NHK大河ドラマ「光る君へ」が面白い

シャクヤクの季節



 

4月22日~28日の朝日新聞TVランキングの「光る君へ」は視聴率6.2%で10位だった。

視聴率は芳しくないようだが、私はだんだんと面白くなって放送日が待ち遠しくなっている。

 

最近の5年の大河と比べてみると、

インターネットのランキングで18回目放映分を比較すると

「光る君へ」は9.4%、

「どうする家康」は10.9%、

「鎌倉殿の13人」は12.7%、

「青天を衝け」は14.2%、

「麒麟がくる」は15.1%となっていた。

この5年間の作品では各回で少しずつ変動はあるけれど、「光る君へ」はほぼ4位か5位を低迷していた。

 

あお鷺か。よく見かける。


隣室では、カミさんが2008年に放送された「篤姫」の再放送を見て、今更ながらに面白いと連発している。

因みにカミさんは「光る君へ」は見ていない。

大学で日本史を専攻し、文学少女だった彼女の見るべきものは「光る君へ」ではないかと不思議に思ってしまう。

ただ、彼女は好き嫌いの激しい性格で、主人公宮崎あおいと吉高由里子との好悪感の違いが大きい。

確かに吉高由里子の表情や演技の硬さは、見るものを拒むようなところがある。

一方、宮崎あおいの伸び伸びとした自由自在の演技力には舌を巻かざるを得ない。

ガザニアだろうか。こうしてみるとなかなかきれいだ。



また、共演者を見てみると、16年前の「篤姫」の時代の役者は綺羅星のごとくいたことがわかる。

島津斉彬を演じた高橋英樹をはじめ、

男優陣は北大路欣也、江守徹、平幹二朗、長門裕之、草刈正雄等々、

 

女優陣は篤姫の教育係「幾島」を演じた松坂慶子をはじめ、

樋口可南子、鶴田真由、真野響子、星由里子、高畑淳子等々、名のある役者が書ききれないほどに出演していた。

そして今回調べていて吉高由里子も「篤姫」に出演していたことを初めて知った。

 

2000年以降の女性を主人公とする大河ドラマでは、平均視聴率24.5%を上げた「篤姫」が断トツトップだった。

1年間の大河ドラマだから最終回まで見終えないと断言はできないわけだけれど、「光る君へ」の初回視聴率は12.7%と低調だった。

けれど、最近はリアルタイムで見る視聴率と放送後一週間以内に録画して見たというタイムシフト視聴率を合わせて、重複分を差し引いた総合視聴率でカウントすることのほうがより正確であるということを調べていて知った。

その総合視聴率では「光る君へ」は20.6%になるという。

なるほど、総合視聴率は当たり前のことではないかと私は十分に納得した。

セキチクもこれは少し色が薄い。



ということで、私の鑑賞眼は間違っていなかった。世間一般とは違った、見当外れではなかったのだと思った。

「光る君へ」のこれからの展開が楽しみだ。

藤原道長を演じる柄本拓との関係はどのように描かれるのか。

紫式部(吉高恵理子)は宮中へ出仕しどのように働き、どのように認められていくのか。

源氏物語はどのように着想され、描き出されるのか興味はつきない。

 

千年前に紫式部が書いた世界最古の長編小説「源氏物語」に挑戦しようと決意した。

もちろん瀬戸内寂聴本が私ぐらいには適当だろうと図書館に借りに行くことにした。

 

注)カミさん曰く、吉高由里子もさることながら紫式部が嫌いなのだそうだ。

そのあたりのことは私にはよくわからないが、紫式部より清少納言を好む女性は意外に多いらしい。

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緊急報告 パソコン詐欺商法に出くわした

こんな画面が出てびっくり


先日の夕方、日常の私の役割となっているお風呂洗いを終えて、風呂ができるまでの間にと、パソコンの将棋アプリを開いた。

いつもは将棋盤の周りに、様々な広告が表示されているのだが、今日は将棋盤を覆うように、無記入の白紙が出ていて、この表示をクリックして消してくださいとあった。

もちろん、これを消さないと将棋ができないので何のためらいもなくクリックした。

 

