
行政書士業務には、広がる業務と広がらない業務がある
今日は行政書士業務の選択について。
行政書士の仕事は業務選びが重要です。
合わない業務や立地的に取れない業務、競争が激しい業務、ブルーオーシャンな業務。
行政書士個人の特性で最適な業務は異なります。
建設業が得意な人、風営が得意な人、入管に親和性がある人。
業務の選択で、もう一つ重要なのは広がりがあるか無いかです。
広がりとはリピートがある、他士業と繋がりが作れる、顧客からの紹介が見込める。
1件の業務から、別の依頼に広がる可能性があるものです。
逆に広がらない業務は完全なスポット。
1件が次の依頼を産み出さないタイプ。
実績ができて武器にはなるから、完全に何も産み出さない訳では無いですが。
可能なら広がりがある業務選択をお勧めします。
年数を重ねるにつれて、顧客基盤に大きな差が生じます。
広がる業務は、法人系の許認可や就労ビザ、経営管理ビザなど。
相続遺言も紹介で回ってる事務所が多い印象なので、広がる仕事なのかもです。
広がり難い業務は配偶者ビザでしょうか。
永住や帰化は多少広がりがありますが、許認可系、法人系に比べると弱いです。
広がり辛い業務は、延々と新規顧客を追いかけ続けることに。
新規営業に面談を延々と続けるのはワークライフバランスも悲惨。
営業に取られる時間やコストが馬鹿になりません。
また年々ライバルが増え続けるので、楽にならないかもです。
最近は優秀なひよこ狩セミナーが増えて来たので、初っ端からライバルになる行政書士が増えています。
広がらない業務でも例外があります。
認知度が桁違いに上がった時です。
同業者や一般の人から「フィリピン業務の人」みたいに認知されると話は変わります。
そのレベルに到達できるのは一握りです。
今日はここまで。