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私にとって怒涛の四月が終わりました。学童保育で働いているので四月は大変です。
今年は、神奈川新聞社主催の神奈川文芸賞の募集がある年で(隔年開催)、六月の締め切りにむけて作品を書いています。審査員である柚木麻子さんの作品を何冊か図書館で借りて読んでいて、返しにいったら、大好きな東野圭吾氏の、予約していた「白鳥とコウモリ」が、何年も待ってきていたので、そちらを優先に読みました。
「白鳥とコウモリ」はタイトルでわかるように、白と黒の対比です。
白は無実の人であったり、黒は犯人であったり、または白は被害者とも言えます。被害者の名前は白石でした。犯行を認めたのが倉木。黒を想像させます。
ここからは、ネタバレになりますが、初めに殺されて被害者となった白石なる人物は昔、大学生のころ殺人を犯してしたんです。
殺してしまったのは、詐欺師まがいの悪徳商法者。そいつに被害を被っていた倉木が現場を目撃し、白石青年を逃がし、指紋などもふきとってしまう。
そのせいで別の人物が冤罪で逮捕され留置所で自殺してしまった。
結局白石を殺したのは冤罪家族の孫で、殺してみたかったから殺したという頭のおかしい中学生。
初めは刑事主導で謎がとけていくが、白石の美しい娘と倉木の一流企業息子がいっしょに腑に落ちない点を確かめに行ったりして真実に近づく。
初めは被害者の娘と加害者の息子という関係だったが、最終的に白黒逆転した感じ。
倉木の自供は嘘で無罪だったことがわかる。冤罪家族と親しくなっていた倉木は癌を患っていて余命が短かったので、冤罪家族の守るため嘘の自供をしたのだった。
とまあ、こんな話でした。
犯人が頭おかしい中学だったというのは、残念でした。
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