すると、クリックしたとたんに画面が切り替わり、緊急の警告音とともに、女性の抑揚のない落ち着いた声で「異常な行使がありシステムが停止しました。

パソコンを終了しないでください。

マイクロソフトのアカウントとパスワードを入力して指示に従ってください。

ご不明な場合は表示されている番号にすぐに電話してください」と流れた。

この音声は、パソコンを開いている間中、繰り返し繰り返し流されていた。

コデマリの花が美しい



まず、パソコンを終了しないでくださいという言葉に困ってしまった。

マイクロソフトのアカウントとパスワードと言われても、すぐに出てくるはずもない。

マイクロソフトのロゴマークが表示され、その下に住所や電話番号があった。

表示されていたマイクロソフトの電話番号を入力した。

電話がかかったとき、画面の下にはアメリカ時間が表示されているのを見て、アメリカにかかるのかと思ったのを覚えている。

電話はすぐにつながった。

ドコモやスカパーなど時々電話を掛けるが、こんなに早くかかるのはマイクロソフトだからかなあと思った。

黄色が鮮やか、キンギョソウだろうか



電話に出たのはたどたどしい日本語を使う外国人だった。

彼は私の電話番号と名前を聞いた。

私は携帯番号と姓だけ名乗った。

それから彼はキーボードのEscを押すように指示した。

ウインドウズキーやFnキーなどの操作も要求した。

が、たどたどしい日本語とパソコンが発する女性の声が混じって、老人の理解が進まない。ただ、何とか相手の指示に従っていると、相手の言う通りの画面が出てくる。

スピーカー音が大きいことに相手方が気づいて、向こうで操作して音量を下げたりするので、そういうことができることにマイクロソフトの関係者と思わせるところがある。

 

そして、こちらに表示した画面上に赤のマジックで、ハッカーと書いた。

 

私のパソコンはハッカーに侵されていると言っているように想像した。

それから、「契約、契約」という言葉を発した。

そして画面上に勤務先や住所、電話番号の表示とともに彼の写真を張った身分証明書を提示したのでカメラに収めた。

相手の身分証明書

 

それで私は「直すには、お金がかかるということですか」と聞いた。

彼は即座に「かかる、かかる」と言った。

「いくらですか。」と聞くと画面に、値段表を提示した。

私も少し落ち着いてきて、その画面をカメラに収めた。

何か半信半疑だった。

 

ただ、私は、「すぐには決められないよ。今すぐなんて決められない。直すかどうかも含めて検討しますよ。」と言った。

修理の値段は5年間保証4万円、10年間保証6万円、一生保証7万円と書いてあった。

 

彼はさらに「すぐにすぐに」と続けたが、返答しないのであきらめて電話を切った。

そこに、休みだった息子が入ってきたので、事情を話した。

パソコンはまだ女性の声が流れ続けていた。

息子は「こんなん早く切って」とパソコンを閉じた。

それから、スマホを検索して「マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください」という長い記事があると教えてくれて、「これは詐欺じゃ」と言った。

鴨だろうか。ため池の水が落ちるあたりにいた。



しかし、パソコンが相手側から遠隔操作されたのは、どんな手法なのか。

マイクロソフトの技術があるからなのか。

それが可能だったらマイクロソフトはどのようにでも世界を支配できるのではないか。

しかし、全くの第三者が悪用して、パソコンの中にある情報を盗み出すこともできるのではないかとも思った。

 

