こちらに載せている情報は全て正しいとは限らないという目線でお読みください。私自身新しいことを学ぶ度に、間違えていたと気付くことが多々あります。よろしくお願いします!
こんにちは!
理学療法士 & フィットネスインストラクター の村田育子です(^^)/
本日は 太っていると本当にひざがいたくなるのか? の第4弾。
そもそも なぜこのテーマで連投しているのか言うと
ひざが痛い患者さんやクライアントさんからよく聞かれるこちらのコメント。
「痩せなきゃひざ治らないでしょ?」
「お医者さんからダイエットするように言われた。痩せなきゃ・・・」
うーん。
あながち間違えては ない。
でも 「太っている=ひざが痛くなる」
これは完全に イコール ではない。
ということが伝われば良いなぁ と思って。
なぜなら 痩せるのに2年かかったら2年間ずっと痛いのを我慢することになるし
本当は歩き方の癖を修正すれば
ひざの痛みに悩まされなくて済むかもしれないのに
「太ってるから痛いんだ」 と諦めるのは もったいない。
それに ダイエットしてせっかく痩せても治らない可能性だってある・・・。
ということで、
ではっっ
前回までの記事では、
「膝は外へブレやすく 外へブレると痛くなる」
というところまでお伝えしました。
前回記事→https://ameblo.jp/icco2525/entry-12505842070.html
となると、なぜ膝は外にぶれやすいのか?
という疑問が生まれませんでしょうか。
ということで今回は、
なぜひざは外にブレやすいのか について考えるために、
ひざが外にブレるタイミングである 「歩き」 について見ていきます。
本日は 「歩く時の正常なひざの動き」 について。
「歩くときの正常なひざの動かし方」 を知ってこそ
「異常」 であるひざの外ブレの原因が見えてくるはずです。
※もちろんですが ひざの痛みの原因は様々あります。片方の膝だけ外にブレている場合は身体の使い方の左右差に問題があることが多いです。今回はそこには触れず、一番良くあるパターンである 「両方のひざが足が着地するタイミング(立脚初期)で外にブレてくる場合」 についてフォーカスして話を進めて行きます。
歩行中 足が着地すると ドシーンと衝撃が来ます。
歩行中は加速度もついてますので 結構衝撃がきます。
この衝撃はどこに行くのでしょうか?
どこかが上手に吸収しなければ 私達は脳しんとうになりますし
いたるところの関節が衝撃に耐えきれず痛くなるでしょう。
特にひざなんてこんな感じの The・不安定 な部位ですから
足首や股関節に比べると 衝撃に弱そうなのは想像に容易かと。
そうなんです。
私達が何気なく歩いている時
実は自然と全身で衝撃を吸収しています。
その衝撃を吸収してくれているのは 主に
1) 胸のねじれ
2) 腰の横方向への曲がり と ねじれ
3) 股関節の曲がり と お尻の筋肉
4) 膝の曲がり と 太ももの筋肉
になります。
はい。ここでひざの登場!
「ひざの曲がり」 と 「太ももの筋肉」。
ひざの通常の動きは 曲げ/伸ばし=前後の動き であり、
これを 横方向=左右の動き で関節を使ってくると
痛みの原因となる とお伝えしてきました。
この 「ひざの曲げ」 で着地の衝撃を吸収する というのは、
つまりひざを 前に 動かして使うことであり、
これは 安全なひざの使い方ですね!
この時 太ももの筋肉は ひざが曲がり過ぎないようにブレーキをかける役目をしています。
この 「ブレーキ」 こそまさに 「衝撃吸収」。
こうやって1歩1歩の衝撃に対して
ひざを前方向に曲げて筋肉を使って衝撃吸収することができれば、
ひざへの負担は減りますよね!
この歩き方なら ひざは痛くなりにくいです。
これが 「歩行中の正常なひざの動き」 です。
いかがでしたでしょうか(^^)/
まとめますと
良い歩き方では ひざは着地の時に
ふんわりと やんわりと でも心強く 筋肉を使ってコントロールして
曲がる のであります。
ではこれを踏まえて 次回は、
ドシドシと バタバタと 心もとなく 筋肉を使われずに(すなわちコントロールされない)
ひざが外にブレる 「良くない歩き方」 について見ていきたいと思います。
続くっっ
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