みなさん、Magandang hapon!! (タガログ語でこんにちはの意)
管理人のサトシです (=゚ω゚)ノ
このブログに出会ったのも何かの縁!よろしければ、最初に↓をポチッとクリックをお願いしますm(_ _)m
ここフィリピンでもドラえもんは有名な漫画です。
キャラクターグッズもたくさん販売されており、だれもが知っている日本の誇るべき漫画の一つです。
タッチペンで音が聞ける! ドラえもんはじめての英語図鑑 ([バラエティ])
そのドラえもんの登場キャラクターの中で、たくさんの名言を残している、なくてはならないキャラクターといえばジャイアンですよね。
このジャイアンの名言の中でも特に有名なものに、
「おまえのものは俺のもの、俺のものも俺のもの」
というセリフがあります。
このセリフは、独占欲が強いジャイアンが、おまえのものは全て俺のものだ、という意味で使っています。
バックグラウンドの意味合いが少し違ってきますが、セリフの内容自体はフィリピン人に当てはまります。
このバックグラウンドの意味合いとは、独占欲ではなく、自分のものと他人のものの垣根の認識が薄いというところから来ています。
例えば、喫煙所に行くとたくさんのフィリピン人がタバコを吸っていますが、その7割以上はライターを持っていません。
なので吸っている人にライター(もしくは吸っている人のタバコ自体)を借りて火を付けます。
が、借りた後にお礼を言う人はほとんどいません。
無言でライターを返して終わりです。
フィリピンに来た当初、この行為が気になってしょうがありませんでした。
なんでお礼を言わないんだろう?と毎回思っていました。
【おすすめセット】ZIPPO Zippo オイル缶 1個 + ZIPPO オイルライター 交換用コットン & フェルト 1個
しかし今はだいぶ理解しました。
フィリピン人は自分のものと他人のものの垣根が低く、言いかえれば、他人からものを借りること(または逆に自分のものを人に貸すこと)が日常になっているのです。
助け合いの国フィリピンならではの行為です。
そのため、わざわざライターを借りたくらいでお礼は言わないのです。(もちろん私は理解しただけであって、賛成はしないですよ。お礼は言うべきだと今でも思っています)
ただ貸したほうもお礼を言われると思って貸していないので、別にそこについては何とも思っていません。
この当たり前の習慣が、フィリピン人から「改善」という行為を取り去ってしまいました。
横入りも当たり前、レジが遅いのも当たり前、遅刻するのも当たり前、約束が反故になるのも当たり前、お金を借りて返さないのも当たり前、全てこれで説明がつきます。
こういうものだから…と納得してしまうのです。困ったものです
話を戻しますが、例えば家の前にほうきを置いておいたら、まず隣人に無断で使われます。
もうこれは無断が悪いとかいいとかという次元ではなく、そういう国民性なんです。
使われるだけならまだいいですが、持っていかれることも十分に考えられます。
まさにジャイアン的思考です。
しかも、盗もうという考えではなく、他人のものと自分のものの垣根が薄いことから、ある意味無意識にやっている行動なのでやっかいです
多分注意しても、「なんで私が怒られるの?」くらいにしか思わないでしょう。
また、こういった国民性のため、よく「フィリピン人は貸したお金を返さない」と言われますが、これも「他人から借りたお金」という意識が薄く、手元に来た時点でもう自分のお金という意識なんです。
なので、他人さまの大事なお金という意識はどこかへ飛んじゃっています。
そして忘れてはいけません、フィリピンではお金を貸した側ではなく、借りた側が強いんです。
なぜなら、返済に困ったら返さないだけだからです。
いわゆる「無い袖は振れない」の理論です。
こうなると困るのは借りた側ではなく貸した側ですよね。
なので返せとしつこく迫ったらどうなるか?
そうです、どこかに飛ばれて終わりです
もうこれは理屈じゃなく、感情論でもなく、リアルな現状がそうなんです。
しっかり契約書を巻けば大丈夫と思われる方もいらっしゃると思いますが、ほぼ無意味です。
フィリピン人はそれでも逃げる方法を知っています。
なのでフィリピン人にお金を貸す時は、99%戻らないと覚悟して貸して下さい。
大事なことなのでもう一度言います。フィリピン人にお金を貸す時は、99%戻らないと覚悟して貸して下さい。
間違っても相手を信頼するに値する理由を見つけて、自分の行為を正当化しないで下さいね。
以上、別にフィリピン人を非難しているわけではなく、あまりにも日本人の感覚と違うということをお伝えしたかっただけです。
それではまた