パソコンを愛用する後期高齢者の退職老人は依然として不安を抱えているが、今のところ悪用された兆候はない。

恐らく、パソコンの状態をハッカーやウイルスのせいにして、故障と称し、修理代を搾取する魂胆なのだろうと想像した。

いずれにしても、私の生活はパソコン抜きの生活には戻れない。

予防するとしたら、あまり使っていないパソコンに変えることが今できることだろうと常用するパソコンを変えた。

パソコンって五里霧中の中を進むようなものだ。

パソコンからの情報は信じてはいけないということをパソコンが教えてくれたのだと肝に銘じた。

 

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退職老人はサンデー毎日 ネット麻雀を楽しむ


昭和時代、昭和40年代を大学生で過ごした世代にとって、麻雀を知らずに過ごした学生は少なかったのではないか。

そして、社会人になって、土曜は半ドン、いわゆる勤務が午前中で終わると、雀荘に直行し、昼飯を食べながら麻雀に励んだ。

賭けマージャンで借金を重ねて、退職を余儀なくされた同輩もいた。

私の麻雀は粘りと根性がなく、度胸もなく、同僚とのお金のやり取りが特に性にあわずに遠ざかって行った。

 

麻雀自体も週休二日制が導入されるとともにサラリーマンの世界では忘れられていったように思う。

あれほど、たくさんあった雀荘も街から姿を消したのだった。

多分、今では学生生活の中からも麻雀は消えてしまったのではないかと思う。

調べてみると雀荘数は1978年全国で36173店あったが、2021年には7321店と1/5に激減している。

麻雀に限らず、室内ゲームの囲碁や将棋、パチンコなどの遊戯人口は軒並み減少している。

そう言えば、職場の昼休みは将棋と囲碁の時間だったが、振り返ってみれば昭和が終わり平成に入り昼休みの消灯運動が始まり急速に、室内ゲームが消滅していったように思う。

あやめだろうか



ただ将棋と囲碁の世界はプロになるための道筋は確立しており、将棋のプロ4段になると給料がでるし対局料やタイトル戦での賞金などがある。

囲碁は初段になるとプロになり対局料や賞金があるが、将棋のような基本給はないようだ。

将棋の藤井聡太名人は若干21歳で、将棋界の8つのタイトル全部を独占し頂点に立ち、一大、藤井ブームを巻き起こしているのだ。

一方で、麻雀の世界は100%実力の世界とは言い難く、運が左右することが多く、プロに混じっての試合で素人の強豪が勝つことも珍しくない。

その意味では、将棋や囲碁のような世界を築くことは難しいのだろうと思う。

 

しかし、だからと言って、すたれてしまわない魅力が麻雀にはある。

私が利用しているスカパーの番組表を見ると、麻雀番組の何と多いことかとびっくりする。

フジテレビ系列フジテレビONEでは「われめDEポン24時間スペシャル」や「麻雀最極決定戦!サバイバルバトル極雀」、テレ朝2では「麻雀最強戦」、MONDOTVでは「麻雀プロリーグモンド杯」等々10指に余る麻雀番組が放映中だ。

毎年おなじみのツツジも咲いた



麻雀人口が減少している中、誰が見るのかと思いきや、老若を問わず、ネット麻雀が盛んで、見る麻雀、いわゆるスポーツ鑑賞と同じように高度な麻雀テクニックを鑑賞するファンが増えているということのようだ。

 

また、60歳以上が参加する高齢者の全国健康福祉祭(ねんりんピック)ではスポーツ大会のほかに福祉・生きがい関連イベントとして、囲碁や将棋、麻雀などの文化交流大会もある。

各都道府県での予選を経て、大会に参加することになっている。

さらに多くの高齢者センターや高齢者施設でも健康マージャンが開催されており、高齢者の交流や脳力活性化ゲームとしての評価が高まりつつあるようだ。

 

こうした中で、私も一日、2ゲーム程度、ネット麻雀をする。

4人麻雀というアプリを使っている。

戦国時代の武将3人を相手に選んでゲーム開始だ。

麻雀は中国由来のゲームであり、麻雀用語がとっつきにくいけれど、ゲーム自体はそれほど難しくない。

すぐに覚えてしまう。

だから、老若男女も気軽にできるのだ。

セキチクかな?



