2024/4/18の日経平均は朝方に300円ほど下げており、ここ3日間で日経平均は1500円以上も下げたことになる。
ここは勝負ということで石油精製・石油化学プラントの補修工事で国内トップクラスの「レイズネクスト」株をかったのだが、それに続いてネットメディア運営の「アイティメディア」株も購入することにした。
今の株価がバブルでまだまだ下がるかも知れない。けれど、僕は株を買おうと思う。なぜなら、国債の金利も銀行の金利も社債の金利も低すぎるからだ。
金利が低いからこそ、それよりも収益を上げてくれそうな株を買う。当たり前の行動をしているつもりだ。
アイティメディア（2148）
2024/4/18に、1,780円で100株購入。
- アイティメディア（2148）
ソフトバンクグループのネットメディア運営会社 - 購入時の株価指標
PER(予)：21.4倍、PBR(実)：3.68倍、ROE(実)：22.74%、配当利回り(予)：6.49%、自己資本比率：84.5%
業績の状況
ここ10年で赤字は一度もなく、利益・売上ともに10年ベースで10%越えの成長をしており、利益率も10%以上となっている。
キャッシュフローについて、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年はない。そして利益の質であるアクルーアル（税引き後利益－営業キャッシュフロー）を見ても、まずまず質の高い利益を生み出している会社と言える。
配当については、ここ最近は配当性向100%を超える額を出している。
基本高成長、高収益、高利益率の会社である。あとはこの状態がどこまで続くのか？僕はまだまだ続くと勝手に予想している！！
損益計算書の確認
「アイティメディア」について、企業の優位性はどのくらいあるのか？損益計算書を確認してみた！！
粗利率はここ5年で60%以上、最終的な利益率も平均19.3%と優秀さを伺える。販売管理費がやや高いのは気になるがIT会社の宿命とも思える。
また、借入もほとんどなく支払利息もほぼないのも好感が持てる。
損益計算書を見る限り、優秀な企業と言って問題ないと考えている。
貸借対照表の確認
「アイティメディア」について、企業の優位性はどのくらいあるのか？貸借対照表を確認してみた！！
長期借入金はなく、有利子負債を余裕で返せるほどの現金を保有している。また多額の設備投資もなく、借入に頼らずとも十分にやっていける企業である。
貸借対照表上を見る限り、優秀な企業と言える。
キャッシュフロー計算書の確認
「アイティメディア」について、企業の優位性はどのくらいあるのか？キャッシュフロー計算書を確認してみた！！
ここ10年の当期利益と有形固定資産取得による支出を見ると、圧倒的な資本的支出の低さが伺える。また、自己株式の取得も毎年行っているのも好感が持てる。
キャッシュフローを見る限り、優秀な企業と言って問題ないと考えている。
今後の株価予想
「アイティメディア」のEPS成長率から10年後の株価を予想してみた。
- 10年後の株価：4,892円
（過去5年の業績からEPS成長率：31.9%、PER（過去2年間の平均）：15.8倍の想定で算出）
想定通りに行くと、10年後の平均収益率（配当除く）には10.6%となる。良い感じである！！
また、「アイティメディア」のBPS成長率から10年後の株価を予想してみた。
- 10年後の株価：2,534円
（過去5年の業績からBPS成長率：12.7%、PBR（過去1年間の平均）：2.76倍の想定で算出）
想定通りに行くと、10年後の平均収益率（配当除く）には3.6%となる。やや物足りない数字となってしまう。
まとめ
「アイティメディア」は、財務諸表を見るとすごく稼いでくれそうな会社である。ただ、それを反映してかPER・PBRなどの株価指標は高い数字となっている。
もしかしたら、この株価指標のせいで思うようなリターンは出ないかも知れない。けれども、10年、20年と銀行に預けてるよりかはマシなリターンを生み出してくれるだろう。
株って、そんなもんだと僕は思っている。
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