われている)です。 最高神の名が冠されている訳ですから、名は体を表すと言う事ですね。と言うか、良く名付けたと感心します。現物を見ていないのにね。古代人の感覚は大したものです。 木星には現在80個の衛星が確認されています。今後増える可能性もありますし、土星ほどではありませんが、輪も発見されています。これも衛星とも言えますよね。 衛星で有名なのは、ガリレオが発見した所謂「ガリレオ衛星」と言われる4衛星です。それぞれの名前は紆余曲折の末、ゼウスの愛人の名前が付けられました。ガリレオ衛星(木星に近い順に左から、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストです) 木星の強い引力に囚われて、自由を奪われた愛人達。次回、その素顔を見て行きます。 まだまだ続きます。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
太陽系第4惑星の火星(Mars マーズ)は、「赤い惑星」とも呼ばれる通り、地表が酸化鉄に覆われて赤く見える事から、マーズは火・血を連想させ、ローマの戦神を意味しています。 地球と比べると、直径は0.53倍(約半分)、質量は、0.11倍、重力は、地球の40%程で、大気は0.75%です。水星に次ぎ2番目に小さい惑星です。 火星の自転軸は地球と同程度の傾きで、地球と同じく四季がある様です。一日の長さは24時間39分35秒と、地球とよく似ていますが、1年は687日と長いですね。 地表温度は、平均-63℃(最高20℃、最低-140℃)と四季があると言えど、極寒の世界と言えます。極地方には水が氷として存在していますが、液体では存在できません。 それは何故かと言いますと、気圧が地球の100分の1以下ですから蒸発して水蒸気になってしまいます。重力も弱いし、残念ながら、人類が永住するのは難しそうですね。 火星には昔から運河があると言われていました。望遠鏡で見て描かれたスケッチに何本かの線があり、火星人が造った運河ではないかと言われていたんですよ。 実際には運河がある筈がありませんが、古代に水が流れていたであろう大渓谷(マリネリス渓谷)が見つかっています(写真中央部)。相当な水が流れていたようです。 また、火星の最高峰はオリンポス山で、標高は何と何と27km(27,000m)です。太陽系最高の山です。こんなチッポケな惑星に「何で・・・」と、思いませんか。 それは、大気が薄いからと言えるでしょうか。地球のヒマラヤは気象の変化が激しく、絶えず浸食されています。浸食が無ければもっと高くなり続けている筈です。 インド大陸がアジア大陸に衝突し、今も押し続けているのです。でも、エベレスト山の標高はほとんど変化していません。火星では、ほとんど浸食されないと思っていいでしょう。 当面、太陽系最高峰はオリンポス山と言う事です。地球より凸凹した惑星なんですね。 ところで、私が中学1年の時、アメリカ建国200年(1976年)に合わせ、バイキング1・2号が火星に着陸し、火星の地上を写した写真が公開されました。 その時の驚きときたら・・・、大興奮でした。天文学者に憧れていた頃で、火星の地上の写真を肌身離さず持ち歩いていましたね。火星に行きたいとも思っていました。 今は・・・、絶対に行きたくないですが、その写真がこれです。 アリゾナの砂漠って感じですね。水星・金星に行くのは難しいですが、火星ならば短期間ならば行けそうです。将来、誰かが行かされるのでしょうね。 地球の記事でちょっと書きましたが、火星には二つの衛星があります。上、フォボス(Phobos)、下、ダイモス(Deimos) フォボス(直径22km)とダイモス(直径12km)です。両者とも歪な形をしています。地球の月とは比べ様もないほど小さい衛星です。 多分、迷子の小惑星が火星の引力に囚われたのでしょう。私は、迷子誘拐監禁説(隕石説じゃ)を取ります。ジャイアン説(ジャイアント・インパクト説じゃ)ならもっと大きいでしょう。 また、綺麗な球状になったでしょうね。惑星や月が何故綺麗な球状なのか分かりますか。ほぼ例外無く、誕生時はドロドロの溶岩状だったからです。 小惑星が衝突し、くっ付いたり離れたりしながら少しずつ大きくなり、重力に引き寄せられて大量の小惑星が飲み込まれて惑星が出来たと考えられます。 その時の衝撃が熱エネルギーに変換され、惑星自体が高温になり、溶岩の様に液体状態になったのです。宇宙空間では液体は球状になります。