ただ、人間同士が様々な考えで勝負しているのとは違って、明らかにゲーム作成者の意図の中でやらされている感を意識することが度々ある。

まるでゲームを見通して配牌や勝たせ方の方程式が組まれているような感じがぬぐえないのだ。

ただ、こうした癖を見抜くとあまり負けることはなくて、3人を相手に数十試合をするとほとんどトップで終わる。

勝ちすぎて面白くないかと言えばそうではない。

やはり、勝てるということは老人を満足させてくれる。

退職老人のささやかな楽しみとなっている。

 

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歯科検診 私の場合の8020運動の成果は?

神社の境内に咲くフジの花



先日、3か月に1回の歯科検診に行った。

当地では人気の歯医者さんだ。

かかり始めてもう20年以上になる。

丁寧で、手際が良く、その上、辛抱強く診療してくれる。

決してすぐに歯を抜くようなことはない。

患者に寄り添いながらの言葉遣いや態度など観察していると、ファンが増えるのは当然だと思う。

予約は2週間先になることがほとんどだ。

 

ここにくるまで、このような歯科医に出会ったことはなかった。

家族が先に行っていて、私は長いことかかっていた歯科医の治療が終わって、半年ぐらいたって猛烈な歯痛に耐えかねていたら、家族の皆が、だまされたと思って行ってみたらと強力に勧めたくれた。

医者を代えるのは不義理をするようで、不承不承、受診したのだった。

その時の治療は1年くらいかかった。

 

その後、インプラントもした。

インプラント手術は土曜日午後、一般診療が終わってからだった。

2時間以上かかったように思う。

その後20年くらいなるけれども、まったく異常なく経過している。

そして、腫れや痛みが続いて苦しんだ右下奥歯も2年以上辛抱強く治療していただいた。

いつも、検診時には、「まだまだ、何とかぎりぎりのところですが、持たせましょう」と言ってくれる。

主治医のそんな言葉にも励まされ、今更ながらに歯科衛生に目覚めて励んでいる。

鮮やかなツツジの花



しかし、左下奥歯はインプラントの近くで、痛みや腫れが続いて、もうこれまでと主治医に訴えて抜歯となったが、抜歯というほどもなく、医者が指を差し込むと痛みもなくすっと抜けた。

先生からは抜歯の後をインプラントか部分入れ歯の二つの方法があるが、とりあえず、部分入れ歯でやってみてはと低料金で済む部分入れ歯の助言があり、年金受給者は部分入れ歯を選択したが、とてもよく合って、部分入れ歯で満足している。

 

以後、3か月に1回の検診では主に歯科衛生士から歯石除去や全体のクリーニング、口腔内の観察、歯磨きの実習指導などしていただいている。

最近の検診結果表には歯周ポケットの深いところがあるが状態は安定しています。

お手入れもとてもきれいにされていますと高評価を頂いている。

 

さもありなん、ここのお医者さんにかかりだして、歯科衛生の重要性に目覚めて、一日4回の歯磨きを励行するようになった。

午前5時30分に起床するとまず、歯磨きをする。

歯磨きはガム・デンタルリンス(液体歯磨き)、歯ブラシはKISS YOUを使っている。起床時に歯磨きをすることが大切だとテレビでやっていた。

起床時の口腔内には雑菌が繁殖しており、一番効果的だと勧めており、この10年くらい続けている。

パナソニック ドルツ



食後の歯磨きは、パナソニックのジェットウオッシャードルツEW-DJ55(水流洗浄)で歯ブラシでとりきれない汚れを取り除く。

それから、仕上げはフィリップスの電動歯ブラシを使っている。

昼食後、夕食後同様にして磨いている。

歯磨き時間は10分程だ。

フィリップスの電動歯ブラシ


それにしても、歯科衛生の分野は歯科技術はもとより歯科衛生教育や歯科衛生指導など私たちの子供のころと比べて格段に発達していることを実感する。

我々の親の時代といえば、ほとんどの親たちは老年に達すると総入れ歯だったけれど、今の時代、私のような後期高齢者でも、総入れ歯の人は聞いたことがない。

 

