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春の候

哀歌ー春三句

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  不眠とカントと悠々遊ばん浅き春 云う通り哀しくしとと沈丁花 ほら々々忘れてあまねく二月尽

悉有仏性

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 悉有仏性 惡德の悦びを知つた肢體にさへ佛性がある。 怖がる必要はありません。 被虐快樂の海へ。 ーsayokoー

鶯聲ー春三句

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鶯聲や未だ微熱なる口唇 春を咲きみだれて修羅此処彼処 夜桜や貌の色カワルガワル

素描家のこと-ホルスト・ヤンセン

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 《わたし自身》部分 -ホルスト・ヤンセン- もしなりたい画家を挙げろと言われたら 彼の名を真っ先に発するだろう。 恐ろしくて嘲笑気味でエロスでかつ自由だ。 北斎に憧れた不良的素描家でもある。 彼に描かれたものすべてが軽やかな悪になる。

誰がためにー春

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  百花春至為誰開 百の花は春に至り誰が為に開く。 誰の為でもなく唯々悦びに咲けばよい。 -kaori-

蜃気楼ー享楽歌集

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  春服の君を遊び凍てつく日ゝの憂ふ蜃氣樓の如く You look good in a white spring dress. I'll tie you up and whip you. The gloomy spring is passing. ーayakaー

通過する

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白梅や貌みえぬ声の溢れて わたしはあなたの外部も内部も手に入れ、 あなたの心身の感受性を通過することで 己を知ることを望んでいる。 -yui-