2022年5月31日の記事を再掲載します。
 



不安や恐れ、いやですよね。
できれば一刻も早くなくなってほしいですよね。


でも、「早く消えろ」と思うのは逆効果だったりします。
「大丈夫」「リラックス」という言葉を使った自己暗示も同じです。


心の健康度が高い人なら、上記の対処法でも効果があるかもしれませんが、不安感が強い人には逆効果になりがちです。


不安を感じている時に、「大丈夫」という言葉は自分の正直な気持ちを否定していることになります。
自分と敵対しているようなもの。自己否定です。
本当は味方になってあげなければいけないのに。

そして、やはり大丈夫じゃないまま、不安はそのままということになりやすいです。


「努力逆転の法則」に陥ってしまうんですね。

努力逆転の法則とは、エミール・クーエが提唱した
「努力すればする程、その努力と反対の結果になる」
というものです。

 

 

 

ベッドの中で気持ち良さそうに眠る猫

 

まずは、自分が味方になってあげればいいんですね。

「不安だ」って言ってるのに「そんなの大丈夫」と他人から言われたら、「私は不安だって言ってるでしょ!」と怒りたくなりませんか?

ならないならいいんですけど。


でも、感情は抑圧すると強くなるという法則があるので、そこは「大丈夫」という言葉で誤魔化さずに、まずは、幼い子供に優しく話しかけるように「不安だよね。わかってるよ」と共感してあげた方がいいです。


また、体の感覚に寄り添うことをやってみるのもいいと思います。


不安になると胸が苦しくなったり、ザワザワしたりしますよね?
その苦しい感じやザワザワな感覚をあえて感じてみる。


この時に大事なのは、感覚に集中して、ただひたすら感じること。

「早くなくなれ」など、思考は必要ありません。
思考や解釈が出てきたら流してくださいね。


すると、不思議とそのイヤなザワザワは収縮されていきます。
うまく行くと消滅することも。


私は、痛みにも使ったりします。
完全に消えることは難しいかもしれないけど、軽減されることがあります。

 

道端のぺんぺん草、ナズナ
 

まとめると、不安や恐れが出てきた時は、まずは自分の気持ちに共感して、もしその気持ちに伴う身体感覚があれば、それを徹底的に感じてみるということです。


不安や怖れは頭が過去に囚われている状態なので、意識を今に持ってくるために、身体感覚を使うってことですね。


身体感覚=今、ここにいる感覚(マインドフルネス)
と言えるかと思います。


なお、体の感覚を感じられない場合は、トラウマが大きくて無意識に感じないようにしている可能性があるので、無理に感じる必要はありません。


現在、ご予約は承っておりません。
 

心と体の調整で「自分と一致団結」をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)

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