我々の少年時代もまだまだ、歯科衛生は軽視していた。

日曜日の朝は地域の児童が集まり歯磨きをしていたけれど、集まることに意義があり、歯磨きはお遊び程度だった。

もちろん、朝、昼、夕の食後に歯磨き習慣などまったくなかった。

ただ、今になって、もっと歯を大切にしておけばよかったと思う。

8020運動、満80歳で20本以上の歯を残そうという運動だ。

検診で頂いた結果表を見ると私の残っている歯は21本だった。

残りはインプラントとブリッジと義歯で補完している。

80歳になるまであと4年、この21本は本当に生きる目標となります。

 

皆さん、歯を大切にしましょう!

 

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スマホ購入奮闘記 オンラインショップか、地元のドコモショップで買うか、それが問題だ!

青空に白い花が映える



 

30年来利用しているスマホショップから、私の利用してきたスマホの修理受付終了の通知が来た。

携帯を利用し始めてから確か、6代目。

最初ガラ系が3代、それからスマホが2代、今回購入すると3代目になる。

スマホで探していたら、ドコモのオンラインショップの画面がいたるところに出てくるので、ちょっと覗いてみた。

でも、やはりオンラインは難しい。

電話やチャット、ビデオ相談などいろいろ相談の手段はそろえてある。

 

先ずは機種変更では、iPhone、Xperia、Galaxyとメーカーが並ぶが、私は現在使っているギャラクシーが気に入っていて、今よりも容量の大きくて、カメラの性能が少し良くなればいい。

後は、手ごろな価格であればということで探してみた。

ギャラクシーA54 5G SC-53Dが49,830円と出ていて、即座にこれがいいと思った。

ということでオンラインショップにいざ出陣した。

三羽の鴨が仲良く



インターネットでドコモオンラインショップを検索すると「よくあるご質問(FAQ)」、お問い合わせ窓口、チャットで質問するや安心遠隔サポート、ビデオ電話相談、ラインでスマホ診断等々いろんなメニューが並べられている。

私も試しにチャットで質問したり、ビデオ相談もしてみたが、いずれも中途半端、消化不良で終わった。

結局、物は試しにと、気に入ったギャラクシーA54 5G SC-53Dの49,830円を購入しようとカートに入れて、手続きをしていたら、これまで使っていたカミさんと一緒のシェアパックは使えなくなるという表示が出て、そうするとカミさんはどういう手続きをとるのか、と76歳翁は混乱して前に進めなくなった。

 

やはり、後期高齢者には、オンラインショップなど大それたことだと挑戦して3日目で、オンラインショップでの購入をあきらめて、いつも購入してきたドコモ販売店に購入相談の予約を入れたのだった。

山桜も満開



後日、午後1時30分の予約にカミさんと一緒にドコモショップを訪ねた。

平日の午後、20名くらい掛けられるカウンターのテーブルには、数組の相談者が購入相談をしていた。

店内はこれまで、見たことのないがらんとした、静かな店内。

以前のようなお茶や、コーヒーなど飲料のサービスもなくなっていた。

多分、客の多くがオンラインショップに流れているのだろうなあと思い、客層を確かめるとやはり高齢者が多かった。

平日の午後、暇にしているのは高齢者ばかりなりだから、これは至極当然の光景かもしれないと思った。

 

