森の空想ブログ

「赤」が映える【南国の赤 /水元博子展 】

「南国の赤/水元博子展」が始まっている。

万緑の森に赤が映えている。

会場 友愛の森空想ギャラリー

宮崎県西都市穂北茶臼原5248(石井記念友愛社敷地内)

会期 2024年5月10日―6月10日AM10:00-PM3:00

宮崎の「新芸術集団フラクタス」に所属し、発表を続けた中堅作家・水元博子。この画家の「赤」を見るとき、南国の生命力に満ちた空と大地、「いのち」の輝きと鼓動を思う。

「フラクタル」とは混沌の中にきらめく光の断片という物理用語で宮崎出身の前衛美術家・瑛九の系譜に連なるグループ(現在は休止中)。瑛九が結成した「デモクラート美術協会」は戦後日本の前衛美術運動の先駆的グループで、実力作家を輩出して解散したが、それから半世紀を経て「現代アート」の源流的位置づけとして再評価されている。時は廻り、南の大地に根を張り、描き続けている作家たちには、それぞれの課題や試練が課されるが、それもまた変異・変転・回帰を繰り返すアートの一地点というべきか。大病後の回復を待ち、筆を手にした画家の再生エネルギーの発熱が予感される。

――友愛の森空想ギャラリー主宰・高見乾司――

*画像は川上智嗣君+筆者。


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