Betsujin28gouのアラフィフVoyage

アラフィフ乙さんの変身その他モロモロです

洋風浴衣メイク2 【恐怖】声をかけられてしまいました の巻

 

またもや、前回更新からだいぶ経ってしまいました。

秋祭りも終わったとゆーのにまだ浴衣()

でぇー、今回は真夏の恐怖体験のお話です。

なんと、浴衣で外出中に声をかけられてしまったんです。

あっ、洋風浴衣メイクをしたときの話なので数年前の出来事なんですけどね。

 

そもそも私は子供の時から引っ込み思案で気が弱く

親にも「石橋を3度叩いて渡らない」とか言われてたぐらいで

ハプニングとかあばんちゅーるとかものすごく苦手なんです。

 

なぜなのかは自分なりに結論が出ていて

要するに、予想外のことが起こった時にうまく対処できないんですね。

おバカなので頭の回転が悪すぎて思考がついていかない。

口八丁手八丁でその場をごまかす能力とか皆無なんです。

ハプニングを楽しむ心の余裕を持てないんですね。

 

だから、女装のまま脱出とかも自分には考えられない。

恥ずかしいとか自信無いのもありますが

万一何かあったとき、どうやって問題を解決できるのか全く想像つかない。

1人で問題解決する自分の姿をイメージできないですね。

エリカ先生にはよく脱出を勧められるんですが

自分にとってはリスクもハードルも高すぎて始めから無理と諦めてます。

 

では、ハイクオリティメイクを落とさず家で地鶏するために

いつもどうやってメイクしたまま帰っているかというと

実は「どこでもドア」を使っているんですね。

車という名の「どこでもドア」です。

もちろん時間はかかりますが、移動時のトラブルさえなければ

車のドアを閉めて、次開けた時にはもうおうちなわけです。

 

しかし、ここでひとつ問題点が。

上記の通り、車に乗ってからは何の問題も無いのですが、乗るまでが大変。

お店からコインパーキングまでたったの数十メートルしかないのですが

その間は無防備状態になってしまうんです。

こんな言い方すると、ヒーローものやアクションものの設定みたいで

なんかカッコ良さそうですが()

自分にとっては本当に恐怖の「でんじゃあぞーん」なんです。

 

いつもはコスチュームを着替えて帽子にマスクにサングラスして

あからさまにあやしいカッコで「でんじゃあぞーん」を切り抜けるのですが

和服は他のコスチュームと違って一度脱いだら1人で着るのは無理なので

今回は意を決して、浴衣コスチュームのまま帰宅したわけですけど

もうヘンな汗でるし心臓バクバクだし最悪でした。

 

で結局、「でんじゃあぞーん」を浴衣で移動中に何が起こったかというと、

 なんと!優しい殿方(うぷぷ)に声をかけられてしまったのです。

 

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「およしになって」のポーズ(写真はイメージです)

 

 

その方を仮に「サラリーまんきん太郎さん」としましょう。

そのとんがり靴のまんきん太郎さん()、

交通量の多い大通りを無謀にも横断する子猫のように

人通りが少なくなったのを見極めて猛ダッシュ!

なんとか「でんじゃあぞーん」を切り抜けて

速攻でコインパーキングに英世をブチ込み

車に乗り込もうとしたその瞬間!

 

 

 

「ちょっと、すみません!」

やあめろおおおおお(加藤茶調)

ひいいいいいぃぃぃぃー

あとちょっと、あとちょっとと思っとるのが

わからんのかあああ!

 

どどどどどうしたもんかどうしたもんか

とりあえずこの場はちゅどーんと爆発して

「今の爆発で誤魔化せたとも思えんが」とか言ってごまかそうかしら

などとしょうも無いことを考えつつ固まっていると

 

 

 

「落ちましたよ」

 

は?

 

見れば

帯の結び目の一番カッコイイ部分が落っこちているではありませんか。

焦って乗り込もうとしたとき、シートに引っかかって落としたのに気がつかなかったんですね。

 

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説明しよう!(富山敬調)

丁度いい帯の写真が無かったのでヘアスタイル参考用の画像で代用

写真の右下の隅っこにちょっとだけ写り込んでるのが帯の結び目の一番カッコイイ部分

最近の浴衣は便利に取り外し式になっているんですね

反則やー()

帯を巻いた後に上から差し込むんですが、ここが取れてしまったのです

 

 

「すすすすすみません」

あーあ声で確実にばれちゃったな。

側面からは顔が見えにくい髪型だったので

遠目にはちょっと良さげなおねえさんに声をかけたつもりの

若者の夢をこわしちゃったかも。

いや、もしくは場所が場所だけに始めからわかってたのかもしれませんが

今となっては知る由もなし。

とにかく、落っことしたの気付いてわざわざ教えてくれたんですね。

そして、その優しいとんがり靴の君(改)は名乗ることも無く

そのまま去って行かれました。

おかげで私はカッコイイ部分を無くさずに済んだのです。

 

 

というわけで「まんきん太郎」言いたかっただけの

真夏の恐怖(私にとって)のお話でした。