予約した午後1時30分を少し過ぎて相談を始めた。

機種はもう決めていたので、それを伝えると、店員はその機種を取りに行って持ってきた。

店頭で9万円くらいするといいながら、直近の価格を調べてみますと調べながら「今はだいぶ安くなっています。6万円くらいです。」と言った。

オンラインよりも1万円ちょっと高いけれど、それは仕方がないなと思った。

やっぱり、チャットで質問できるといっても、まどろこしいし、ビデオ相談もAIを相手にしているようで、イマイチ本気になれない。

電話も隔靴掻痒の類いで、やっぱり、人間の顔を見て、表情を見て、進めていくのが安心できると思ったのだった。

 

それから、私はオンラインで見た「いつでもカエドキプログラム」のことを尋ねると、店頭でもできるという。

「いつでもカエドキプログラム」とはあらかじめ設定された残価額を差し引いた額を1回目から23回目までに分割し、24回目に新たな機種に買い替え、使っていた機種を返却することによって、当初設定した24回目以降の残価金の支払いを不要にするものというような説明を受け、まあ早期買い替えにより割引が受けられるのだろうと、そのコースを選択したのだった。

ただ、高齢者なので、途中死んでしまったらどうなるのか、疑問が頭に浮かんだけれど、まあその時はその時、なるようになるさ、ケセラセラだと決めたのだった。

こうして4時間近くかかって、やっと購入手続きが完了した。

 

散り始めたソメイヨシノ


購入したギャラクシーA54 5G SC-53Dは契約申込書などから、商品価格は60300円で、最新式ではないが、発売後1年弱の商品であり、まあリーズナブルと思えた。

容量もストレージは32ギガバイトから128ギガバイト、メモリは4ギガバイトから6ギガバイトと大きくなった。

画面もこれまでよりも一回り大きくなり見やすい。

ただ、重さはもずっしりと重量を感じる。

カメラは4K映像を見るように鮮明だ。

退職老人が使うには十分だと満足した。

 

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NHK朝ドラ「ブギウギ」が終わった 後期高齢者の平和なひとときは朝ドラです

桜はようやく満開




 

もう10年以上になるが、第二の常勤職場を退職してから、ほぼ毎日、NHKの朝の連続ドラマを録画して3時のおやつに鑑賞している。

それも、過去の作品なども逐次放映しているので、1時間程度は見る。

3月で終了した連ドラは2018年10月1日から放映された「まんぷく」だった。

主人公は安藤サクラ演じる立花(今井)福子と、長谷川博己演じる夫の立花萬平の成功物語。

この夫婦の前向きな生き方で、山あり谷ありの人生を切り開く姿は茶の間でお茶をしながら見るのに心地よかった。

 

同時進行でスカパーでは、2020年の連ドラ・カムカムエブリデイの放映をしている。この作品の舞台は岡山から始まり京都から岡山で終わるので、身びいきもあるかもしれないけれど、大変面白い作品で再放送を楽しんでいる。

いつもは桜を追いかけて咲く桃もほとんど同時に満開となっている



この4月から始まったのが、「虎に翼」。

ヒロイン猪爪寅子を演じるのは伊藤沙莉。

といっても私は知らない女優だった。

でも、見ていて、なかなか惹きつけるところがあるように感じた。

初回視聴率は16.4%で「ブギウギ」の初回16.5%をわずかに下回ったとあった。

昭和の初期、女性が弁護士を目指してどのように努力していくのか期待している。

 

そして、再放送は2000年10月から2001年3月に放映された「オードリー」。

私は初めて見る連ドラだった。

ただ、わき役陣が大竹しのぶや賀来千香子、段田安則など達者な役者が多く、面白そうな予感がしている。

大竹しのぶや賀来千香子は1986年の男女7人夏物語シリーズに出ていたけれど、「オードリー」では、大竹しのぶが血はつながっていないが、旅館の女将役、そこに同居するのが、段田安則の若妻役の賀来千香子。

大竹はだいぶ年を取った顔をしていたけれど、調べて見たら大竹しのぶは1957年生まれ、賀来千香子は1961年生まれと実年齢は4歳違いだった。

役者なんてどうにでも化けるものだと思った。

 

