18きっぷは使い切らねばなりません。
しかし以前のように、始発に乗ってできるだけ遠くを目指すようなことをする気合いは失われてきました。
大垣夜行、上諏訪夜行、快速ムーンライト、、、以前は岐阜や長野、新潟をスタート地点として、まだ見ぬ土地を攻める楽しさがありました。
2泊で18きっぷが一冊買えてしまえるような高価な宿泊は出来ませんでしたし、漫喫も無い時代、かと言って野宿は辛すぎるため、だいたい夜行日帰りで帰ってくるプランでした。これで行ける範囲は概ね乗りましたが、飯田線、飯山線、米坂線は乗り残してしまい、今ではそれなりに新幹線にお金をかけないと乗りつぶせない路線となってしまいました。
これ以上外側の陸羽東西線以北や三陸各線、高山本線以西は、当時から18きっぷ夜行日帰りでは無理でしたので、大人の新幹線課金力でやっと少しずつ潰しているところです。
話は戻り、18きっぷが余った時は近場の未踏路線を乗りに行くわけですが、先日乗った水郡線常陸太田支線で関東近県はほぼ完乗となり、残るは吾妻線のみとなりました。これを乗るには、それなりに早起きして気合を入れる必要があります。
こういう時は、房総半島一周や、水戸線〜両毛線〜八高線、相模線などで関東一周などに18きっぷを消費していましたが、これら一筆書きは今は大回り乗車でも出来てしまうので、イマイチ勿体無い感じもします。
というわけで、どうでもいい前置きがやたら長くなりましたが、18きっぷを活かして行き止まりの路線である日光線に数十年ぶりに向かいました。
少し前は茶色帯のメルヘン205系が走っていたように思いますが、今は新鋭E131系です。
宇都宮から日光は、近いように思っていましたが1時間弱かかります。
ここも、先日の鹿島臨海鉄道と同じく緑のトンネルです。
車両限界よりもずっと近くに木の枝が迫ります。
途中駅は多くないですが、複数回の列車交換がありました。
東武線が見えてくると、終点日光です。
ここに豪華列車四季島が立ち寄るというのは、とても素敵なことに思います。新幹線ばかりとなってしまった日本ですが、まだ各地に路線が伸びていることの価値を感じます。
立派な駅舎です。
栄えているのは東武日光駅の方です。お土産屋さんが多くありましたが、観光地としての本丸はここではないというのが、箱根湯本との違いでしょうか。
ここから、わたらせ渓谷鉄道の終着である間藤駅までバスで近いようなのです。このルートはいつかやってみたいです。今回は東武の誘惑に駆られ、下今市にSLを見に行くことにしました。
東武日光駅は、ローカル用の1-2番線と特急用?の3-5番線が大きく分かれています。
東武日光を出た列車は、すぐに下今市駅に到着します。
下今市駅からすぐの鉄橋で写真を撮ってみましたが、ガーターで列車の下部が隠れるのでオススメできません。
それでもSLは素敵です。カニ目のC11にヨ。14系や12系も、令和の時代に走ってくれるだけで感謝です。
ちょうどスペーシアXが来る時間の転車台。これは狙ってやっているのだと思います。
北斗星色のDE10もまわります。
やはりSL列車は、その地域の観光資源として強力な武器になるのだと思います。
SL大樹の走行距離はマニアには物足りないですが、一般の観光アトラクションとしてはちょうど良いと思います。
やまぐち号やばんえつ物語、パレオエクスプレスは、SL乗車を移動手段として捉えねばなりません(鉄道なので当たり前ですが)。ただ、これを家族旅行のプランにうまく入れ込むことはなかなか難しいです。
SL大樹の安く、ちょこっと乗れて、本数もあり、往復して戻ってくるプランも考えられる設定は、実に考えられていると思いました。
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