つながる『今』をもっと楽しく⇨ 人生物事はすべからく流転するもの

人生は今の連続、今が未来へつながりそして過去を作り出していく。 今をもっと楽しんでもらいたい。 そんな思いで綴る雑記ブログ。

我儘は醜く、ありのままは美しい!?

名曲でよく知られている、アナと雪の女王に使われている楽曲、『レット・イット・ゴー』か、ビートルズの『レットイットビー』を口ずさんでみてください。

なんだか心が解き放たれた気持ちになりませんか。

どちらも普段私達が見失ってしまっている「ありのまま」でいる気持ちの大切さを気づかせてくれる曲です。

「そうか、ありのままで生きればいいんだ」そういう気持ちになります。

でも、その後ふと思いませんか。

ありのままで生きるってなんだろう。

今回はそんな「ありのまま」をテーマに自己理解について触れてみたいと思います。

就職活動や仕事で壁に直面し、自分は本当は何がやりたいんだろう、そもそも本当の自分ってなんだろうと悩んでいる人はぜひ読んでみてください。

我儘は醜く、あるがままは美しい!?

我儘(わがまま)な人、我儘な振る舞い。

私たちは我儘という言葉にいい印象を持ちません。

しかしそのわがままを許してもらえる人物がいます。

それは赤ちゃんです。

赤ちゃんは我儘でも叱られません。

赤ちゃんの我儘はマズローの5段階欲求で言えば生理的欲求、安全欲求といった物理的な欲求だからではないでしょうか。

しかし自我が芽生え、幼少期を過ぎたあたりから私たちの多くは親や周りの大人から次第に「我儘を言ってはいけません」「我儘は良くないことだよ」

と叱られたり、諭されたりする場面が増えてきます。

幼少では自分で「したい」ことができないので、「してほしい」という要望になってしまうことは仕方ないことなのですがすべてを容認してもらえるのは稀です。

その代わりに親や周りが期待する言動をすると「すごいね」「ありがとう」という承認を得るようにもなります。

やがて成長するにつれ大半が周りが求めるあるべき姿、振る舞いを身につけます。

大人になる頃には自分の我儘を抑えながら、周りからどう見られるか、どうすれば気に入られるか、褒められるか、評価されるかなど客観性を重視した自分に慣れてきます。

 

一方、その頃になって今度は「自己理解」「自己分析」しましょうと言われ始めます。

「あなたはどんな人物ですか?」「あなたの強みは?」「あなたのしたいことは何?」

散々客観性を重視した思考を繰り返してきた脳はそう問われると無意識でこう考えます。

どんな私で周りはあって欲しいのだろう。

どんな私が褒められるのだろう。

与えられた選択肢の中で自分がやれることなんだろう。

自己理解をミスリードしてしまう要因の一つです。

自分がしたいことより、今までより多く、成功、承認されてきたことを探してしまうのです。

 

我儘という言葉を分解すると我(自分)とまま(そうある通り)。

これは「あるがまま」と何が違うのでしょう。

我儘とは

他人のことを考えず,自分の都合だけを考えて行動する・こと(さま)。

周囲の事情や都合を顧みずに自分の思った通りにふるまう。

一方「あるがまま」は

取り繕ったり気負ったりすることなく、素直な自分の気持ちでいること。

 

我儘は醜く、あるがままは美しい。

そのように思いながらもこれを明確に区分して社会であるがままに生きるのは難しい。

そう思っている人は多いのではないでしょうか。

しかし、あるがままでいるというのは多少なり我儘である事でもあるのではないでしょうか。

あれが欲しい、これも欲しいそれは欲であり欲求です。

して欲しい、これは他人に求めるものであり要求です。

自分のなりたい、したいは我儘かもしれません。

しかしあるがままの心がそこの奥にあると思います。

 

本日もお読み頂きましてありがとうございました。