さて、「ブギウギ」だ。

「ブギウギ」は戦前、戦後(太平洋戦争)の和製ジャズ歌手、笠置シズ子の出世物語だ。

戦後生まれの私なので、戦前の活躍は知らないが、1947年の東京ブギウギや1950年の買い物ブギは私が物心ついた頃にもまだ歌われ、笠置シズ子も映画やテレビにも出ていたので覚えている。

また、茨田りつ子(菊地凛子)として登場した淡谷のり子も「窓を開ければ港が見える‥‥」と歌う「別れのブルース」は生意気にもよく口ずさんだ。

チューリップも満開



そして、今回の主演をした趣里だ。

父は水谷豊、母は伊藤蘭だ。

父も母も当然知っていたが、趣里という女優は、後期高齢者の私は、まったく知らなかった。

調べてみるとNHK朝ドラへの挑戦は4度目で、今回のオーデションの年齢制限32歳という最後のチャンスを獲得したとあった。

芸能人の世界とは言え、親の七光りは通用しないのかと改めて、趣里の体当たりの芸人根性を見た気がした。

実際に、ドラマの中でも、趣里の芸人根性は他を圧倒していたとも言えた。

特に、ブギウギのわき役陣は作曲家羽鳥善一役を演じた草彅剛や、家政婦役の木野花を除いて、パッとした役者はいなかった。

趣里の歌とダンスと大阪弁に彼女の努力と根性を見た。

とにかく、ブギウギは趣里の作品だったと私は思った。

 

でも、私が見て来たNHK朝の連ドラベストスリーは

1位あまちゃん、

2位カーネーション、

3位カムカムエブリデイです。

 

後期高齢者の、こんな他愛のない日々が過ぎていきます。

 

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セクハラ、パワハラ、マタハラなど いろいろ経験しました 

ハラスメントもいろいろ

辞書によればハラスメントの定義とは、ひとに対する「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為を指しますと明快だった。

私が働き始めた昭和40年代後半には、まだそのような言葉はなかったと思う。

調べてみると日本で初めてセクハラによる民事裁判が起こされたのは1989年というからちょうど、昭和から平成に移る頃で、時代の転換を予感させる言葉だったのかと今更思う。

 

当時私が異動した職場には、30歳前後の魅力的な女性がいた。

てきぱきとした仕事ぶりやきれいな言葉遣い、ひときわ目立つ目鼻立ちで際立っていた。上司はそばを通るときに、彼女の肩を揉んで会話を交わすのが日常のひとコマだった。初老の男が若い、30歳を少し回った女性の肩に手をかけて「凝っているね」などと会話している姿は、ちょっと慣れ慣れすぎる姿ではあると思ってはいた。

彼女は面と向かって嫌がっているそぶりは見せなかったが、私や主任が揃ったところでは不満を漏らしたことがあった。

 

私などは、その時代、まあ年寄りの元気回復行為かという程度の認識しかなかった。

彼女も肉感的なプロポーションでさりげなく胸の谷間を意識した服装もしていて、他の職場の職員の中には用もないのに私のところにやってきて、時間をつぶす者もいた。

その意味では、私の立場も羨望されていたし、そんな彼女を見るだけでも役得だった。

鮮やかなオキザリスの花



昭和時代のセクハラの多くは、その程度の類ではなかったかと思う。

確かにセクハラが進んで、二人だけの関係になり、それが不倫関係から刃傷沙汰に及ぶというという事件はいずこの時代でも変わりはない。

変わったのは倫理観の壁が一段も二段も高くなっていることに気づかずに、やってはいけなくなったことを繰り返してしまって、処分を受ける羽目に至ったケースもかなりあった。

 