表面積を最小にしようとするのです。 熱は宇宙空間に逃げて行きます。表面から固まって行き岩石の惑星となって行きます。これが地球型惑星の成因です。太陽も地球型惑星以外の惑星も岩石の核がある筈です。 超新星爆発で撒き散らされた星の屑が寄り集まり太陽の核が出来たとすると、太陽の近くには星屑が少なく、水星は大きく成長できませんでした。 金星と地球もそれほど大きくはないものの、太陽から少し離れていたので、それなりの星屑があったのでしょう。地球は月の分も含めると金星よりかなり大きかった筈です。 そう考えると、火星は地球よりも大きく成長した筈なのに・・・。実は太陽系創成時、木星は火星の軌道あたりにあったらしく、木星に星屑を持って行かれたようですね。 残った星屑が集まって火星が出来たので、大きく成長できなかったようです。もし、木星が今の軌道に移動してなかったら、地球になる筈の星屑まで持って行かれたかも知れません。 火星君には申し訳ないですが、「良かったねぇ~、良かったよ~」ですね(あ゛)。 さてと、地球型惑星はここまでです。次は木星型惑星について見て行きますが、火星と木星の間には小惑星帯(asteroid belt アステロイドベルト)と言われる星屑が無数存在しています。 これについては最後の最後に、お話しさせていただきます。つまらない話ですが、地球にも関係がありますので・・・。 まだまだ続きます。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
さてと、金星の次は・・・、いよいよ太陽系第3惑星の地球(Earth アース)です。 地球の事は皆さん御存じですから多くは語りませんが、奇跡の星ですよね。多様な生物が生きて行ける環境を保っています。 地球が誕生したのは、太陽の誕生から間がない45億年前と言われています。誕生当時の原始大気は、金星とほとんど同じだったのではないかと思われます(本当か)。さあね。 地球と金星の決定的な違いは、地球には海が形成されたが、金星には海が形成されなかったか、消滅したと考えられる事です。わずかに太陽に近かった事が災いしたのでしょう。 二酸化炭素に少量の窒素と硫酸などから出来ていた大気では、過酷な環境ですよね。それを現在の状況にしたのが生物の力です。生物と言ってもバクテリアです。 今から30億年前、光合成能力を得たシアノバクテリア(藍藻)が二酸化炭素を分解し、酸素を造り始めたのです。今の酸素濃度になるには気が遠くなるほどの時間を要しました。 約27億年前の地層から大量のシアノバクテリアの化石と言えるストロマトライトが見つかっています。約25億年前頃から酸素濃度が増えて行った様です。 海に溶け込んだ二酸化炭素をシアノバクテリアが光合成で分解し、酸素を生み出したのです。海が無ければ金星の様になっていたでしょう。海が生物の根源と言っても良いですね。 それはさておき、惑星物理学的に言うと、地球はちょっと変な惑星です。水星・金星には衛星がありませんが、地球には月と言う衛星があります。 それ自体は特別ではありません(後で触れますが火星にも衛星があります)。何が変かと言うと、地球の大きさに対して、月が不釣り合いな大きさである事です。大きすぎるのです。 地球と比較して、月の直径は約4分の1、質量は約81分の1ですが、木星や土星の様に大きな惑星でも、衛星との比率は圧倒的に小さいのです。アンバランスなのです。 太陽系の全衛星の中で5番目に大きな衛星なのです。地球如き大きさの惑星には不釣り合いなんですね。分不相応極まると言う事です。 そのため、地球は月の影響を大いに受けています。潮汐力ですね。潮の満ち引きの原因と言えば分かり易いでしょうか。海水が潮汐力によって引っ張られる事で起こります。 月は地球の周りを回っていると教わりましたよね。でも実際は、地球と月の共通重心でお互いに回りあっていると言うのが正確です。下の図を参照ください。 地球と月の共通重心は地球の内部ではありますが、地表に近い場所にあり地球は重心がずれた独楽の様に回っているのです。ちょうど金槌を回転させながら放り投げた状態です。 この場合、金槌の頭(金属部分)が地球で、柄の先が月となります。あっ、だからと言って、決して金槌を投げないでね。どうしてもと言う場合は・・・、自己責任で御願いしますね。 この様に、地球はフラフラしながら太陽の周りを回っているのです。いや正確に言うと太陽と地球の共通重心で回っています。