4月22日~28日の朝日新聞TVランキングの「光る君へ」は視聴率6.2%で10位だった。
視聴率は芳しくないようだが、私はだんだんと面白くなって放送日が待ち遠しくなっている。
最近の5年の大河と比べてみると、
インターネットのランキングで18回目放映分を比較すると
「光る君へ」は9.4%、
「どうする家康」は10.9%、
「鎌倉殿の13人」は12.7%、
「青天を衝け」は14.2%、
「麒麟がくる」は15.1%となっていた。
この5年間の作品では各回で少しずつ変動はあるけれど、「光る君へ」はほぼ4位か5位を低迷していた。
隣室では、カミさんが2008年に放送された「篤姫」の再放送を見て、今更ながらに面白いと連発している。
因みにカミさんは「光る君へ」は見ていない。
大学で日本史を専攻し、文学少女だった彼女の見るべきものは「光る君へ」ではないかと不思議に思ってしまう。
ただ、彼女は好き嫌いの激しい性格で、主人公宮崎あおいと吉高由里子との好悪感の違いが大きい。
確かに吉高由里子の表情や演技の硬さは、見るものを拒むようなところがある。
一方、宮崎あおいの伸び伸びとした自由自在の演技力には舌を巻かざるを得ない。
また、共演者を見てみると、16年前の「篤姫」の時代の役者は綺羅星のごとくいたことがわかる。
島津斉彬を演じた高橋英樹をはじめ、
男優陣は北大路欣也、江守徹、平幹二朗、長門裕之、草刈正雄等々、
女優陣は篤姫の教育係「幾島」を演じた松坂慶子をはじめ、
樋口可南子、鶴田真由、真野響子、星由里子、高畑淳子等々、名のある役者が書ききれないほどに出演していた。
そして今回調べていて吉高由里子も「篤姫」に出演していたことを初めて知った。
2000年以降の女性を主人公とする大河ドラマでは、平均視聴率24.5%を上げた「篤姫」が断トツトップだった。
1年間の大河ドラマだから最終回まで見終えないと断言はできないわけだけれど、「光る君へ」の初回視聴率は12.7%と低調だった。
けれど、最近はリアルタイムで見る視聴率と放送後一週間以内に録画して見たというタイムシフト視聴率を合わせて、重複分を差し引いた総合視聴率でカウントすることのほうがより正確であるということを調べていて知った。
その総合視聴率では「光る君へ」は20.6%になるという。
なるほど、総合視聴率は当たり前のことではないかと私は十分に納得した。
ということで、私の鑑賞眼は間違っていなかった。世間一般とは違った、見当外れではなかったのだと思った。
「光る君へ」のこれからの展開が楽しみだ。
藤原道長を演じる柄本拓との関係はどのように描かれるのか。
紫式部(吉高恵理子)は宮中へ出仕しどのように働き、どのように認められていくのか。
源氏物語はどのように着想され、描き出されるのか興味はつきない。
千年前に紫式部が書いた世界最古の長編小説「源氏物語」に挑戦しようと決意した。
もちろん瀬戸内寂聴本が私ぐらいには適当だろうと図書館に借りに行くことにした。
注)カミさん曰く、吉高由里子もさることながら紫式部が嫌いなのだそうだ。
そのあたりのことは私にはよくわからないが、紫式部より清少納言を好む女性は意外に多いらしい。
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