風景写真家 縄手英樹のブログ

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落ち椿

2024年04月01日 | 写真
三月に山陰を旅していて出会った1コマ。
半逆光に照らされた赤い花びらが散策路で最後の輝きを放っている。なぜ椿は花のまま落ちるのか。そこには椿が生き残る為の理由があった。昆虫が活発に動かないこの時期のポリネーターは鳥で、蜜を吸いに来て花粉を付着させるには、正面から蜜を吸わせないといけないが、木の枝に花があるとそれは難しい。しかし、花びらが地面にあれば鳥は地に足を着けゆっくりと正面から蜜を吸うことができる。自然の摂理には恐れ入る。
風景写真家 縄手英樹 https://nawatephoto.com/


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