但し、太陽は巨大ですので考える必要はありません。 回転すると言う事は、外側に遠心力がかかりますよね。地球の月と反対側では遠心力が作用し、月側では月の引力が作用します。結局、両方で海水が引っ張られるのです。 更に、太陽との潮汐力も加味されます。三者が一直線に並ぶ、新月(地球・月・太陽)と満月(月・地球・太陽)の頃は、一番潮汐力が大きくなります。 海水が動くと言う事は、海底との摩擦が起こり、地球の自転が遅くなります。10万年に1秒自転速度が遅くなる様です。1日が長くなると言う事ですね。 潮汐力は海水に対してだけでは無く、陸地をもわずかに変形させます。そんなこんなで(何が何んだよ)、難しい事は置いといて、月は地球から離れて行きます(年間3.8cm)。 サンゴの化石の研究から、4億年前は、1日が22時間、1年が400日あった様ですよ。また、月はもっと大きく見えたみたいです。潮汐力も今より強かったと思います。 海水を大量に動かすほどの潮汐力ですから、当然生物も影響を受けます。特に強くなる、新月・満月の頃は精神を乱される傾向がある様ですので、皆さん御用心召されよ。 ところで、月が如何して地球の衛星となったのか。私が子供の頃は、月が他所からやって来て、地球の引力に捕まったと言う「迷子誘拐監禁説(隕石説じゃ)」が有力でした。 現在では誕生初期の地球に、地球の質量の10分の一程度の天体(火星ほどの大きさ)が衝突し、地球の一部がもぎ取られて出来たとする説が有力です。 これを、「ジャイアンに殴られた説」と言います(違うだろ~、違うだろ~)。あ、いや「ジャイアント・インパクト(巨大衝突)説」と言います。月の石の研究から解って来た事やね・・・。 何時も見慣れた月ですが、何時も同じ面を見せています。知ってましたか。潮汐力の影響で、月の公転周期と自転周期が同じなので、同じ面だけが地球に向けられています。 では、裏側はどうなってるのと言うと・・・。 なんかパッとしませんね。表側で良かったね。 地球と言うより月の話がメインになってしまった様ですが、密接な関係があり、生物の進化にも影響を与えて来た事は事実ですので、御勘弁を・・・。 こんな奇跡の地球を大事にしていきたいですね。 まだまだ続きます。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
2000年前には、人類は惑星と恒星の区別が出来ていました。 ギリシャでは、その運航の仕方から惑星と言う概念を得ていましたし、中国では、五行思想(水金火木土)から惑星に名前を付けていた訳です。 惑星と恒星の違いは意外と簡単に解ります。星の瞬きと言いますが、惑星は瞬きません。瞬かず光続けるのが惑星です。恒星も自身が瞬いている訳ではありません。 一般の恒星は、我々から遠く離れています。もっとも近い恒星は4.3光年(光が1年で進む距離)先のケンタウルス座α星です。そのほかの星はもっともっと離れている訳です。 そんな離れた場所から届く光は点でしかなく、光の強弱はありますが、地球の大気の揺らぎ(温度差による大気密度の変化による屈折)の影響で、瞬いて見えます。 宇宙で見ると星は瞬いていませんよ(見たのかよ)。いや、聞いた話です。 「惑星だって大気の影響を受けるだろ」と思っていますよね。実はね影響を受けるのですが、影響を補うだけの面積を持っています。「ちょっと、言ってる意味わかんない」ですか。 恒星は強い光を発していますが、私達が見ている星の直径は小さ過ぎて点でしかないのです。惑星は太陽光の反射ですから弱い光ですが、結構な大きさ(面積)を持っています。 簡単に言うと、1本の光線は屈折すれば容易に瞬きますが、100本の光線の内いくつかが屈折しても大勢に影響がなく、瞬かないと言う事です。 難しい言葉で言うと、視直径(見かけの大きさ)の違いと言う訳です。だから、皆さんも簡単に惑星を探す事が出来ますよ。見つけ易いのは、金星・火星・木星ですね。 それでは、それぞれの惑星について、太陽に近い順に見て行きましょうか・・・。 太陽系第1惑星は水星(Mercury マーキュリー)です。地球から見て、水星の太陽からの再大離角は28.3°で、何時も太陽の近くにある為、観測が非常に難しいと言えます。 金星もそうなのですが、地球の内側にある為、日出前か日没後の何方か一方でしか見られません。更に、水星は太陽に近接していますので、極限られた時間しか観測できないのです。 また、探査機を飛ばすのも難しいのです。