ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

春の琉球列島紀行2024年3月 与那国島編 その1/ヤツガシラ ツメナガセキレイ シマアカモズ等

2024-04-28 | 琉球地方
遠くに想いを馳せている様なヤツガシラ 2024年3月21日 沖縄県与那国島

2024年3月21日〜28日まで、鳥友3名で与那国島、石垣島、奄美大島に遠征してきました。与那国島と石垣島で、ヤツガシラ、石垣島で、国内ライファー となるミドリカラスモドキ、奄美大島でアカヒゲ、ルリカケス、アマミヤマシギにライファー となるミナミトラツグミ(鳥類目録第7版での亜種オオトラツグミ)の囀りを聞くことができました。
3月21日〜23日与那国島;8時半に岡山を経って、午後2時に与那国島に到着、早速島内を周り、まず祖納を経由して東崎に向かいました。浦野墓地には亜種シマアカモズが目につきます。
東崎ではツメナガセキレイの姿が見えますが、目ぼしい鳥の姿はなく灯台付近まで行くとジョウビタキ♂。この辺りまで来ているだなと実感。
他にはイソヒヨドリの姿が目立つぐらい。
特にこれと言ったのがいないなと北側を戻っていると前方にヤツガシラがいました!
順光側にそっと回り込もうとしましたが、割と警戒心の強い個体だったのか気づかれてしまいました。あまり近接撮影は出来ませんでしたが、しっかり撮らせてもらいました。さらにもう1羽いました。
飛んで着地の直後に冠羽が逆立ちますが、間に合わず、折りたたむ直前が撮れました。

この先は崖になっているところまで来て‥‥
飛び立ちそうな気配がして‥‥
飛び立ちました。白い横縞が派手ですね。
黄色の夏羽が見え始めたツメナガセキレイ。
東崎を後にして、島の南側を通って、比川の田んぼに。ツルクイナにお目にかかったここは、今や見る影もなく、草が生茂り、湿地はほんの僅か。ノビタキが居ました。
日本の最西端の西崎にも寄ってみましたが、目ぼしい鳥は皆無。いるのはイソヒヨドリ♀ぐらいでした。
バーダーもあまり見かけず、どうも近年の与那国島は今一つの様です。

次回はこの続きの与那国島で、引き続きヤツガシラ、ツバメチドリ、セイタカシギなどをアップしたいと思います。ご覧頂き有り難う御座います。


ベニマシコ オシドリ トモエガモ ルリビタキ/岡山県

2024-04-26 | 中国地方
ベニマシコ♂♀ 2024年3月4日 岡山県高梁市

3月4日地元のMFにて;タイから帰国した翌日に、1週間空けた地元のフィールドを散策して見ました。小さなダム湖には水量が回復したからか、オシドリが戻って来ていました。
トモエガモが1羽だけ、オシドリ10数羽の群れに混じっていました。何処かから移動して来たのでしょう。オシドリに混ざったり、単独行動したりでした。
3月6日、我がフィールドのルリくん(R4)も健在です。
1週間後の3月13日のルリくん。
オシドリはこの日もいましたが、数が少なかったです。その後姿が見えなくなりました。
湖畔の藪にはベニマシコが居ついてくれましたが、警戒心は強いです。田舎で人がほとんどいないせいか、どの子も警戒心が強いですね。
4月になると流石に姿は見えなくなりました。ルリくんもです。

次回はタイ南部遠征シリーズに戻ろうかと思いましたが、3月末に出かけた琉球列島遠征の与那国島をアップし、その後、タイ南部の予定です。

キレンジャク ヒレンジャク トラツグミ トラフズク カワセミ等/岡山県

2024-04-25 | 中国地方
飛翔するキレンジャクとヒレンジャク 2024年2月16日 岡山県赤磐市

2月16日(時節とずれてスミマセン)岡山県東部にもレンジャクが来ていると教えていただき、近所の鳥先輩を誘って、行って来ました。100羽ほどのキレンジャクを含んだ群れがトウネズミモチの実を食べにやって来るそうで、多くの訪問者と共に待っていると現れたのは池のカワセミ。
程なく大挙してやって来ましたが、木に止まって様子見?そして群落になっているトウネズミモチに一斉に飛びかかるのですが、あっという間に飛び去ってしまいます。
しばらく待っても来ないので、近くの保護センターに昼食を兼ねてちょっと寄り道。案内用チラシのトラツグミポイントに本当にトラツグミがいました。そう言えば、今季初でした。
すぐ側にはルリビタキ♂も。
レンジャクポイントに戻って、待っていると例によって、まずは木の枝に仲良く止まっています。
トウネズミモチに飛びかかったと思うとすぐに飛び立ちます。何とか飛翔シーンを収めるとキレンジャク5羽が写っていました。やはり同種同士は一緒にいるようです。
トウネズミモチに群がる様子です。あっという間に飛び去ります。何故、ここまで落ち着いて食事しないのでしょうね?
そして、木の枝で様子見?
枯れた松の木に止まると松ぼっくりと紛らわしいですね。

2月18日、県南の干拓地にトラフズクが出現しているが、明るい時にも出ることがあると教えていただき、1週間ほど通ってみました。残念ながら運がないようで、暗くなってからしかお目にかかれませんでした。すっかり暗くなった草地を双眼鏡でサーチしてみると、肉眼ではほとんど見えませんが、何かいるというのがわかります。ISO感度を1万ほどに上げて、1秒露出。何とかこんな感じで、暗闇にトラフズクが浮かび上がって来ました。
2月23日にも同場所で待ちましたが、この日はノスリが日没後も同場所で粘っていました。
トラフズクの出現は暗くなってからで、少しでも光があれば、何とかなるのですが、どうしようもなかったです。

