競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【青葉賞 2024 レース回顧・結果】意外な差し馬場での青葉賞

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青葉賞 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 シュガークン 2:24.2 33.9
2 ショウナンラプンタ 2:24.2 33.6
3 デュアルウィルダー 2:24.3 33.5
4 サトノシュトラーセ 2:24.4 34.0
5 ウインマクシマム 2:24.4 34.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 青葉賞 2024

 

4/27 青葉賞 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は-1.0秒/1000mレベルとみられ、前週の開幕初日からあまり内優勢のイメージがなかった馬場はすでに中ほどベストの状態となっている様子

 

逃げたパワーホールが後続を離しての逃げで(2番手ポツンのウインマクシマムを挟んで、)集団馬群は前半1000m1分01秒前後通過のやや遅めのペースが実態だったとみられる(レースの前半5F通過は59秒5のハイペース)

 

12.3 - 12.1 - 12.4 - 11.7の瞬発戦となっての、2分24秒2の標準タイムでの決着

 

上記の通り離して逃げたパワーホールの演出での変則ラップフィニッシュ戦となったが、ラスト1F11秒7も含め時計以上の評価が可能な好戦

 

 

 

青葉賞 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

フォスターボンド

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

絞れて動けるようになっていた点はメリットがあっただろうが、仮にもこの重賞級のメンバーに混じって、終盤の伸びは上位と遜色ないものを披露していたので先につながったとして良さそう。2勝クラス突破までは可能性は高まっている。

陣営も公言しての通り、後肢に課題を抱えるなどの未完成な部分からやはり行き脚がつかない点で後方からになってしまっているが、それでこれだけやれていれば完成した際にはさらに楽しみがある(もっとも、この時点では他にもそういった未完成の馬もいるのだが)。

1~4着勢と比べれば、差し勢にはむしろ不利と言ってもいい最も内を通しての内容でもあった。

 

 

ウインマクシマム / シュガークン / ショウナンラプンタ

そして、この日の馬場なら、上位で評価すべきはウインマクシマム(5着)だろう。

この好水準決着の中での0.2秒差(約1馬身半差)は、ラチ沿い優勢状況なら評価できないが、この日の馬場なら結構致命的といってもいい。

そうした中で、前半ほど後続を離しての2番手で進め、しかも直線では集団馬群の先頭(これによって絶好位で運んだのに負けた、と弱く見られるはず)だったというのは非常に負け方としても良く映る。

しかも、当然その他上位馬と比較して鞍上差もあった。

 

勝ったシュガークンに関しては、さすがに何から何までスムーズすぎてどうかも、歴代の青葉賞勝ち馬の水準と比較しても見劣らない内容であったことは事実。

今日のところのポイントは、本当に強いところとはまだ当たっていないこととしておく。

 

対して、2着ショウナンラプンタはあれだけ序盤に力んで(掛かってもいただろう)、それが理由でおそらく下げざるを得ないといった具合に、やりたい競馬が出来ない中で力を見せている。

いくら、2週目にして早くも異様に差し馬場になっている中で、おそらく直線ベストの部分を走ってのものとはいえまだ相当上があって良さそう。

ダテにG1上位人気だった馬ではなかったといったところか。と同時に、現状ではやはりこの馬は相当乗り難しいなというところ。

 

4着サトノシュトラーセは、直線での不利(内から寄られ、2~3頭分さらに外へ立て直さざるを得ず)がなければおそらく3着で、やはり重賞でも十分戦っていけそう。