ただし、ジャニーズの喜多川の行為などはセクハラという範疇を超えた犯罪的行為で論外だ。

また松本人志のホテル事件は、著名なお笑い芸人とのホテルでの小さな集まりに参加し、身近なお笑い芸を鑑賞したかったのか、それとも何かを期待したり、予感しながら参加したのか、いずれにしても純粋に寄席を見るような気持ちだけではなかったのではないかと、ゲスの勘繰りを働かせてしまう。

 

黄色いペチコート水仙


次にパワハラである。

パワハラという言葉が認知されるようになったのは、セクハラよりも遅く、2001年(平成13年)に登場した和製英語だとあった。

私が身近に見聞きするようになったのは、もう少し早く1990年代半ばだったように記憶している。

パワハラはどこにでも目にする事象だが、誰も彼もがパワハラをしているかというとそうではない。

というよりも、もともといじめや嫌がらせをするというパワハラ的体質を持っている人たちがいるのだ。

私が出会った、パワハラ被害者は、顔を正面に向けることができなくなった。

斜頸という診断書を提出して、数年間病休をとった。

パワハラを受けた部下たちの中には中途退職に至った者もいた。

今なら、労災認定になるのかもしれない。

 

それでも、そばにいて、なかなかかばうことはできないものだ。

当時は人事管理が徹底されておらず、むしろパワハラを発揮するものが出世したりしていた。

ただ、私が退職する頃には、そうしたパワハラ職員は干されるようになり、関連団体に転出させられて、ついには定年を待たずに退職したケースも見た。

今、組織でのパワハラ問題は職員管理の重要課題となっており、少なくなりつつあるが、旧態依然とした宝塚歌劇団や大相撲の世界、プロ野球でも楽天の安楽投手がパワハラが原因で自由契約となった。

今やパワハラは個人の問題はもとより、組織の問題として責任を問われる重大問題となっている。

ハナニラも咲いた



さて、最近私は、マタハラ、マリハラに類するような経験をした。

マタハラは職場での妊娠・出産・育児に関する嫌がらせと定義されており、ここでの話は正確な意味のマタハラではない。

それは親戚のお食事会だった。

私の姉と弟と連れ合いの6人と姉の娘夫婦4人、そして姪の息子夫婦2人の12人の会だった。

身近な気の置けない人たちの集まりで、和気あいあいと楽しい会だった。

そして、それぞれが近況報告などした。

 

私は、思い出話とともに、姪の若い夫婦に次の会には、「子供を連れてね」と言った。途端に、姉や二人の姪から大声で「もうやめて!それは言わないで!」と口々に怒鳴るように押しとどめられた。

いまでも、あれは何なんだったのだろうと思う。

想像するに、そもそも今の時代に「子供のいない夫婦に発してはいけない言葉なのよ」というのはわからないではないけれど、二人はまだ20代半ばだ。

親戚の爺さんが昭和時代よろしく、普通の挨拶言葉を発したつもりだったが、そういう言葉自体、タブーの言葉となっていたのだった。

石垣の下に咲くスノードロップ

もう一つは春のお彼岸の日に、妻の姪がお墓参りにやってきた。

彼女は30代の後半になっていて、親のすねをかじりながら、独身を謳歌している。

ざっくばらんな彼女に私は「○○ちゃんは結婚しないのか」とまた叱られるかもと思いながら単刀直入に問うた。

すると彼女は「結婚願望はあるよ」と素直に答えた。

とはいえ、私にあてがあるわけではなく、マッチングアプリのことなど話しながら我が家の、霊験あらたかな毎朝の仏前勤行に姪の良縁祈願をお願いすることを約束したのだった。「30代後半の○○ちゃんは結婚を希望しております。○○ちゃんに良縁が訪れますように」と毎日唱えている。

 

しかし、セクハラもパワハラもマタハラも、時代の変化とともに進行しており、時代の変化を見誤ってはとんでもないことにもなりかねないことはわかる。

こうした中で、判断の基準にすべきは、発した言葉が善意からなるものか、悪意からなるものかを見極めることではないかと思うのでした。

 

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