先日は

こちらの学校にお邪魔して参りました。

 

 

 

成蹊中学・高等学校。

(武蔵野市吉祥寺本町。最寄駅:吉祥寺よりバス)

 

 

名前のとおり、

成蹊大学の付属校

になります。

 

広大な同じ敷地内に

小学校から大学までがおさまっています。

 

 

学園入口から

中高の校舎までは

「新東京百景」に選ばれている

ケヤキ並木を歩いていきます。

 

 

成蹊大学の付属校ではありますが、

内部進学する生徒さんは

そこまで多くありません。

 

成蹊大内部推薦・・・3割

他大学年内入試・・・3割

 〃 一般入試・・・3割

 

というのが、

卒業生みなさんの

進路状況のようです。

 

(※年内入試:

指定校推薦・公募推薦・総合型選抜など

1月を待たずに進学の決まる方式の入試。

私立大学受験において、合格者の半数以上が

「年内入試利用」であるというのが現状です)

 

 

 

高校からの募集もありますが、

募集人数はほんのわずかです、

また今回の説明会は

中学部のものでした。

 

 

校長先生は

「リベラルアーツ教育」について

熱くお話しいただきました。

 

 

こちらでは

広大で充実した設備で

幅広い教養を身につけていきます。

 

なにせ、

大学と共有ですから

野球場のほかに

400mトラックの競技場・ラグビー場

サッカー場、豊富なテニスコート、

さらには

ハンドボール専用のコートなどもある。

 

 

図書館は

中学と高校とで2つあり、

蔵書数は16万冊にものぼります。

 

 

「本物に触れる教育」

実践されています。

 

説明会後、

コース別に校内を案内いただき、

ボクは理科の取り組みを

見せていただくコースに

参加させていただきました。

 

まず、中1の「地学」の授業で

原子構造とか「二酸化チッソ」の組成とか

そういうのをやっていました。

 

・・・地学で、です。

 

(そもそも、こちらの学校では、

中学の時点で

「理科」という教科名でなく

時間割として、

「物理」「化学」「生物」「地学」と

分かれています。

物理は2年生だけあるそうです。)

 

 

地学で原子を勉強するのは

それを理解することで

たとえば岩石のしくみであるとか

大気のこととかが

理屈として理解できるようになるからとのことで、

もちろん、化学や生物にも活きてきます。

 

↑こちら、

生物教室です。

 

奥に

生物部の教室がありましたが、

これが大変おもしろかった♪

 

 

生物部の生徒さんが

説明してくれましたが、

 

かなり珍しい生き物を飼育されています。

 

 

カメさんのほかに

 

 

カメレオンもいました。

 

 

ほかに

ヘビもいましたけど、

苦手な方も多いと思うので

写真は控えます^^;

 

あと、古代魚とか。

 

 

こうした生き物たちは

生物部のみなさんが

交代で面倒をみてらっしゃる、

もちろん、学校がお休みの日、

正月なんかも

交代で当番をしているとのことです。

(先生たちもそれに付き合うので大変です)

 

兼部もできるため、

生物部は高校で

一番大きなクラブとなっており

70名の生徒さんが

在籍していらっしゃるそうです。

 

標本もたくさん。

 

 

 

 

 

また、

公式な「気象観測所」

校内にあります。

 

 

「成蹊気象観測所」

1963年の開設から

1日も休まずに観測を続けています。

これはスゴイことです。

 

当時と比べると

たとえば東京タワーが

昔は1年に60日ほどしか

肉眼で見られなかったのが

さいきんでは300日ほど、と

5倍くらいになった、

すなわち、

東京の大気汚染が

改善されてきたことがわかる、とか。

 

 

データは

こんな風に

校内に掲示されています。

 

 

 

また、生徒さん自身も

観測に加わり、

その結果を書いていく

かなり大きめの記録用紙が

壁に貼られていました。

 

 

 

理科だけではありません。

 

別のコースでは、

「弦楽器に触れよう」という

見学ツアーがありましたが、

 

高校1年生は

バイオリン・ビオラ・

チェロ・コントラバス

といった弦楽器の演奏に挑戦するようで、

 

ギターくらいなら

どこの学校でもありますが、

たしかにバイオリンやチェロとなると、

いろいろ楽器をいじってきたボクも

ほんの1~2度触ったことがある程度。

その練習ができるというのは

うらやましいなぁ。

(来年は、

そっちの見学ツアーに参加しようと

すでに思ってますw)

 

さらに、

「チマチョゴリを着て

韓国語を習う」とか、

 

「深海魚を解剖して

最後は、おいしくいただく」、

 

「豚の内臓の解剖」については

新鮮でないとできないことなので、

なんなら空輸することもあるそうで、

 

あらゆるところに

「ホンモノ」が転がっている感じです。

 

 

探求学習にも力を入れ、

吉祥寺の町改善に取り組んだり、

「10年後の社会とどうかかわるか」

というような

全員参加型のプログラムのほか、

 

希望者参加型探求では、

企業連携も実施。

 

 

↑こちら、

おみやげでいただいたオリジナルグッズですが、

 

左は大正製薬とのコラボで生まれた

オリジナルのリポビタンD。

 

右は、

同校のマスコットキャラクター

「ピーチくん」を模した

ミネラルウォーター。

(桃の味はしませんw)

 

こういうところにまで

生徒さんがコミットします。

 

修学旅行も

生徒さんたちのプレゼン大会で

行先が決まるとか。

 

 

高校卒業後の進路実績でいえば、

東大をはじめ、

難関大学について

学校推薦型選抜での

合格者が増えているそうです。

 

それも

「リベラルアーツ」を

大事にしているから。

 

 

ものすごく

説得力がありました。

 

 

猫kama

 

 

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