花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春に咲くー№ 9

2024-04-20 | 植物 花

今日の樹木花は、「ハナズオウ」(花蘇芳)の花です。

<「ハナズオウ」>

早春、枯枝にピンク色の ”粒々” が、沢山着いている様に見える花芽も、今は、蝶型の花を開花させています。

花柄が、短いので、枝に直接着いて咲いている様に見えます。

花弁が、染色で使う<蘇芳色>なので、此の名前が付いた様ですが、白色の花を咲かせる品種も有ります。

秋には、鞘に入った豆果になります、葉は、ハート形で落葉します。

マメ科、ハナズオウ属、中国原産、落葉低(高)木、学名   Cercis chinensis,

英名   Chinese rebbud、別名「スオウバナ」(蘇芳花)

他にアメリカに分布する「アメリカハナズオウ」  Cercis canadensis

地中海沿岸に自生する「セイヨウハナズオウ」 C.siliquastrum  等が、有るようです。

此の「セイヨウハナズオウ」は、「ハナズオウ」に比べて樹高が、12m 位 と、「ハナズオウ」の 3~4m 位の樹高を超します。

亦、「ユダの木  /  Judas tree」と言う名前も付いていますが、其の由来は、キリストを裏切ったユダが

此の木で首吊りしたからとか、命を絶った此の場所に生えた木だからとか伝えられています。

此の為、花言葉が、<疑惑>、<裏切り>、<不審>と花の姿とは、懸け離れていて残念です!!

但し、本当の理由は、此の木の自生が、フランスの地中海沿岸に多く、

フランス語では、「ユダヤの木」と称されているのが、「ユダの木」と間違って使われた由、


<他の画像>


下図 は、樹高が10m 以上にもなる大木、「セイヨウハナズオウ 」です、少しちがう印象ですか

秋には、ハート型の葉が綺麗に紅葉します、マメ科特有の種子も

鞘入りの豆果


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