石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

IMF世界経済見通し(2024年4月):低成長続く先進国、高成長続くインド(5)

2024-04-28 | その他

(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0600ImfWeoApr2024.pdf

 

(韓国よりも低い日本の一人当たりGDPは世界38位!)

5.世界各国の一人当たりGDP

(表http://menadabase.maeda1.jp/1-B-2-04.pdf参照) 

 一人当たりGDPが世界で最も高いのはルクセンブルグの13万1千ドルであり、これに次ぐのが2位アイルランド、3位スイスである。これら3カ国が一人当たりGDP10万ドルを超えている。

 

 GDP(名目)が世界1位の米国は一人当たり8万5千ドルで世界6位である。そして中東のカタールが世界8位(81,400ドル)に入っている。同国は人口、経済規模ともに世界の小国であるが、天然ガス(LNG)の輸出により一人当たりGDPは米国に次ぐ富裕国である。なお同国は人口の8割以上を占める中東・アフリカ・アジア地域からの出稼ぎ労働者が人口統計に含まれており、一人当たりGDPもこの統計値で算出されている。従ってカタール自国民のみを取り上げれば実際の一人当たりGDPは世界トップと見て間違いないであろう。ドイツとUAEの一人当たりGDPは54,000ドルであり、世界19位、20位に並んでいる。

 

 韓国、日本、中国の極東3カ国の一人当たりGDPはそれぞれ34,000ドル、33,000ドル、13,000ドルであり、世界順位は35位、38位及び72位である。次節に見る通り韓国は今年(2024年)日本を追い抜いた。

 

 カタール、UAE以外の中東の主要国は、イスラエル(53,000ドル、世界22位)、サウジアラビア(33,000ドル、世界39位)、トルコ(13,000ドル、世界75位)、イラン(5,300ドル、世界117位)、エジプト(3,200ドル、世界135位)である。

 

(続く)

 

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