AWSのEC2インスタンスを作成する手順【AWSでWebサーバ構築】

AWSでWebサーバを構築する方法を画面キャプチャを使って紹介します。

今回はAWSでEC2インスタンスを作成する手順を紹介します。
- AWSでアカウントを作成
- EC2でLinuxを作成
- EC2作成
- SSHで接続
- セキュリティグループ設定(ファイアウォール)
- ElasticIP設定(グローバルIPアドレス)
- RDSでMySQLを作成
- セキュリティグループ設定(ファイアウォール)
- EC2のLinuxにSSHで接続してWebサーバを構築
- Nginx
- PHP-fpm
- MySQL
EC2インスタンスを作成する手順
AWSのEC2インスタンスを作成する手順を画面キャプチャを使って紹介します。
- マシンイメージ
- Amazon Linux 2023
- インスタンスタイプ
- t2.micro
- ストレージ
- 30GiB
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)とは
LinuxやWindowsなどの仮想サーバを構築することができるサービスです。
リージョンを切り替える
リージョン(AWSでサーバを構築する場所)がデフォルトで「シドニー」になっています。これを「東京」へ変更しておきます。

- 画面右上の「シドニー」が選択されたリストをクリック
- 表示されたリストから「アジアパシフィック(東京)」をクリック

リージョンが「シドニー」から「東京」に切り替わります
日本で利用するWebサービスや環境だったら「東京」にしておくのが無難です。(距離が離れた場所にサーバを設置すると通信速度が遅かったり、違う都市だと色々と不便がおこります)
EC2インスタンスの起動画面を開く

- 左メニューの「インスタンス」をクリック

- 画面にある「インスタンスを起動」ボタンをクリック
EC2インスタンスを起動する

EC2インスタンスを起動するための設定をしていきます。

EC2の設定を項目別に紹介します。
名前とタグ

- 名前
- 例)Web Server
アプリケーションおよびOSイメージ(Amazonマシンイメージ)

- Amazonマシンイメージ(AMI)
- 例)Amazon Linux 2023 AMI
- アーキテクチャ
- 例)64ビット(x86)
Amazonマシンイメージ(AMI)
必要なソフトウェア構成(OS、アプリケーションサーバー、アプリケーション)を含んだテンプレート
インスタンスタイプ

- インスタンスタイプ
- 例)t2.micro
インスタンスタイプ
CPUやメモリ、ストレージなどのさまざまな組み合わせ(簡単に言うとサーバのスペック)
キーペア(ログイン)

- キーペア名
- 例)新しいキーベアの作成をクリックしてキーペアを作成
キーペア
EC2インスタンスへSSHで接続する際に必要な鍵
キーペアの作成
- キーペア名
- 例)aws-my-key
- キーペアのタイプ
- 例)RSA
- プライベートキーファイル形式
- 例).pem
そして「キーペアを作成」ボタンをクリックします。
※ここでキーペアは必ずダウンロードしておくこと!(再ダウンロードはできません)
ネットワーク設定

- ファイアウォール(セキュリティグループ)
- 例)セキュリティグループを作成する
- からのSSHトラフィックを許可する
- 例)チェックする
- インターネットからのHTTPSトラフィックを許可
- 例)チェックする
- インターネットからのHTTPトラフィックを許可
- 例)チェックする
SSHトラフィックを許可する
EC2インスタンスへSSHで接続する場合はチェックしておきます(ほとんどの場合チェックで大丈夫)
インターネットからの HTTPS / HTTP トラフィックを許可
Webサーバを構築する場合はチェックしておきます
ストレージを設定

- ストレージ
- 例)8GiB、gp3
ストレージ(ボリューム)

- サイズ
- 例)30GiB
- ボリュームタイプ
- 例)gp3
- IOPS
- 例)3000
- 終了時に削除
- 例)はい
- 暗号化済み
- 例)暗号化なし
- スループット
- 例)125
概要

- インスタンスの数
- 例)1
ここまで出来たら「インスタンスを起動」ボタンをクリックしてEC2インスタンスを起動します。


これでEC2インスタンスが立ち上がりました。
EC2インスタンスへSSHで接続
つぎに起動させたEC2インスタンスへSSHで接続を行います。

EC2インスタンスにSSHで接続する際に必要な情報をコピーしておきます。
- パブリック IPv4 DNS
- 例)ec2-***-***-***-***.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com
$ ssh -h ec2-***-***-***-***.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com -i aws-my-key.pem
, #_
~\_ ####_ Amazon Linux 2023
~~ \_#####\
~~ \###|
~~ \#/ ___ https://aws.amazon.com/linux/amazon-linux-2023
~~ V~' '->
~~~ /
~~._. _/
_/ _/
_/m/'
Last login: Thu Sep 14 10:47:02 2023 from ***.***.***.***
[ec2-user@uteee ~]$
これでEC2インスタンスへSSHで接続できました。
以上がEC2インスタンスの起動手順です。
次のステップでは「RDSを起動する手順」としてMySQLサーバを作成します。
- AWSでアカウントを作成
- EC2でLinuxを作成
- EC2作成
- SSHで接続
- セキュリティグループ設定(ファイアウォール)
- ElasticIP設定(グローバルIPアドレス)
- RDSでMySQLを作成
- セキュリティグループ設定(ファイアウォール)
- EC2のLinuxにSSHで接続してWebサーバを構築
- Nginx
- PHP-fpm
- MySQL
EC2について
ここからはEC2についての補足になります。
インスタンスタイプについて
EC2のインスタンスタイプでサーバのスペックを決めます。
インスタンスファミリ
- T
- バースト可能な汎用タイプ
- M
- バランスがとれた汎用タイプ
- バランスの取れたコンピューティング、メモリ、ネットワークのリソース
- C
- コンピューティング最適化
- 高パフォーマンスプロセッサの恩恵を受けるコンピューティングバウンドなアプリケーション向け
- 例えばバッチ処理や化学モデリングなど
- R
- メモリ最適化
- メモリ内の大容量データを処理するワークロードに対して高速なパフォーマンスがでる
- P
- 高速コンピューティング
- ハードウェアアクセラレータを使用して浮動小数点計算やグラフィックス処理などの機能をCPUで実行中のソフトウェアよりも効率的に実行できる
- I
- ストレージ最適化
- ローカルストレージの大規模データセットに対する高いシーケンシャル読み取りや書き込みを必要するワークロード向け
インスタンス世代
数が大きいほど世代が新しくなります。世代が新しい方がより高性能となっています。
そのほかのEC2の機能とか
EBS
EC2インスタンスにアタッチしてデータを保管しておくサービス
ELB
複数のサーバに適切にアクセスの負荷分散させるロードバランサーのサービス
ElasticIP
Auto Scaling
起動インスタンスの台数を自動的に増減させることができるサービス
無料枠でも課金される罠
ElasticIPと紐づけたEC2インスタンスを停止すると課金されます。もし停止する場合はElasticIPを解放する必要があります。
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