私は、子供の頃から歌ったことが無いのです。
俗に言いう「音痴」です。(重症なようです)
小学入学後、合唱練習で「お前は歌うな、口をパクパクしていろ」と音楽の先生にいわれたのを頑なに守っています。
今なら問題になりますが、終戦後の6、3制の第1期入学生ですので除隊軍人の先生がおりスパルタ式(軍隊式)がままありました。
(小学生で3県に渡り4回転校を経験)
子供の頃は、何故、学校で音楽の授業があるのかと思っていましたが、何故かクラシックCDの鑑賞を趣味としています。
当然、テンポなどの音楽的なことは分かりませんが、自分の感性で心地よいと感じるものを選択しています。
自らの歌唱は駄目ですが、他人の歌唱力はわかります。
そんな訳で、カラオケのお付き合いはい遠慮しています。
上手でもないのに拍手を強要されるのは好みに合わないようです。
話しは変わりますが、アナウンサーの松崎涼佳さんも音痴であり、音痴の専門的な名称を紹介してくれました。
☟岡崎涼佳さん(写真はWebから拝借)
音痴は「先天性音楽不全症」というそうです。
カラオケに誘われた時に断る名称に使用とのことです。
調べてみますと、当方の青春時代にスクリーンで活躍しましたジェームス・デーンもこの「先天性音楽不全症」だそうです。
☟自らが運転するポルシェで事故にあい24歳の若さで他界されました。
因みに、映画「エデンの東」のテーマソングがラジオの週間ヒットパレードの1位を何か月間もキープしていたように思います。
音痴または先天性音楽不全症であっても「声の質」そのものは良いようです。
20代後半の頃、知人宅で囲碁を打っちる時、居合わせた知人の友人から「いい声だね」と言われた事が有ります。
知人の奥さんが、この人はプロ(TV関係者)よ、良かったねと言われた記憶がります。
当時は気にも留めなかったのですが、10年程前に山崎広子著「8割の人は自分の声が嫌い」を読む中で、この褒められたことを思い出しました。
何故、自分はセールストークやプレゼンテーションで成果があったのかを考えてみますと、その訳は「声の質」によるものが大きかったと顧みています。
音痴という劣性と引き換えに天が与えてくれた贈り物と感謝しています。
この山崎広子著の「8割の人は自分の声が嫌い」は一読の価値が有り、安価でありお勧めです。