御殿山の桜

ゴールデンウィークの最中に季節感無視の記事で恐縮です。掲載順の関係で、前回記事で御殿山あたりを歩いてやっと今年の桜の写真をアップできるターンになりました。

品川・御殿山ヒルズの2つの高層タワーの足元にこじんまりとした庭園が設けられています。広くはないのですが、谷底にある水辺を森が囲んで、中に入ると都心とは思えない鬱蒼とした森の中の気分が味わえる上手な造りになっています。城南地域で春の桜、秋の紅葉が楽しめるわたしのお気に入りのスポットのひとつです。

この日は「名所江戸百景」行脚の途中で時間が限られるため谷には降りず、上から花を見下ろして撮ることになりました。桜はあと1日待てば本当に満開だったのでしょうが、これくらいの咲きっぷりも「作為の無い出会い」な感じがして、良き哉。


いつ雨が落ちてきても不思議でない空模様だったので、いつもは持ち出さない全天候型の重たいスターレンズ HD DA16-50mm F2.8 ED PLM AW をK-3IIIに付けているのです。おかげでいつになく画質が良い(笑)。

そういう天候だと冴えない曇天の味気ない白い空を写さずにどう撮るかも大切なポイントになります。その点、周りから谷を見下ろす格好で撮れるこの庭園はわりと撮りやすくて、期せずしてこの日にぴったりだったかもしれません。

見下ろして遠景で撮るだけではありません。間近に満開の花をつけた枝を伸ばしてくれる木もいくつかあり、これ幸いと寄って撮影。

毎年同じような花を同じように撮っていて工夫も進歩もありません。しかしそういう単純再生産写真でも、永世ビギナーの自己満足と精神衛生にはおおいに寄与する春の花であります。

去り際にもう1ショット、上から俯瞰の桜を撮っておきましょう。

わたしの技量ではこれ以上どう撮っても同工異曲の写真が並ぶだけになるので、これくらいにしておきます。この日はまだこの先3か所で桜絡みの写真を撮らねばなりません。

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