デッドプール VS. ウルヴァリン

ダニエル・ウェイ他 (著), スティーブ・ディロン他 (イラスト)
デッドプール VS. ウルヴァリン

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

常軌を逸した戦闘能力とユーモアセンスを持つ“おしゃべりな傭兵”デッドプール。
ただならぬ頑強な肉体と精神を持つ“不死身の男”ウルヴァリン。
時に友情を育み、時に憎しみ合ってきたこの二人が、命懸けの戦いを繰り広げる。
情け無用。残酷無比。ユーモアとアイロニーは盛りだくさん!?
前代未聞の死闘を選りすぐった、日本オリジナル編集の短編集が登場。荒ぶる二つの魂が、ついに激突する!!!

■感想
デッドプールとウルヴィが戦う話を３つ集めた短編集です。

１作目は初対決を見せるために入れられたもので、前後の物語のつながりはブツ切れ感がややあります。

２作目がこの１冊の主になっていると思います。
死なない同士のド派手な戦いを堪能するもの、かと思いきや。
序盤はただアクションが盛り沢山な爽快なものに見せかけておき、終盤で明かされるウルヴィの思惑で物語がぐっと深いものになります。名作、名対決と言われるのもうなづけます。
ウルヴィの重要なエピソードの一つとして見ても良い作品でした。

３作目は単発ギャグです。
これはふたりの戦いというより、共闘でした。
敵を倒すためとはいえ、デッドプールにジーンのコスプレをさせるとは。面白かったです。