何故かって・・・、下手をすれば、太陽の重力に捕まって灼熱地獄に真っ逆さま、何て事に成りかねません。 惑星探査の大前提は、惑星の周回軌道に乗せる事です。そうしないと十分な調査ができません。でもね、水星は太陽系で一番小さな惑星ですら重力が小さいのです。 太陽の重力に抗しつつ、水星の弱い重力に上手く乗せないといけないのですから技術的に難点が多いのです。あの手この手を使って行う事になります。 探査機には姿勢制御以外、推進装置が基本的にありません。地球と金星の重力でスイングバイ(重力を使って方向と速度を変える)して、水星の軌道に投入するのです。 こうして投入された探査機が捉えた水星が・・・、これだ・・・。 一見、月と間違うくらい似てるでしょ。地表平均温度は約180℃、大気はほとんどありませんし、水も多くを望めません。しかし、極地方には氷として僅かに存在している様です。 直径は地球の0.38倍、質量は0.055倍です。木星の衛星ガニメデや、土星の衛星タイタンよりも小さいのです。流石に月よりは大きいですけどね。 まだまだ水星は、解らない事が多いようです。今後の探査機の調査に期待しましょう。 次は、太陽系第2惑星の金星(Venus ビーナス)です。「一番星」として有名ですね。子供の頃、夕方「一番星見つけた」と言って、家に帰ってましたね。 でも、一番星が見つからない事もあるのです。一番星は「宵の明星」の事です。明方に見えるのは「明の明星」。「明の明星」が見えるときは「宵の明星」は見えません。逆も然り。 それでは、金星の写真をどうぞ・・・。 如何ですか。上の写真はマーブル状ののっぺりした表面に見えます。下の写真は、ちょっと地球に似てますよね。太陽の光の当たり具合にもよるのでしょうが、厚い大気のせいです。 いや、金星の上空に存在する濃硫酸の雲のせいかも知れません。一見綺麗に見えますが、金星は、生物にとって地獄とも言えます。金星人はゼッテイいねぇ~と思いますよ。 金星の大気は主に、二酸化炭素で出来ていますが、地表の気圧は、何と・・・、約90気圧です。水深900メートルの深海と同じなのです。生身の人間は潰れてしまいます。 また、地表の温度は、何と何と・・・、約500℃にもなります。水星の表面より熱いのです。これは、厚い二酸化炭素の大気による温室効果だと言われています。 逆に言うと、金星が熱いのは、太陽の熱によるのではなく、金星本体が発する熱が蓄積されていると言う訳ですね。太陽の熱は大気に遮られて地表には届きません。 ところで、金星は「地球と双子星」と言われています。直径は地球の0.95倍、質量は0.82倍と、大きさがほとんど同じです。軌道が少し内側であったがために環境は大違いですね。 でも、金星はビーナスと言われるだけあって、太陽・月に次いで、3番目に明るい星であり、見た目も美しい惑星である事に相違ありません。美しいものは見るだけが一番です。 まだまだ続きますが、今回はここまでといたします。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
太陽は46億年前に誕生したとされています(本当か)。信じるしかないべ。 でもね、「それ以前は如何なっていたの」と、思いませんか。 太陽は、超新星爆発で撒き散らされた星の残骸から出来たと言われています。兄弟星が千個以上あった様ですが、離れ離れになってしまったそうです。 兄弟の一つと思われる星が見つかっています。HD162826(ヘラクレス座110光年)や、HD186302(クジラ座180光年)などです。 太陽より巨大な(1万倍はあったかも)星が爆発し、星を構成していた物質が撒き散らされました。これは私見ですが(間違っていたら許してね)、それらが再集結したのです。 物質が撒き散らされると、必ず淀みができます。当然重力の比較的強い部分が出来ます。そこに向けてさらに物質が集まってくる訳です。 多分、爆発した星の中心で造られた重金属が少しずつ集まり、その重力に向かって更に集まって行ったんでしょう。地球よりはるかに大きな塊が出来たと思います。 その重力に水素が引き寄せられて、大量の気体が集まった星が出来ました。その重力で圧縮された中心付近の水素が臨界を超え、水素核融合が始まり、太陽が誕生したのです。 太陽に取り込められなかった残骸が集結して、惑星が出来たと考えられます。我々の地球は運よく取り残された訳ですね。それでも太陽の重力にとらわれて現在に至っています。 多分、水星・金星・地球・火星と言った地球型惑星は、取り込んだ水素を太陽の重力に持って行かれたんだと思います。