第383回「悪い未来しか浮かばなくなったら、更に待ってみる」
ある日から相手の態度が明らかに変わった気がする。
そう違和感を覚え始めたら、止まることなく日に日に高まってしまうことでしょう。
なぜならば、違和感に覆われるようになったことに気づいてから、その正体を確かめるために、相手の核心を捜すようになり、更に不信感が募って行くスパイラルにはまってしまうからです。
相手の言動一つ一つが信じられなくなり、これまでの過去を振り返ってみても、「あの時のあれはきっとああいう意味があったに違いない」と、自分のことを嫌いになってしまった要因について分析してしまうようになってしまうかもしれません。
ひとりで考えれば考えるほど、悪い未来しか浮かばなくなってしまったら、どうしたら打開できるのでしょうか。
いっそのこと、行動を起こして相手に連絡を取ればどれだけ楽になることかと思いつつ、それをしてしまったら、もう取り返しがつかなくなってしまうリスクがあるのではないかと自制している最中かもしれません。
進路に詰まっていたら、「お相手とも自分自身とも向き合わない」ことを強くお勧めします。
お相手への不信感や違和感は、言い換えれば”執着”という言葉に置き換えられます。
その想いを抱えたままアプローチしようとするほど、お相手の方も違和感が伝播して、居心地の悪さを覚えてしまう可能性が高いです。
「もう無理です」と距離を置かれてしまい、想像通りの未来になって、後悔しても取り返しがつかなくなってしまうかもしれません。
ラッキーなことに、恐らくまだ挽回は可能です。
そんな時は何も行動を起こさずに、心のデトックスを行うことをおススメします。
相手に想いをぶつけるのではなくて、溜まっているうっぷんを当人ではなく外に放出するのです。
個人的に実践済みで効果があるのは、「ウォーキング」「カラオケ」「信頼できる第三者に話す」ことです。ウォーキングについては、特に山林の散策が効果抜群です。
森林セラピーという言葉があるように、心理的にも癒し効果が実証されていますし、私自身も何度も行っています。
参照「森林セラピー 認定の森」https://www.fo-society.jp/quarter/
カラオケについては、経験済みの方も多いでしょうが、声を大にすることで、負のエネルギーを放出することで、活力が湧いてくるという好循環が生まれます。
このカラオケのメリットとしては、一人でも行えるという点です。個室の中で、誰にも自分を見られることなく、デトックスに没頭できます。
最後の信頼できる第三者については、抱えている問題がセンシティブなだけに、身近な人間では話せないという方が多いと思います。
文明の利器で、現代ではネットを使えば、プロの聴くサービスを展開している人間が大勢いますので、自分のニーズに合った専門家に頼ってみるのもおススメです。
ただし、相性もありますし、自分の考えを否定されてしまうようで、ますます自信を失ってしまう方の声も聴いたことがありますので、探す際は口コミ等も含めて多角的な観点から探してみてください。もちろんこの私でよければ随時受付しております。
そうして、デトックス作業を行っていると、それまでになかった発想や着眼点が芽生えて、活路が見いだせるようになる可能性が高いです。
あるいは、お相手から連絡が来るという展望もあるかもしれません。
そういう時に、「あの時連絡をしなくてもよかった」と振り返えれるようになるでしょう。
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