時節とずれているので、次回(明日)も地元の鳥たち(この冬最後となります)ベニマシコ、オシドリ、トモエガモなどをアップしたいと思います。ご覧いただきありがとうございます。

タイ南部紀行2024年2月 パンガー湾国立公園編 その3/クロアカヒロハシ アカショウビン チャバラクロバンケンモドキ等

2024-04-22 | タイ
クロアカヒロハシ 2024年2月27日 タイ王国 パンガー湾

(続き)マングローブの森の中を散策。開けた公園の方が鳥を見やすく、森の中は繁って見にくいのはここでも同様です。色々出てくれるのですが、見にくいことこの上無しです。それでも目の良い運転手さん(最初は運転だけだったようですが、見つけ上手を買われてガイドさんと一緒に探してくれます)はちゃんと見つけてくれます。見つけてくれたのはひっそりとたたずむアカショウビン(Ruddy Kingfisher)。紫味がないので、本州にやって来る亜種アカショウビンのようです。越冬しているのか留鳥なのかはわかりませんが、日本生まれの個体かもしれないと思うと楽しいです。
結構、よく出てくれたのですが、中々好条件で撮らせてくれなかったクロアカヒロハシ(Black-and-red Broadbill)2羽でいることが多く、ペアでしょうか?
強烈な木洩れ陽で色がうまく出せませんが、黒と赤の模様と大きなクチバシが魅力的です。
目線の高さに居たと思うと遠い!
日本には居ないバンケン類、最初に居たのはクロバンケンモドキ(Black-bellied Malkoha)目の周りの赤色が面白い顔立ちにしてくれます。それにしても、何でモドキ何でしょうね?和名の付け方はよくわかりません。
こちらはチャバラクロバンケンモドキ(Chestnut-bellied Malkoha)、クロバンケンモドキとよく似ていますが、お腹が茶色。
アオゲラもいました。最初に出会ったムナフタケアオゲラ♂でした。
森の中は見にくいのは何処も同じですが、お日様が強烈で、葉もより繁っているので、一層見にくい気がします。さて、ここは終わりにして、今日の宿に向かい、一旦、荷を下ろして、休憩した後、近くのアマゾンと呼ばれる森の公園に移動しました。

次回はタイシリーズは一回休憩して、岡山県のレンジャクなどをアップしたいと思います。その次からタイに復帰します。ご覧いただき有り難うございます。

タイ南部紀行2024年2月 パンガー湾国立公園編 その2/マングローブヤイロチョウ チャガシラハチクイ オニカッコウ等

2024-04-19 | タイ
マングローブヤイロチョウ 2024年2月27日 タイ王国 パンガー湾

(初日続き)チャバネコウハシショウビンにたっぷり遊んでもらい、公園内を少し歩き始めるとそこかしこに野鳥がいます。さすが熱帯、といっても高い枝の上だったり、茂みの中などそう簡単に姿は見せてくれません。
こちらは頬に白い筋が見えるミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)。ヒヨドリ類は繁栄しているようで、遠征中に10種類程遭遇できました。
ツバメが飛び交っています。コシアカツバメを赤茶色に濃く染めたようなマラヤコイシアカツバメ(Rufous-bellied Swallow)、オオコシアカツバメとの話もありましたが、図鑑やeBirdで照合して、これにしました。
他に飛び交っていたツバメはリュウキュウツバメ(Pacific Swallow)でした。ただのツバメもいましたが、南西諸島と同様にこちらをよく見かけました。
高い枝の上にハチクイがいました。頭に茶色の頭巾をかぶったようなチャガシラハチクイ(Chestnut-headed Bee-eater)でした。ここでは普通種のハチクイのようです。
そして、今日の最大のお目当てをマングローブ林で探すと素晴らしく目の良い運転手さんが簡単に見つけてくれました。あそこにいるよと教えてもらうのですが、どこにいるのか中々分からない。それでも何とか発見!遠かったですが、日本のヤイロチョウによく似ています。鳴き声もそっくりで、非常に近縁種なんでしょうね。
ゴチャゴチャの枝の隙間から見るのは大変でしたが、飛び移ってもあまり遠くにいかず、しばし遊んでくれました。
戻るとチャガシラハチクイが比較的低い位置で獲物を探しています。
コーエル!コーエル!と聞こえる大きな声がするのですが、姿が見つからない。皆で散々探して、やっと見つかったのは鳴き声(Koel)がそのまま英名になったオニカッコウ(Asian Koel)でした。大きな鳥なのですが、木の茂みの中にいると意外に見つからないのです。ここタイをはじめとして東南アジアに沢山いるようで、行く先々で、「コーエル!」の声を聞きました。カッコウと名がつくように、他の鳥へ托卵する習性を持っているようです。体がでかいので、相手もムクドリ、カラスなどに托卵するようです。
こちらも普通種のシキチョウ(Oriental Magpie Robin)ですが、声も姿も良いです。よく囀っているのですが、以外に見つけにくい。
狙いの鳥がしっかり見えたので、少し奥に入って、マングローブ林の中を探索することになりました。

次回は、マングローブの森で出会ったクロアカヒロハシやお馴染みのアカショウビン、バンケンモドキなどをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。