これも私見ですけどね。 地球型惑星の中で、最も大きな地球には、僅かに水素が残りました。それが水となって私達の生きる源となっている訳です。「良かったね~、良かったよ~」(もう中か)。 木星や土星は太陽に取り込んだ水素を太陽に持って行かれなかったんですね。元々重力が大きいし、太陽から離れてるから横取りされなかった訳です。 もし、残存水素がもっと多かったら(100倍以上)、木星や土星は恒星になっていたかも知れません(光りながら太陽の周りを回る伴星になっていたかもね)。 さぞかし賑やかな事であったでしょう。否、そうなっていたら、地球は熱すぎて、生物が生きて行ける環境ではなかったでしょうけどね。運が良かったのかも知れません。 一般的な恒星系では、主星と言われる大きな星の周りを、伴星と言われる小さな星が回っているものです。主星だけの太陽系は珍しい様ですよ。 太陽は、暫くの間は安定ですが、5億年ほど経つと段々膨張し、30億年後には地球を飲み込むほどに大きくなることが予想されています(地球の命運も後30億年と言う事だな)。 「え~、どないしよう」(てめ~は30億年生きるつもりか)。だって子孫たちはどうすんの(地球脱出してるんじゃないの)。まぁ~、考えてもしゃ~ないわな・・・。 今地球に来ている宇宙人かもと言われている連中は、母星を失った可哀そうな連中なのかも知れませんね。でも、光速でも何十年・何百年もかかる場所から来る意味が解りません。 最も現実的な方法としては、スペースコロニーを作ればいいと思うのですが・・・。ドラム缶の様な巨大な円筒を宇宙に放り投げ、回転させると円筒の内壁面には遠心力がかかります。 回転数を調整すれば、地球の重力と同等の疑似重力を得る事が出来ます。内壁面に土砂を入れ、円筒の中心部に疑似太陽(熱を発する光源)をセットすれば・・・。 地球の大気と同じ組成で1気圧に調整すれは、地球に住んでいるのとほぼ同等な生活が出来る筈です。いや、より快適な生活が出来る筈です。 だって、天候も気候も完全にコントロールできる訳ですから、天災に見舞われる事もないし、突然雨に降られる事もない訳です。 比較的近い将来、ガンダムの世界が到来するかもですね。私は住む事は出来ないでしょうけど・・・(死んでるよな)。いや、しぶとく生き残ってやる(むっりー)。 なんか変な話になってしまいましたが、次回以降、また惑星に話を戻します。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
明けまして、おめでとうございます。 サボってばかりですが、本年もボチボチやっていきますので、よろしくお願いいたします。 皆様、お変わりありませんか。オミクロンが本格的に流行し始めましたが、重症化しずらいとの話ですので、安心はできませんが、少しずつ収束に向かうと思います。 普通の風邪のような扱いに、早くなってくれるといいですね。 皆様にとって、良き年であります様に・・・。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
「金木星揃い踏み」の記事を書いたので、太陽系の話をさせてください。 私達が住んでいる地球も、当たり前の話ですが、太陽系の一因です。でも、太陽系と言う概念が当たり前となったのは、近年になってからですよね。 先人達が天を仰ぎ、星たちの動きを観察する過程で、この概念が固まったのです。夜空の星を眺め、ある事に気づいたのです。 太陽の運行は1年周期で高度が変わりますし、月は約30日で満ち欠けをし、1年で高度が変化します。夜空の星達も、1年周期で位置が変わります。 古代人は、地球が宇宙の中心と考えていましたので、これらの天体が地球の周りを回っていると考えていました。太陽系ではなく、地球系だったのです。 何も知らなければ、そう思っても仕方ないですよね。現在も、地球が宇宙の中心であると思いこんでいる人は、結構いるようですよ(ヨーロッパにもね)。 彗星や流れ星を除けば、全ての天体が規則正しく運航している(月はちょっと複雑ではありますが)筈でした。しかし、ちょっと、変な星がある事に気づいたのです。 水星、金星、火星、木星、土星の周期は1年ではありません。また、その軌道は逆行する事もありました。摩訶不思議な星であったのです。 水星と金星は、明方と夕方のどちらか限られた時間でしか見る事が出来ませんし、何方でも見えない時もあります。特異な星であったと言えます。 英語のplanetの語源はギリシア語のプラネテス(「さまよう者」「放浪者」)などの意味で、そこから惑星と日本では命名されています。 また、水金火木土は中国の五行思想から名づけられています。ギリシア及び中国で数千年前から認識されていたのですが、太陽系と言う概念は無かったでしょう。 現代では、太陽系とは、太陽の重力が影響を及ぼす領域と言ったところでしょうか。あまりにも広大で、その実情は解っていないと言った方が良いかもですね。 先ず太陽系で基本的な単位として「天文単位」と言うものがあります。1天文単位とは、太陽と地球の距離です。地球が太陽を回る事を公転と言います。 地球の公転軌道は円に近い楕円ですので、1天文単位は地球と太陽の距離の平均値となります。その距離およそ1億5千万kmです。光の速度は30万km/秒です。 太陽の光が地球に届く時間はナンボデしょう。計算してみましょう。150,000,000km÷300,000km/秒=500秒 → 8分20秒 私達が見ている太陽の光は、8分20秒前の太陽の光なのです。では、他の惑星の太陽からの距離を見てみましょう。その前に、太陽から近い順に並べてみますね。 水星、金星、地球、火星、木星、土星、天皇星、海王星となります。昔は冥王星があったのですが、準惑星に格下げされてしまいましたので、入れていません。 では距離を記述します。単位は天文単位ですので、地球と太陽の距離を1とした場合の比較になりますよね。 水星 ・・・ 0.387 、金星 ・・・ 0.723 、火星 ・・・ 1.52 、木星 ・・・ 5.20 土星 ・・・ 9.55 、天王星 ・・・ 19.2 、海王星 ・・・ 30.0 海王星に太陽の光が届くのには地球に届く時間の30倍(約4時間)かかる事になります。 人間が簡単に行ける距離ではありません。しかし、1989年8月にアメリカのボイジャー2号が初めて海王星の鮮明な写真を送って来ました。当時私は大興奮でした。 ボイジャー2号は1977年8月に1号とともに打ち上げられましたので、12年かけて到達した事になります。木星・土星・天王星を観測して、現在、太陽系外に旅経ちました。 人間が到達するのは当面無理ですよね。通信するのに4時間かかります(電波は光と同じ電磁波ですからね)ので会話が成立するには往復8時間もかかります。 更に海王星の外側には、カイパーベルトと呼ばれる小惑星帯があり、冥王星はその代表的存在となっています。その領域を更に突き抜けて、ボイジャーは太陽系外に出たのです。 よくぞカイパーベルトに衝突せずに無事航行出来たものです。ちょっと長くなりますので、続きは次回といたします。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
ちょっとさぼってしまいました。野暮用で忙しかったんです。すみません。 12月5日(日)、愛知県稲沢市祖父江町に行って来ました。ほぼ、愛知県の西端と言っても良いですね。木曽川に面しており、対岸は岐阜県羽島市や海津市です。 昔から銀杏の産地として知られています。町中にイチョウが植えられていて、毎年11月下旬になると、色付いたイチョウの葉で黄金の町となります。 見頃を一週間過ぎてしまいましたが、黄金に染まるイチョウを御覧ください。 見応えはあるのですが、解りますよね、この時期・・・、地面に落ちた銀杏の実が放つ・・・。我慢出来ないほどではありませんけどね。時々臭気が・・・。 写真で見るだけが良いかもね。嫁と娘は、「くさい、くさい」と言いながら、燥いでいました。私はそんな二人を遠くから見守っていましたよ(他人の振りしない)。 元々は、冬の北西風(伊吹おろし)を防ぐための防風林として植えられたとの事。食用にもなるし、一石二鳥だったのでしょうね。品種改良された「藤九郎」が有名なのだとか・・・。 ところで、イチョウは広葉植物ではないって知ってました?。一般的に広葉樹は被子植物に当りますが、イチョウは裸子植物です。と、言ってもピンとこないですよね。 被子植物は、将来種となる胚珠が心皮(果実となる部分)にくるまれて子房の中に収まったもので、裸子植物は胚珠がむき出しになっているものを言います。 針葉樹が裸子植物にあたりますが、イチョウが針葉樹と同じ裸子植物だなんて思えないですよね。だって、針葉樹は常緑樹で落葉樹じゃないですもん。 まぁ~、それは置いといて、イチョウはジュラ紀(恐竜の全盛時代)から姿をほとんど変えておらず、生きた化石と言われています。絶滅危惧種に指定されてもいます。 現存する種は一種のみで、学名は Ginkgoです。長崎のオランダ商館付医師でドイツ人のエンゲルベルト・ケンベルによって、ヨーロッパに紹介されました。 その際、日本語の銀杏(この場合「ギンキョウ」と読みます)が元になっているのだとか・・・。多分、Ginkyo をGinkgo と勘違いされたんだろうと思います。 ヨーロッパでは、イチョウは絶滅していましたから、珍しかったのでしょう。ケンベルが持ち込んだ種(銀杏)から増やされて、植樹されたんです(臭いのにね)。 今では、南北半球の中・高緯度地域で植樹されている様ですから、絶滅する事はないでしょうね。でも彼らは銀杏を食べるのでしょうか。実は毒性もあるんですよ。食べ過ぎ厳禁。 そうそう、歩いていると、銀杏を売ってました。おばあさんが、「藤九郎と普通のを持って来たけど、何方が何方か分らん様になったから、好きなの持ってって」と言うんですが・・・。 どれがどれだか・・・。「安いよ」と言うので、500g入りかな?を二袋買いました。二袋で800円でしたが・・・。安いのかなぁ~。藤九郎は殻が薄く割りやすいから高いんだとさ・・・。 暫く歩いていると、今度はおじいさんが、「ここで一番安いよ」と言うので、同じく500g入りかな?を二袋買いました。二袋で600円でした。安いのかなぁ~。 暫くは、銀杏尽くしですなぁ~、先ずは酒の肴で・・・。「臭せ~なぁ~」。 でも、なかなかいけますよ。お酒が、お酒が、すすむ君。↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村
めっきり日が暮れるのが早くなりましたね。12月22日(冬至)までは、徐々に日が暮れるのが早くなります。そんな折、夕暮れ時に空を眺めてみると・・・。 2021年12月1日17時19分2021年12月2日17時32分 夕暮れ時の南西の空を眺めると、一際明るく輝く金星と木星の揃い踏みです。一番明るいのが金星(右)で、次に明るいのが木星(左)です。 金星は私が子供の頃、「一番星」と言っていました。「一番星見つけた」と言っては家路についた覚えがあります。お風呂を焚く薪の燃える匂いとともに、家に帰る合図でした。 金星も木星も太陽系の惑星です。惑星には大きく分けて二種類あり、主に岩石で出来ているものを地球型惑星、主にガス(気体)で出来ているものを木星型惑星と言います。 太陽から近い順に惑星を並べると、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の順となります。以前は冥王星が最後尾だったんですが・・・。 冥王星は準惑星扱いに降格させられてしまいました。長年、他の惑星とは大きく軌道がずれており、惑星と数えるに値しないと、世界中の天文学者が指摘していました。 にも拘らず、冥王星が惑星として君臨していたのは、発見者がアメリカ人だったからです。アメリカの誇りを守ると言うただそれだけの為だったのです。 ただし、冥王星は今でも存在している訳で、太陽系の一員である事は間違いないですね。水金地火木土天海冥と覚えた訳ですが、現在は、水金地火木土天海と言う事ですね。 地球型惑星は、水星・金星・地球・火星(太陽から近い順)、木星型惑星は、木星・土星・天王星・海王星(太陽から近い順)です。太陽の近くに地球型、遠くに木星型と言う事になります。 金星は、地球より内側の軌道ですので、地球から見て右側に位置している時は、明方(明けの明星)、左側に位置している時は、夕方(宵の明星)に観る事が出来ます。 それ以外では、太陽の光が強すぎて、肉眼で見る事は難しいですね。現在見頃ですよ。 実を言うと、上の写真には土星も写っています。金星と木星の間に光の点があるでしょ。これが土星です。実際は、「金木土星の揃い踏み」ですね。 いやいや、実を言うと、木星の左には海王星が、そのまた左には天王星があります。肉眼で見る事は難しいですが・・・。「木星型惑星の揃い踏みでもあります」。 たまには、夜空を眺めてみては如何ですか・・・。木星と土星を見るチャンスです。望遠鏡をお持ちの方は、土星の輪が見えるかも知れませんよ。 さてと、永らくしまい込んでいた望遠鏡を引っ張り出して、木星と土星を観察してみよっかな(どうぞ御勝手に・・・、覗きするんじゃないぞ)。しっ、しっ、失礼な・・・(図星だな)。 ↓ここをポチッと応援よろしくね雑学・豆知識ランキングにほんブログ村